先週3日(火)は第7回名古屋ファミリービジネス研究会Day5。
半年のプログラムもこの回を含め、あと2回。
月日の経つのは早い。

毎年、このタイミングは活躍する経営者を招いての講演会がメイン。
一昨年は株式会社オーダースーツSADAの佐田展隆社長による「迷ったら茨の道を行け」
昨年は株式会社エスワイフードの山本代表による「伝統を守りながら変わり続けることの重要性」
いずれも好評のうちに終えることができた。

今年は・・・と紹介したいが、講演会の前に行う各回の振り返りを少し披露しておこう。
まずはアイスブレイク的な僕の小話。

現在、行っている大学の授業からファミリービジネスに関わる採用について。
その流れからDay1の櫻山さんによる「ファミリービジネスのブランディング」。

Day3の丸山さんによる「ファミリーとビジネス」。

Day4の鶴田さんによる「事業承継計画の作成」。

そして今年はDay2の平林さんにはオンラインで参加頂いた。

わざわざ出先の羽田空港から「幹部の育成と家訓・家憲の存在」について
振り返りと課題のフィードバックを頂いた。

それぞれポイントを分かりやすく説明してもらったので、
最終回の課題発表も期待できるだろう。
恒例の西タイムでも事業承継計画を熱く語って頂いた。

1時間半程、みなさんに頭の中を整理してもらい、本番へ突入。
今年は株式会社アワーズの代表取締役社長山本雅史氏。

和歌山のテーマパーク「アドベンチャーワールド」を経営する三代目社長。
大阪からお越し頂いた。
テーマは「だれもがキラボシ 笑顔あふれるテーマパークの秘密」。

山本社長の生い立ちから事業への関わり方、事業承継、
企業理念に基づいた経営についてじっくりと話をして頂いた。
写真からも分かるように山本社長は爽やかで温厚そうな方。
話しぶりも、その行動も見たままといっていいだろう。

ただ、そこには深い信念と熱い想いが宿っている。
カリスマ経営者が立ち上げ、2代目がその事業を伸ばしたという同族企業にはありがちなケース。
3代目はそこで苦労する場合が多い。

山本社長もその一人に間違いはなく、会社を継ぐには相当な「覚悟」が伴う。
掲げた理念は「関わる全ての人をSmile(=幸せ)にする」。
この理念が明確になった時に会社を継ぐ「覚悟」ができたといわれる。
決めたら、それを貫く通す。
どんな横やりが入ろうが、それにこだわった経営をする。
優しそうな笑顔の中に強い気持ちを感じた。

Smileは社員、ゲスト(お客様)、社会を指し、その中でも社員が一番だという。
僕が社長時代も同じことをいっていたので、大いに共感。
山本社長の方針や取り組みに対して参考になった受講者は多い。
アンケートも100%の満足。
感謝、感謝ですね。

質疑応答は尽きず時間をオーバーしたため、僕の方で強制終了。
まあ、これは仕方のないこと。
みなさんも熱いからね。

その後は懇親会。
山本社長と担当の大本さんにも参加頂き、こちらでも大いに盛り上がった。

こうしてDay5もいい流れで終了。
残すはあと1回。
みなさんの課題の取組みに期待し、11月7日を迎えたい。

お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。