ikegami1561

かなりデビューが遅いのかもしれない。
今回、初めて池上彰氏の著書を読んだ。立て続けに2冊読んでみた。
両方とも分かりやすい文章、伝えたい内容が明確で読みやすかった。
49歳のオジサン、まがりながりにも経営者である僕が読むにはいかがかと思われるかもしれないが、
基礎を知る(もしくは復習する)に早いも遅いもない。

事実、知っているようで知らないことが多く、
僕の生半可な知識なんて全く当てにならないので、池上氏から学ぶのも必要。
それがどうして今ごろなのか。理由は全くない。
読む機会がなかっただけのこと。

それは著書に限らず、あちこちで出演されているテレビ番組も同じ。
高視聴率を稼いでいるようだが、僕はその番組をほとんど見たことがない。
多分、教養にはなるとは思うのだが、体は反応しなかった。
それについても理由はない。

本来、「超訳 日本国憲法」「伝える力」に書かれていることは
自分の中の常識として当たり前に語れなければならない。
しかし、残念なことにそれができない。あまりにも知識が乏しいのだ。
今、世間をにぎわす憲法改正の問題も表面的には理解できていても、
しっかりと日本国憲法を把握した上で語られるかと言えば、そうではない。

部分的な知識でしかなく、全体像をきっちりとは理解していない。
そこそもそこからスタートさせなければならないのが筋かも。
第9条だけでなく、憲法の全103条に何が書かれているのかを知っている人は案外少ないのでは・・・。
僕もその一人。
このタイミングに向き合うことが求められる。
池上氏はもしかしたらそれが言いたかったのではないだろうか・・・。

「伝える力」についてはブログを作成するにも役に立つ。
自分のことは棚に上げて(笑)、
「名大社スタッフブログ」の執筆者(すなわち全員)は読むべきだろう。
時々、「う~ん、何が言いたいんだ・・・」と唸ってしまうこともある。
「それはお前だろ!」と言われる方があるかもしれないが、そう感じることもある。
個性と言ってしまえばそれまでだが、基礎的な文章力、表現力は求められるところ。
課題図書にすべきだな・・・。

それとは別に、中学生の息子が興味を示してくれれば嬉しいが、当面それもなさそう。
教育がなってませんね(笑)。

最後に感じたこと。池上氏は日本人であることを強く意識しているのではないか。
ビジネス本あたりは世界の先端を吸収する、
そこには日本人も外国人も関係ないという分野が多いが、
池上氏は日本人らしさの表現を大切にしている。
そんな事をうっすらと感じてしまった。