先週の週刊ダイヤモンドの特集がこれ。思わず買ってしまった。
ビジネス誌がこんな特集を組むなんてかなり大胆。自らのレーゾンデートルにもかなりメスを入れている点は潔いと感心してしまった。
僕らは知らず知らずのうちに新聞やテレビで流れるニュースを正しい情報として刷り込まれてしまっている。疑いを持って読むこと自体少ない。それが時間が経過すると共にとんでもない方向に進んでしまうことがないとは言えない。
むしろ僕のような単純で世の中に対し純粋に向き合っている(ホンマかいな?)人間は影響を受けやすい。場合によってはそれは悪くない。
しかし、昨今の政治的なニュースを観る限り、どこが本当に正しいのか疑わなければならないのかも・・・。それは国内のニュースだけでなく、国外も含め捉えないと危険な状態に陥る。
自分の専門分野のことなら、それが明確に言うことができる。
1ヶ月ほど前に話題になった就職活動のスタート時期の報道は、その業界で過ごす者としては何が問題であるかは理解しているが、一般的にはニュース通りの受け止め方をするだろう。早すぎる就職活動は問題ありで、確かに報道されていることが正しいと・・・。
きっとそれは全ての業界が同じで、僕らも外野の立場では同様と認識している。ある意味、恐ろしい話。
そんなことを考えると何が正しくで何が間違いなのかはさっぱりわからないということになる。必要なのは自分自身の軸を持ち、その視点から判断する行為。それができないから、流されてしまう自分がいるのだけれど・・・。流されていると感じた時点から、自分を磨いていくしかないな。
この特集は日本経済新聞社に対してやっかみがないとは言えないが、自社の落ち度をあっさりと認めている点は評価できる。他社の悪口になっているだけでなく、自戒を含め業界を非難している。
情報に踊らされるのではなく、自分自身が強い意志で持って判断する力をつけなければならない。まだまだだけど・・・。
2013年5月27日