最近、めっきりテレビを見なくなった。
欠かさず見ているのは「サンデーモーニング」と「八重の桜」くらいで、あとはニュース番組やスポーツを適当に見る程度。
子供たちは楽しそうにバラエティ番組を見ているが、貧乏性のせいか、時間が勿体なく感じてしまう。「そもそも家にいないでしょ!」と嫁さんに言われれば、何の返答もできないのだけれど・・・(苦笑)。
ところがここにきて困ったことが起きた。先々週から始まったCBCドラマ「半沢直樹」。そして硬派な番組が多いNHK土曜ドラマ「七つの会議」。2つの社会派のドラマが共にスタートした。
原作は池井戸潤氏。
「半沢直樹」の原作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」も一気に読み、以前のブログにアップ。「七つの会議」もその中味に反発しながらもブログにアップ。3冊とも珍しく集中して読み切ってしまった小説であった。
当初、「半沢直樹」は見るつもりはなかった。時間が勿体ないから・・。現に第1回は見なかった。ところがである。面白い!面白い!と絶賛する友人の声があちこちで響く。その声に誘惑され見ないつもりの気持ちが揺らぎ始めた。
そして、第2回を録画して見てしまった。面白い!。
併せて録画した「七つの会議」も立て続けに見た。ヤバい!面白い!。
ハッキリ言って、両作品とも嫌な世界。社内での軋轢や派閥争い、保身を前提とした組織には全く興味がない。僕は会社内で気を遣うことほど無駄なことはないと思っているので、このドラマに出てくる2つの企業には勤めたくはない。そして、そんな会社にはしたくない。
だから嫌な世界であるこのドラマに対して拒否反応を示すはずなのだが、これがすこぶる面白い。
これは困った。土日にかけて、見るべきテレビが増えてしまった。嫁さんがこの手のドラマに興味を示し、一緒に観てくれればリビングを占領できるのだが、全く関心はない様子。どこかで一人の時間をみつけて見るしかない。本当にこれは困った。
しかし、同時に週末の楽しみも増えてきた。
堺くん、東山くん、頑張って不健全な組織と闘ってね(笑)。
2013年7月19日