今回のNumberを書店で見つけた時に、一瞬バックナンバーを発売しているのかと勘違いしてしまった。10年以上前の雑誌が並ぶわけもなく、すぐに特別号と理解したのだが、全く同じ表紙というのは紛らわしいが、僕にとっては実に嬉しいこと。日本サッカーにおいて一番喜ばしい時の発行だったし・・・。
せっかく目に留まったので、重要な箇所だけ立ち読みで済ませようとしたのだが、そうはいかなかった。
(かなりせこいですね。)
ゴン語録を読んでいるうちに買わないのが失礼だと思ってしまったのだ。
1999 また飛び込みますよ。正直、怖いけど、怖がって躊躇していたら僕がいる意味がない。
2001 すべてのプレーを偶然ではなく必然にしたい。
2012 下手だったから、もっと上、もっと上と頑張ることができた。
他にも名言が多数。
何となくオチャラケな発言がイメージされるが、奥深い発言の方が実は多い。泥臭く、がむしゃらなプレーが印象的だが、一緒にプレーした選手や監督は「頭がいい選手」と評することが多い。
にわかサッカーファンの僕としては、細かな面まではわからないが、今回の特別号を読んでも随所にそれを感じさせる。
この特別号では過去の記事も掲載されているのだが、そこも興味深い。
30歳を越えた中山に、当時、若手で活躍している選手との熾烈なレギュラー争いに関するインタビューがあった。その当時、若手と言われた選手は、中山よりも先に引退している。それも少数ではない。その大半が既に現役を退いているのだ。
その比較をするだけでも中山という稀有なプレーヤーを語るに価値があるのかもしれない。
やはり同世代の誇りだ。自分がたるいと感じた時なんかには、この雑誌はいいクスリになるであろう。
今回の特集は現役時代に一緒にプレーした選手のインタビューも掲載されている。ヒデであったり高原であったり・・・。
その一人にジュビロ磐田時代にプレーしたスキラッチの存在も。でも、これが不思議。どうしてキザで舌を巻くような口調になってしまうのだろうか。
「オレはもうアイツに惚れちまったんだよ!」
そんなイタリア語の表現あるのかな・・・(笑)。
2013年3月17日