録画していたNHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」を観た。実に久しぶりのこと。すっかり「ガイアの夜明け」も「カンブリア宮殿」もご無沙汰の中で・・・。
出演はアイリスオーヤマ社長 大山健太郎氏。恥ずかしながら初めて素顔を拝見。次々に新商品を発売する企業体に興味は持っていたが、社長が行動する姿は今回が初めて。番組を観終わった時にはこれが真のリーダーの姿だと素直に感じてしまった。
僕自身がこんなリーダー像だったら、どんなに会社は素晴らしく、社員は幸せだろう。それがないから行ったり来たりしている悲しい状況なんだけど・・・。
国内の家電メーカーが苦戦する中、アイリスオオヤマは次から次へと新商品を販売し、ヒット作を作っていく。売上の約半分は新商品が構成という。それをリスクと感じることもなく、当たり前のように突き進む姿勢こそ経営者、そして会社の強さだといえる。毎週月曜日に繰り広げられるプレゼン会議がその象徴。
僕が観ていて感じたのは、社長を目の前にしても、何ら臆することなく堂々とプレゼンする社員の姿勢の清々しさ。何とも気持ちの良さそうなプレゼン会議なのかと感心してしまう。
ボロカスに言われる場面も多い。しかし、社員はそれが楽しそうなのだ。
そんな緊張を強いられる場面で、社員のイキイキとした姿を作りだす大山社長に真のリーダーシップを感じた。常にヤル気のある組織つくりを行う。
そんなムードを社内に醸成させる。普段厳しい言葉ばかり発せられる大山社長が社員を褒め、ハッパをかけた時のその社員の何とも嬉しそうな表情。何気ないシーンだが思わず涙が出そうななってしまった。
意図的な面もあると思う。50年の社長経験の中で培ってきたテクニックも多いと思う。
それでも尚、突き進む力強さは、「会社の目的は永遠に存続すること」という信念に基づいている。素晴らしい。
上辺の生き方ではない。その信念に共感する者として、僕ももっと力を発揮せねば・・・。
「リーダーは火種(ひだね)になれ」と言う言葉も反映させながら・・・。
2014年3月6日