先週からスタートした春のインターンシップは本日で終了。
親しい大学から依頼を受けて、3名の大学2年生にこの2週間の間、就業体験をしてもらった。夏のインターンシップはどこの大学でも当たり前のように実施しているが、春の実施は少ない。受け入れ先の企業も少ないため、学生に容赦なく働かせる我が社でも希望者は多いようだ(笑)。
大学2年生段階では就職の意識より、むしろ世の中の仕組みを知りたいという気持ちが強く働くようだ。まだあどけなさが残る学生が(失礼かな・・・)、そんな想いで参加してくれた。
体験することは夏のインターンシップとほとんど変わらない。座学、営業同行、電話対応、原稿作成、イベント運営と一通りの業務を行う。僕は毎年座学を担当し、いくつかのテーマに沿って、学びの場を提供する。
僕としてはできるだけリラックスさせ話しやすい雰囲気を作っているつもりだが、受ける本人はそんなことは全くないようだ。緊張しまくって、お腹を壊してしまうこともあったり・・・。
こんな人間でも立派そうな大人に見えるのかな(笑)。営業同行ではお客様に注意されたこともあったようだが、それも学生にとってはいい経験。
一つ一つの経験が自覚を芽生えさせ、成長に近づいていく。社会を知るには実体験が一番なのだ。
インターンシップの最後となるイベント運営の仕事では、このように自然な笑顔も見せてくれるようになった。(といっても、まだ硬いかな・・・笑)
昨日も一生懸命、イベント会場で来場者に声を掛け、与えられた仕事を爽やかにこなしていた。
学生にとって、春休みは最も気持ちがラクで、何のプレッシャーもない一番過ごしやすい期間だろう。アルバイトで多く稼ぐこともできるわけだし、旅行するにも値打ちな金額で楽しむことができるだろう。
一銭の収入にもならず、楽しいというよりは大変な事ばかりのインターンシップ。友達と遊ぶ時間も限られ、学生によっては何の価値もないものかもしれない。
でも、僕は思う。
この過ごした時間はお金を稼ぐよりも大切で、友達と遊ぶよりも重要だと・・・。
そんな風に少しでも思ってくれたら、本当に嬉しいのだけれど、どうかな?
2013年3月9日