最近は1日の出来事を数回のブログに分けて書くという姑息な手段を使うことが多くなった。
我ながら小ズルいとは思うが、忙しい日々を懸命にやりくりしているとご理解頂きたい(笑)。
一昨日、「伊那経営フォーラム」に伺った後に信州マルス蒸留所に立ち寄った。
ウイスキーの醸造を見学させてもらったのだ。
自宅でウイスキーを飲む時はもっぱらジャパニーズウイスキー。
竹鶴だったり知多だったりとモルトやブレンデッドを好むことが多くなった。
ブームに流された単純な理由もあるが、
以前好んで飲んでいたバーボンよりも明らかに飲む回数は増えた。
それが理由ではないが、せっかく信州方面に来たので、その製造現場を見学させてもらった。
綺麗なお姉さんが案内してくれるのかと想像していたが、それは大手の場合。
こちらの本坊酒造さんはこじんまりとした蒸留所。
簡単な手続きはあるものの、基本的には勝手に醸造過程を見学する。
まずは樽熟成を見て、醸造工程を眺め、
試飲、売店への流れ。
とてもシンプルにウイスキーの製造工程を感じることができる。
このマルスウイスキーは一般的な認知度は高くはないが、玄人はよく知る存在(多分・・・)。
ドラマでも話題になった竹鶴政孝氏はもともとマルスウイスキーの生みの親岩井喜一郎氏の部下。
岩井氏が竹鶴氏を英国へ送り出したとのこと。
マルスウイスキーはそんな歴史ある蒸留所。
そのことを実感したかはともかく無料の試飲を頂き、
150円支払いウイスキーをストレートで楽しませてもらった。
香りもよくウイスキーのほろ苦い強さも感じることができた。
地ビール工場も併設されており、こちらも有料で飲ませてくれるのだが、
この日の本来の目的を忘れそうだったので、グッと我慢。
その代りではないが、岩井氏の名を冠したウイスキーを一本購入。
ちょうど飲んでいた知多が無くなったのでいいタイミング。
お酒を造る場所には必ずと言っていいほど、きれいな川が流れている。
この場所もそう。
こんなところに佇んでいると家には帰りたくなくなる。
自然豊かな環境でお酒を飲めるなんて、シアワセじゃないか。
きっといいことばかりではないはずだけど・・・。
今までほとんど飲んだことのなかったマルスウイスキー。
しばらくは夜のお供になりそうだ。