昨日はグロービスEMPクラスのDay9.10。残すところあと1日2クラスのみ。最後はパーッと打ち上げをして終了したい。
10月からスタートした久々のビジネススクールだが思った以上にしんどかった。スケジュール的に都合がついたため受講を始めたが、予習・復習の事が抜け落ちていて、その時間の確保が大変だった。
大して勉強したとは言い切れないが、本を読む時間も映画を観る時間も少なくなってしまった。
「だったら飲みに行くのを止めなさい!」と叱られそうだが、これは大事なお付き合いだし・・・。はずすことはできない。ホントに?(笑)。
昨日、学んだのはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の企業哲学と企業文化。「ジョンソン・エンド・ジョンソン100年史」や「我らが信条」をケースに、組織文化が果たす役割と理念経営の重要性をディスカッションを中心に学んだのだ。
J&Jのクレド「我が信条」はウェイでは代表的な存在。少し前に読んだ「ウェイマネジメント」でも最初に紹介されている。
J&Jの経営の特徴をクレド内に盛り込みながら、顧客、従業員(経営者も)、地域社会、株主に対して果たすべき役割を明確に伝えている。その一言一言に大きな意味があり企業の存在価値となっている。
この文言をマネすることはそれほど難しい事ではない。しかし、企業に所属する全ての者が腹落ちし、納得感を持った存在にできるかと言えばそうではない。
いくら立派なウェイを作成したとしても容易に浸透はしないのだ。全てにおいて整合性を持たないと壁に掲げてある額縁に過ぎない。押し付けるのではなく、抽象的でもない。その一本のウェイで主体となる全員が同じ方向に向かなければならない。
ちょうどこの秋より名大社としてもウェイの作成を始めた。簡単なのは僕が自分の想いを書き出し、美しくまとめ、全員に配布し、朝礼で唱和する。それが手っ取り早い。
しかし、それでは意味がない。会社は僕個人の持ち物ではない。自分の価値観が上位にくるものでもない。全員が自らの価値観や存在意義をぶつけ合い、共感し合いながら作り上げていくもの。そこに本当の価値があると思うのだ。
そのため今回のウェイはコアメンバーが中心になるものの、基本的には全社員が参加して作成することとしている。
昨日、J&Jのウェイを学びながら感じたのは、それが間違いでないということ。特にうちのような小さな組織は一人ひとりの性格はバラバラでも同じ方向を向いていないといけない。それも同じ言葉を使うウェイの存在は継続を前提とする企業にとっては必要不可欠。
昨日のクラスは僕自身が取り組まなければならない課題にも大いに役になった。来週はまた全員でミーティングもあるし・・・。
まだまだ先は長いが、今回の取組みは会社の歴史を変え、将来を作るかもしれない。少々大げさか・・・(笑)。
その前に今日の企業展&転職フェアを無事終えることが必要だけど。
2013年12月7日