何も予定のない休日に中学生となった息子と観た映画。もっと高尚な映画にするべきだったか・・・(笑)。息子はどこまで映画を理解しているかはわからないが、ゲラゲラ笑いながら観ていた。
何も考えず鑑賞するには最適の映画といえるだろう。
この作品は脚本家宮藤官九郎と主役阿部サダヲの魅力につきる。自分たちのやりたいことを勝手にやっていたら映画になってしまったという気さえする。
昔の巨匠が観たら映画を冒涜していると怒り出してしまうのではないかとさえ思ってしまう。その微妙な軽さがまったりとした休日にはマッチするのかもしれない。
それにしてもこの作品には日本映画やドラマで活躍する俳優陣が実にバカバカしい配役で登場する。遊び心があるといえばそれまでだが、きっと自分のキャリアには役立たないはずだ(笑)。それは貶していっているのではなく、何かを魅力に感じて参加しているという褒め言葉。
この作品における岡田将生の軽薄さ加減も抜群だった。彼は端正な二枚目でもっと硬派路線だけでも通用すると思うが、あの手の役をやらせたら天才じゃないかとさえ思ってしまう。
とストーリーとは関係ない内容ばかりとなってしまった。いつものことだけど・・・。
謝罪する場はできるだけないほうがいい。しかし、現実問題として起きてしまうこともある。そんな場面でいかに真摯で向き合えるかが大切。この映画はそのことを教えてくれるわけではない(笑)。
だが、その態度次第で相手の捉え方が180度変わってくる。なんか先週、うちの新人にそんな話をしたような気もするな・・・。
映画とは関係なく、すみません。
2014年4月9日