愛知県では今週木曜日に公立高校の合格が発表された。中三の娘と嫁さんは、朝から志望校まで、その発表を見に出掛けた。
残念で仕方ないが、結果は不合格。第一希望の高校の受験には失敗してしまった。あれだけ頑張ってきたのにである。
その知らせを聞いた僕もショックではあったが、一番ショックを受けたのは本人。これまでの努力が報われなかった瞬間だった。
親バカかと思われるかもしれないが、この一年、娘は本当に勉強してきた。親が「勉強しろ!」なんて言った事は一度もない。自ら積極的に自分を追い込んで勉強に励んできた。もっと力を抜いてもいいじゃないかとこちらが心配するくらいにやっていた。
それでも、上手くいかない時は上手くいかない。「努力は裏切らない」と思ってきたが、時に神は裏切る。それも悲しいかな実力なのだ。
親のエゴに過ぎないが、できれば子供の辛い姿は見たくないものだ。それでも見なきゃいけないし、逃げちゃいけない。
この現実をしっかりと受け止めなければならない。それを本人が一番認識しなければならない。この悔しさをバネにしなければならない。この経験を活かすことができるのは本人しかないのだ。
すぐに立ち直るのは難しいかもしれない。それでいい。すぐに立ち直る必要はない。思いっ切り泣けばいい。時間が経過すると共に前向きにもなれるはず。
私立の受験も含めれば3勝1敗じゃないか。これまで大した失敗なんてしたことないじゃないか。一度くらい辛い思いをしないとバチが当たるじゃないか。そう考えて過ごしていけばいい。
結果は大切だ。世の中の評価は全て結果で判断される。しかし、僕はそんな事だけでは判断しない。これまでの努力をちゃんと見ている。むしろ失敗する方ががいい経験だとも思っている。(今は正直、まだ微妙だけど・・・)。最後の最後は努力は裏切らないはずだし・・・。
娘が頑張ってきたこの一年を、その存在を誇りに思っている。結果なんて関係ない。
そして、娘に願うこと。今の気持ちを忘れないこと。ちゃんと前を向くこと。自分を非難しないこと。大丈夫だ。これからを信じている。
2013年3月23日