今年に入って韓国映画は4本目。
意識をしているわけではないが、かなりのペース。
4月に観た「ハンサン 龍の出現」はブログを書きそびれたが(汗)、他の作品は書いている。
本作も韓国映画らしい作品。
二転三転する展開や極端な人物の描き方がそう感じさせる。
ようやく傾向性が分かってきたぞ。
ちと遅いか(笑)。
その方が盛り上がるし、緊張した状態が続き、結果として面白い作品になる。
こうして世界に認められていくのだろうか。
日本映画として盗めるところは盗んだ方がいい。
原題は「Christmas Carol(クリスマス・キャロル)」。
どこをどう間違ってこのタイトルになったかは不明だが、
予告編を観た人は邦題がしっくりくる。
「愛と青春の旅立ち」みたいなもんだね・・・。
舞台設定はクリスマスだし、
映画の中でもクリスマス・キャロルという言葉は何度も出てくる。
この曲が韓国では定番ソングなんだろう。きっと。
ストーリーに巧みに絡み合い、キーワードとして成り立つ。
そう考えるとやはり原題がよかったのではと思ったり。
僕は韓国人俳優をほとんど知らない。
特に男優はほとんど知らない。
興味がないせいもあるが、名前も覚えられない。
しかし、主役を演じたパク・ジニョンは覚えられそう。
暴力的な兄と障害を持つ弟の一人二役の双子を見事に演じている。
同じような顔つきだが同人物とは思えない。
韓国では人気アイドルグループなので、更に人気が出るのか?
弟の仇を取るためにわざわざ少年院に入り、その中で事件を引き起こす。
それだけでもあり得ない世界。
登場する2人の教官もあり得ないと思うが、
韓国は日本以上にダイバーシティが進んでいるのか。
いや、待てよ。
これはダイバーシティという言葉で片づけてはいけない。
相当深刻な問題。
先日観た「不思議の国の数学者」もそうだが、この国の教官、教師は乱れまくっている。
日本でも教師の犯罪は多いが、韓国はそれ以上かと勘繰ってしまう。
大富豪やそのボンクラ息子も酷い。
この描き方も共通していたり。
そんな人物が叩かれることも共感を呼び、映画として盛り上がる。
それも韓国映画の特徴なのかもね。
あの手この手で攻めてくる韓国作品。
なぜか見入ってしまう。
日本映画も負けないでほしいね。