今週の週刊東洋経済の特集は「今、始めなきゃ!就活」。
いくら学生を意識しているからといって、このイラストは酷くない?(いきなりスイマセン)。ビジネス誌としての目線を下ろしているようにも感じるが、何となく学生をバカにしているように思えてしまって・・・。あくまでも個人的な印象なので、ご勘弁を・・・。
ただ内容は納得させられる面も多く、興味深く読ませてもらった。半年に一度くらい、どのビジネス誌も就職活動ネタを特集にするが、実際、どれくらいの学生が読んでいるのか聞いてみたいものだ。
新聞に報じられている記事よりも読みごたえはあるし、学生にとって大いに役立つ面も多いので、是非、読むべきだと思うのだが、素通りされることの方が多いだろう。逆に意識して読んでいる学生はこの特集は関係ないのかもしれない。気にする必要もなく自らの道を進めていけばいい。
このページも今の状況をストレートに伝えていて面白い。この写真で文字まで読むのは難しいと思うが、企業と学生のホンネが垣間見ることができる。悲しい話だが、お互いの気持ちが噛み合うことがないのがよくわかる。
それを解消するのが僕たちの役割であり、少しでも理解しあえる環境を作っていかなければならないのだけれど・・・。
就職情報を生業にしている僕のはずだが、お恥ずかしい話、知らない単語も出てきた。地域性なのか、単に乗り遅れているだけなのかは不明だが、「ナチュラル系学生」や「セカ就」という言葉は知らなかった。名古屋では使ってないぞ(苦笑)。
今、話題のブラック企業についての解説も良かった。最近、その言葉ばかりが独り歩きをしているような気がしてならなかったが、そこに対して書かれている注意や警告には賛同する。
過剰反応するのではなく、自分にとっての原則を設ける重要性を示していたのは、ブラック企業と勝手に位置づけされる企業にとってはスッキリするのではないか。
インタビューで登場していた大前研一氏のコメントはいかにも大前氏らしく、多くの学生はビビッてしまいそうな厳しい言葉。そんな刺激的な発言があってもいい(笑)。
名大社としても着々と15卒向けの準備は進んでいる。解禁まではあと50日程度。まだ時間はあるようだが、今、やれることはあるはず。
最終的にいい働き方をするために、いい就職活動をしてもらいたい。
2013年10月11日