一昨日の土曜日は朝から椙山女学園大学へ向かった。就職ガイダンスで講演をさせてもらうのではない。
自らが学ぶためにお邪魔したのだ。この日はライフネット生命保険CEOである出口治明氏から世界史を学ぶ。
ご存じの通り出口氏は企業経営者であって、歴史学者でも世界史の先生でもない。しかし、どこからその知識を入れたのか不思議になるくらい造詣が深い。
一方で僕は世界史なんて全く分からない。高校2年の必須科目であったため、一通りの勉強はしたが、すでに頭の中はカラッポ。確かそんなに成績は悪くなかったはずだけど・・・(苦笑)。
出口氏には2月の中部経営塾のセミナーでもお世話になっており、今年で2回目。前回の講演ではリーダーシップについて学んだわけだが、この時はすんなりと腹落ちもした。
しかし、今回は・・・。明らかに自分の知識不足である。話を頂いた内容は素人でも十分呑み込めるが、なんせ基礎知識が足りない。
少し前に読んだ著書もかなり忘れてしまっている。というよりも頭に中に入っていない。再読しないといけないな(汗)。
今回は西暦500年~1000年のヨーロッパ、中国の歴史について解説頂いたわけだが、今の時代に当てはめても参考になる点は多かった。
僕が印象に残ったこととしては、7世紀の女性の活躍の話。
日本では持統天皇が女帝として世を治めていたわけだが、それには世界のロールモデルの存在があったということ。中国の武則天を始め女性が東アジアでは女性が活躍していた。
持統天皇はアジアの女性の活躍の影響を受けていたという。初めて聞く内容であった。それ以外にも中国4000年の歴史の中で、平和な時代は4回しかなかったなど、出口氏ならではの物の見方があったように思う。
最後に話された勉強する理由「自分で考え、自分の言葉を使い、自分の意見を言う」も僕は大いに納得してしまった。
勉強会終了後は主催者でもある北垣氏がオーナーを務めるCOHALでの懇親会。有機野菜にこだわった美味しい料理を堪能させてもらった。昼からビール、ワインを飲みすっかりいい気分にも・・・。
この勉強会を通して僕が感じたのは、いかに自分が無知であるかということ。賢者は歴史に学ぶという。もっと学ばねばならない。どこまでやるかは別にして・・・(苦笑)。
いい機会を頂き、ありがとうございました。
2014年5月12日