2ヶ月ほど前、RCの卓話で著者の理央周さんと数年ぶりにお会いした。
卓話もとても分かり易い内容でいい学びになった。
スライドもさすがのセンス。
僕もあんな感じで作れるといいけど・・・。
後日、ありがたいことに最近、出版された著書を送って頂いた。
マーケティング関連の書籍を以前はよく読んだが、すっかりご無沙汰状態。
たまには脳が退化しないためにも読んでおく必要がある。
こちらもいい機会を頂いた。
マーケティングや経営戦略は一通り学んだが、忘れていることも多い。
そして、時代と共に変化もしている。
原理原則は大きく変わらなくとも、
手法や環境が変われば取り組み方もそれに即した対応が必要。
本書では多くの事例を基に分かり易く解説している。
専門的な知識がなくても、すんなりと頭に入ってくる。
経営者や幹部メンバーは構造的に理解しておく必要はあるだろうね。
担当者や部門に任せるにしても、
最終的に組織をまとめる上で仕組は重要だし。
理央氏は大学で教鞭をとられたり、
首都圏でも活動されているが起業当時は名古屋が中心。
事例には僕が普段お世話になっている経営者の企業も取り上げられている。
全然知らない内容だったが、販路拡大において大きな成果を上げた。
身近なところで成功体験があると必要性はより感じる。
小さな気づきを顧客視点でどれだけ持てるかで自社の果たす役割も変わる。
分かっているようで分かっていないことは分析し検証しないと・・・。
基本に忠実に従うことはいつの時代も変わらない。
インサイトという言葉も当たり前に使われるようになった。
カスタマージャーニーもいずれ当たり前になっていくのかな。
僕自身が先端のマーケティングを実施するわけではないが、
どんな行動やコミュニケーションが必要かは常に意識しておかなきゃいけない。
改めてその重要性を認識することができた一冊。
ぜひ、読んでもらいたい。
ありがとうございました。