今日は午後から愛知県経営者協会主催の「採用力向上セミナー」に講師として登壇する。
今年で3年連続。
今回のオファーを頂いた時も「昨年の山田社長の講演が好評でしたので、今年もお願いします!」
とリップサービスありありな感じだったが、悪い気はしないので快く受けさせてもらった(笑)。
多分、担当の方は名大社の社長はおだてれば何でもやるだろう
と計算ずくだったと思うが、図星なので何の反論もできない。
安易に引き受けたはいいが、よく考えてみればかなり難解なテーマ。
ご存知のように今年の就職戦線はモーレツに非難された。
就職活動の後ろ倒しの取り組みは明らかに失敗に終わり、企業側も学生側も疲弊したともいえる。
もちろんその中で順調に採用活動や就職活動を終えた企業も学生も多いわけだが、
全体で見れば課題を残す一年であった。
そして、つい先週発表されたのが、選考開始時期の変更。
8月から6月へと2か月間の前倒し。
(確定ではないようだけれど・・・)
1年で就職戦線の見直しを図ることって、過去あったかな?
多くは2年の実績を見て変更するケースがほとんどなので、1年での変更は異例。
我々就職情報会社もその間に挟まれ、次年度の企画もいくつか変更を余儀なくされた。
う~むと唸ってしまう(苦笑)。
そんな状況の中で、講演をさせてもらうのだが、どんな話をすればいいのか、結構難しい。
毎年テーマは共通で、ザクッと言えば「今年の振り返りと来年の対策」。
今年の振り返りについては既にあちこちで話されていたり、
マスコミも大々的に報道していたりと多くの方が理解している。
あえて僕が話す必要があるのだろうか?と考えてしまう。
また、来年の対策はこれがまた難しい。
東海地区の中小企業がどうすればいい採用ができるかを話すわけだが、
そんな魔法があれば教えてほしい。
「ジャンジャンお金をかけましょう~。」なんて言うわけにもいかない。
特に来期も厳しい採用戦線が予測される。
その中で「こうすれば間違いないです!」なんて、無責任なことも言えない。
そう考えると今回のこのテーマはかなり厄介なのだ(苦笑)。
まあ、データ分析で定量的な面を見せながらも、
あとは自分が普段考えていることを喋っていくしかできない。
響くかもしれないし、冷たい視線を感じるかもしれない。
パフのタシロくんが僕の後に講演するので、何かあっても彼がフォローしてくれるだろう(笑)。
先が見えずらい2017卒の就職戦線。
それでも明るい明日が拓けるよう、その役割が少しでも担えるよう話してきます。
では!