サブタイトルに「最強組織をつくる究極の飲み会」と書かれている。
これは読まねばならないと手に取った一冊(笑)。
偉そうな言い方だが、僕が常に思っていることが著されている。
特別なことは書かれてはいない。
飲み会をすれば、いい会社になるとか、業績が上がるわけではないが、
お互いが信頼関係を築き、会社としての一体感を創り上げるのは間違いないようだ。
ただ常に思っていることを常に実践しているとは限らない。
稲盛氏のコンパほど僕は徹底しているわけではない。
会社全体の飲み会も、少人数の飲み会も、サシ飲みも大切にしている。
しかし、あるテーマを持って激論を交わしているかと言われるとそこまではしていない。
仕事中心の飲み会もあれば、そうでないことも多い。
くだらない話で終わってしまうこともあれば、ほとんど記憶にないことも多い。
メンバーからすれば、ただの酔っ払いだと思われていることも多いと思うし、
羽目を外しすぎ迷惑を掛けることもしばしば。
トップとして愚かな場面を露呈してしまうケースもあるが、本書を読む限り、それも悪くない。
そんな姿が最強組織を作る的なことが書かれているので(勝手な解釈?)、
あながちやってることは間違いではないのだろう。
あくまでも前向きに捉えています(笑)。
しかし、最近は自分の中で遠慮していると思うこともあったり・・・。
若いメンバーが増えたので、何でもかんでも言いたいことを言っているかと言えば、
言葉を選んでいるような気もする。
それは成長かもしれないが、後退かもしれない。
自ら年齢を重ねてきたことに対しての余計な気の使い方が出てきたのかもしれない。
本書を読んで反省した。
今後、そんな遠慮はしない。どんどん好き勝手に飲みながら、話させてもらう。
「もう充分でしょ?」と言われるのも覚悟はしているが、いや、まだまだだ。
「もう勘弁してください。」と言われるまで突撃する方がいい。
ありがたいことに僕が誘うと断るメンバーはいない。
立場がそうさせているだけかもしれないが、今のところ、みんな喜んで着いてくる。
(演技が上手いのかな・・・笑)
そうであるうちはできるだけ数多く、会社のメンバーと席を共にしたい。
そこで真面目な話からどうしようもない話までしていきたい。
稲盛氏の意味づけされる「コンパ」は僕の実施している飲み会とは違うかもしれない。
そのレベルに達していないのかもしれない。
そこは「山田流コンパ」として酒を酌み交わしていくだけ。
そんな偉そうものではないのだけれど、本書を読んでかなり安心したのも事実。
ホッとしました(笑)。
さて、僕は盛和塾に入るべきだろうか・・・。