普段、あまりテレビを見る方ではない。ドラマもほとんど見ない。しかし、この数ヵ月だけは別。立て続けにドラマを見ているのだ。
察しが付くことと思うが、「八重の桜」と「半沢直樹」。
僕の世代では、オレも、オレもと共感の声が聞こえてきそうだ。この2つのドラマ、最も佳境なシーンへ差しかかっている。だから、面白い。やめられない。
ただこのドラマを僕は書斎のパソコンで見ている。子供や嫁さんは僕の趣味には全く関心を示さず、テレビの嗜好も大きく異なる。家の中での立場が弱い僕は、リビングで見ることは許されず、一人パソコンを前に見ている。落ち着いて見れるとも言えるが、侘しくもある(苦笑)。
「八重の桜」はまだ先が長いので批評は後回しにして、今日は「半沢直樹」。
既に原作も読んでるので、どんな展開になるのかは想像できるが、それにしてもあの緊張感はたまらない。主役演じる堺雅人も素晴らしいが、僕は大和田常務こと香川照之の演技がいやらしくていい。
あの人を舐めきった態度が素晴らしい。多分、設定では50代半ば過ぎだと思うが、実年齢は僕と同じ47歳。醸し出すあの貫禄は到底同い年には思えない。
主役を張る映画やドラマは少ないと思うが、脇役としての存在感は際立っている。「龍馬伝」の岩崎弥太郎役も良かったし、個人的には「トウキョウソナタ」の情けないお父さん役も好きだった。
そうか、少し前に見た映画「鍵泥棒のメソッド」では、この2人は共演しているんだ。対照的な役柄だな・・・。
そして、今夜は10分拡大スペシャル。随分と大袈裟な表現だと思うが、どんどん視聴率も上がっていることだし、制作サイドの気持ちは高ぶっているのだろう(笑)。
ドラマの感想なんてほとんど言ってないじゃないか・・・。香川照之について述べているだけじゃないか・・・。と思われた方、ごめんなさい。その通りです。
今月の日曜の夜はテレビ、いやパソコンから目が離せない。
2013年9月15日