来週3月7日より公開。
本作は東宝東和さんから試写会へ招待され公開前に鑑賞。
映画コラムニストを語りながらもこのジャンルを観ることは少ない。
どうしても子供向けじゃないかと敬遠してしまうのだ。
その偏った見方は映画を観て素直に反省。
実際は子供向けではなく大人が楽しめるファンタジーミュージカル。
勝手にディズニー作品と判断したことも反省。
ディズニーではありませんよ。
上映時間は161分と長い。
それだけではない。
本作はPART1でPART2が続く。
これは一般的に知られていないと思うが、どうだろうか。
PART1を観たほぼ全員がPART2を観るだろう。
そこは巧みな演出。
上手く誘導している。
「オズの魔法使い」に登場する悪い魔女といい魔女の知られざる世界を描いているが、
その世界のスケールは凄い。
CGを駆使し映像も迫力はあるが、そこに加わるミュージカル。
さらにバトルも繰り広げられてんこ盛り状態。
一本の映画でいくつものジャンルを楽しめるともいえる。
子供が観たら疲れちゃうんじゃないかな。
僕らは人を見た目で判断するケースは多い。
肌の色とか人種とかダイバーシティが当たり前の世界でもこれまでの価値観で物事を捉える。
それは人間だけはなく動物もそう。
予告編やチラシからいい魔女と悪い魔女を勝手に判断する。
それが果たして正しいかどうか。
マジョリティとマイノリティ。
本作はそんなことを我々に問うているようにも感じる。
そんな視点で映画を観ると完全に大人向けの作品。
しかしファンタジックな映像は子供たちをワクワクさせるだろう。
ターゲットが存在しそうでしそうにない。
となると自分の眼で確かめてもらうしかないね。
本作はアカデミー賞にも多くの部門でノミネートされている。
発表は明日なので、どこまで獲得するか。
それにより大ヒットするかの影響も出るだろう。
僕のブログのアクセスも急上昇したりして。
楽しみにしておきたい。
東宝東和さん、ありがとうござました。