昨日は母校の4年生に対して就職ガイダンスで講演を行った。毎年この時期に依頼を受け、「中小企業の魅力と探し方」をテーマに1時間程度話をさせてもらう。
参加学生は昨年とほぼ同じ70名程度。5月も下旬に入り大手企業の内定も一巡した時期のため、参加学生はリスタートを図る時期。なかなか就職活動が上手く進まず悩んでいる学生が多いと予測されるが、顔つきを見る限り、こちらが心配するほどでもなかった。
昨年までであればもっと暗い表情の学生が多かったと思うが、今年はそうではない。かと言って、景気上昇を期待して余裕をかましているわけでもない。
ほとんどの学生がこれからの時期を前向きに捉えようとする姿勢がうかがえた。あくまでも感覚的な話。全く根拠もない。
しかし、僕が話をしていることに対してのうなずきや表情からそれを十分感じさせてくれた。僕は例年のように就職環境の真実から中小企業の魅力、その探し方、自分に向く中小企業のポイントを持論を踏まえて話させてもらっただけ。それを感じ取るのは参加学生になるわけだが、表情はかなり納得していたように思う。
この東海地区には堅実で魅力的な中小企業は多い。これから採用活動を本格化させる会社も結構存在する。そんな企業と出会ってお互いの魅力が伝われば、これまでの苦労も報われるはず。
昨日の学生を見る限り、諦めずに活動を進めてくれそうな雰囲気が十分伝わってきた。講演終了後も「ありがとうございました!」と元気よく挨拶をして退出する学生が多かったのも印象的。
お辞儀をしながら「よし!問題ないぞ!」と心の中でつぶやいてしまった。今のままで構わないから継続してもらいたい。
僕も会場を失礼しようとしたタイミングでキャリアセンターの方から頼まれごとがあった。このガイダンス終了を待って、何名かの3年生が話を聞きたいと会場にやって来たのだ。少しだけでもアドバイスをして欲しいという依頼だった。
15分程度の時間しかなかったが、その学生らと就職について語り合った。相談内容も基本的なことだったが、その積極的な態度には好感がもてた。先々に不安を抱えるものの、明るい表情だった。
時間的な余裕があればもう少しゆっくりできたのだが、次の予定もあったので失礼した。またまた「よし!問題ないぞ!」と心の中でつぶやきながら・・・。
今日、明日は名大社の合同説明会が開催される。どんな出会いにするか、どんなチャンスにするかは本人次第。僕らは背中を押すことしかできない。
大丈夫!自分を信じて前に進んでもらいたい。
2013年5月24日