昨日は中京大学総合政策学部にお邪魔し、インターンシップ報告会に参加させてもらった。
通常のインターンシップとは異なり、選択科目のひとつで学生は相当な時間を費やし、チームを組んで取り組む内容。対象となるのは2年生。
「共感のおもてなし」がテーマで、インターンシップ先の活動内容や現場で学んだことをプレゼンする。そのプレゼンの共感度合いが評価の対象となる。
その時間のかけ方も半端なく、ほとんどの学生が徹夜で昨日の発表に臨んでいる。中には5日間で5時間しか睡眠を取っていない学生もいたり・・・。オジサンには絶対無理だな(笑)。
9つのチームがそれぞれの時間でプレゼンを行うのだが、僕の役割は審査員。プレゼン内容を評価し順位をつける。そして、時々、偉そうにコメントを述べたり、質問したりする(笑)。
他の審査員は大学の教授や地元トップ企業の方など錚々たる顔ぶれ。そんな中で場違い感もありながらも、約5時間の報告会に参加させてもらった。
正直言って、甲乙つけがたい。一長一短あるもののどの学生のプレゼンも素晴らしい。長時間、リハーサルを行い、パワポもムービーも全力で作り上げた感じがひしひしと伝わってくるのだ。
それでも順位をつけなければならないので、終了後、僕なりの評価で提出(投票結果は違っていたけど・・・笑)。
審査員による結果発表と来場者全体の結果発表とで優秀賞が決まる。結果を聞いて、泣き出す学生も少なくない。感極まる者、うれし涙を流す者、悔し涙を流す者。その涙が美しい。これも勝負のひとつ。彼らの努力に本当は勝ち負けは関係ないのかもしれないが、評価は下るのだ。
僕はそんな経験が素晴らしいと思っている。自分では最大限の力を発揮したと思っていても、報われない時は存在する。それを認めなきゃいけない場面もある。だが、それを通して、人って成長するとも思うのだ。
いい経験はそれだけではない。何より大学2年生の彼らが社会人と接し、そこでいろんな価値観に出会うのが素晴らしい経験なのだ。
今回のインターンシップではNPOを中心に一般企業を含め、社会との接点の場を設けている。喜び、苦労、刺激、変化、行動力など、大学の中だけでは掴むことのできない学びを得ている。それは将来にとっても大いに役立つこと。
そんなことを感じながら、今回のプレゼンを聞いていた。そして、若いっていいなあ~とつくづく思ってみたり・・・。
貴重な機会を頂きました。
学生のみなさん、お疲れさまでした。
2014年2月16日