昨年、劇場で観た映画の本数は19本。
ここ15年くらいでは一番多かったが、目標とする24本には及ばなかった。
その分、DVDを借りる数が激減したが、やはり映画はデカいスクリーンで観たいもの。
今年は目標数を大幅に越えることを期待したい。
つい先日、キネマ旬報の2月下旬号が発売され、2015年のベストテンが掲載された。
日本映画、外国映画のベストテンは既に新聞などでリリースされ、
ホームページにも掲載されている。こんな感じの順位。
僕が毎年気にしているのは、むしろ読者選出のベストテン。
評論家や記者が選出する通常のベストテンは難解な作品が多い。
また、一般的に公開されていない、
もしくはされていても単館であっという間に上映が終了してしまう作品も多い。
僕としては読者が選ぶベストテンの方が身近に感じるし、今後の参考にもなりやすい。
ちなみに今回の日本映画は・・・
1位 海街diary(是枝裕和監督)
2位 恋人たち(橋口亮輔監督)
3位 あん(河瀬直美監督)
4位 ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判(成島出監督)
5位 岸辺の旅(黒澤清監督)
6位 きみはいい子(呉美保監督)
7位 野火(塚本晋也監督)
8位 この国の空(荒井晴彦監督)
9位 駆込み女と駆出し男(原田眞人監督)
10位 バクマン。(大根仁監督)
ベテラン陣もいるが、中堅、若手の監督が主流を占めている結果のようだ。
日本映画界にとってはいいことじゃないかな。
この中で僕が観た作品は、海街diary、あん、きみはいい子、この国の空の4本のみ。
「深夜食堂」は個人的に好きだったが、全く評価されていないようだ(笑)。
外国映画になると「アメリカン・スナイパー」と「妻への家路」の2本のみでさらに少ない。
これでは映画コラムニストとして食べていく考えは程遠い。
食べ物ブロガーは辞めて、こっちにしようと思ったが、到底無理。
(どっちも無理ですね・・・)
理想で言えば、せめて日本映画はベストテンの2/3は観て、
あ~でもない、こ~でもないと語ってみたい。
現実的にその時間を割くのは簡単ではないが、それが出来たらシアワセだろうな。
老後の楽しみかな?(笑)。
キネマ旬報を読んでいて、驚きと共に嬉しかったことがひとつ。
主演女優賞の深津絵里さんへの取材をイソガイマサトさんが担当されていたこと。
同じ大学ではないが映研の先輩で、結構、お世話になった方。
東京で活動していることは風のウワサで聞いていたが、
こんな形で目にするとは思っていもいなかった。
この雑誌で言えば重要な役割にあたるはず。
相当な信頼や実績がないと任せてもらえないだろう。
こんなふうに目にすることができ、とても嬉しい。
いずれにせよ、今年はもっといい映画を沢山観ていこう。
もっと頭も柔らかくしていこう。