ちょこまかと書いてきたベストテン95回全史だが、ようやく最終回。
1冊の書籍で9本のブログを書いたことになる。
なんというお値打ちさ。
最後は2010年から21年まで。
会社的には社長になったことで多忙にはなったが、時間の自由度が増した。
また、子供たちも親の手から離れ、家人にも愛想をつかされ、
(違うと信じたい・・・)
一人の時間も持てるようになった。
これまで観た映画は日記で少し触れていたが、
ブログもスタートしたので備忘録的に押さえるようになった。
映画コラムニストへの道を徐々に歩い始めた。
そうはいっても10年代前半はさほど映画館で観ていない。
15年が19本、16年が29本、17年が26本、18年が30本、19年が31本、
20年が28本(4月5月はゼロ)、21年が50本、22年が51本と少しずつ増えている。
本業が変わりつつあるのを理解してもらえるだろう。
ちなみに23年が6月28日現在で41本。
昨年をはるかに上回るペース。
映画コラムニスト仲間に負けないように切磋琢磨。
そう解釈してほしい。
以前はベストテン発表後にDVDやネット配信でランクイン作品を観る機会が多かったが、
最近は自分なりの予測がベストテンに反映されるようになった。
これはこれで楽しい。
コロナによって外出や飲み会が減った分、映画の本数が増えたのは事実。
ただ、今、考えても非常事態宣言期間の映画館の休館はどうかと思う。
人と話をしない安全な場所なのに休館を余儀なくされた。
閉館に追い込まれた映画館や経営状態が悪化した映画館も多い。
なんとも寂しい話。
2020年の年間興行収入は1432億8500万円と2000年以降では最低数字。
「鬼滅の刃無限列車編」が404億円と歴代1位の興行収入になったにも関わらず。
文化的には後退した。
誰を責めるわけではないが、映画業界に与えた打撃は大きい。
もちろん名大社も痛い目に合ったが・・・。
この10年ちょっとの特徴は日本でいえば世界的に注目される監督が増えた。
是枝裕和監督と濱口竜介監督がその象徴。
すいません。
最終回といったが、まだ終わらない。
もう少し書きたいので、次週へ続く。