8月に観るには最適の映画といえるだろう。できれば子供と一緒に観るべきだったと鑑賞後、少し後悔。どんな感じ方をするかはわからないが、わからないなりに意味はあると思う。
妹尾少年を演じた吉岡君も良かった。もっと演技が上手になると味のある役者になるんじゃないかな。
お父さん役の水谷豊さんも肩の力が抜けてもメッセージ性の強い演技。「青春の殺人者」や「熱中時代」の頃の熱さも良かったけど、不器用な生き方をする大人の姿も格好いい。ちなみに「相棒」は観てません(笑)。
確か原作を読んだのは15年以上前。いつか映画化されるだろうなと思っていたが、随分と時間がかかったな。商業的な問題なのか「永遠の0」あたりが注目されたのが後押ししたのかは全く知らないが、本来はもっと早い段階で映画化されても良かっただろう。「ALLWAYS 三丁目の夕日」シリーズのFX技術が加速要因になったと思うのは僕だけだろうか・・・。
ただ思うのは原作の上下巻を2時間強にまとめてしまうのはかなり強引だったかもしれない。もっと詳細に訴えなければならない面が端折られ気がしてならない。その点が残念。
思い切って3時間ぐらいの超大作にしてもよかったと自分勝手に思う。それでも観るべき作品であるのは間違いないけど・・・。
テーマがテーマだけに観客はお年寄りの方がほとんど。ただ涙を誘うのではなく、笑いもありリラックスさせる雰囲気は、より客観視させる意味でも大切だ。と同時に若者も観ないと・・・。
未だに本棚に並んでいる少年H。
そのころ読んだ本はほとんどBOOKOFFに売ってしまったのだが、なぜ残っているのかな。それも意味があることかもしれない。
と相変わらず、作品の詳細についてはほとんど触れていません。すいません・・・(笑)。
2013年8月15日