先週木曜、金曜は18卒向けの合同説明会「企業展」を開催。
就活生は今、積極的に企業の会社説明会に参加している時期。
早い企業は既に選考にも入っているので、
何とも全体感が読みづらい年ともいえる。
8月選考開始から6月選考開始に前倒しになり、
新卒採用を行う企業は会社説明会の時期を早め、
回数を増やし慌ただしい状況。
3月の解禁からまだ1カ月しか経っていないが、
母集団形成の企業間格差はかなり生まれているようだ。
圧倒的な売り手市場の中で企業側が焦りを感じるが、
学生が余裕をかましているかと言えばそうではない。
中にはそんな学生もいるとは思うけど・・・(苦笑)。
焦りや不安を感じている学生も多い。
そんな学生さんのために(そうでもないか・・・笑)、
先週の企業展では「面接対策」のパネルディスカッションを行った。
初日は「内定ロードへの第一歩!これを聞けばこわくない!面接で伝えるべきポイント」
2日目は「最終面接対策!最終面接官がみているポイントとは?」と題して、
それぞれ4名の人事担当とのディスカッション。
なぜかこういう場合、ファシリテーターは僕。
イベント会場で一番ヒマそうにしているのが理由だと思うが、
スタッフは調子よく
「これはテツさんに盛り上げてもらわないと困ります。」
と持ち上げる。
僕もまんざらではないので、素直に引き受けることにした。
これがなかなか面白く、自分でいうのもなんだが、結構盛り上がった。
地元の大手、中堅、中小とバラバラな規模、業種の方に出席してもらったのだが、
結果的に企業が学生を見るポイントはほぼ同じ。
いかに自分自身を正直にだせるかどうか。
上手に話す必要性なんてないことが明らかになった。
中には15年以上も採用に携わり、3万名を超える学生と面接されたベテラン担当者は、
一目見た瞬間でどんな学生がわかるとキッパリ言われていた。
それは予知能力があるのではなく、
どれだけ準備をして何を気をつけているかが瞬時に理解できるということ。
その姿勢が大切が重要とされるわけだ。
翌日の最終面接対策も楽しかった。
僕は話を振り、担当者から本音を引き出しながら、
一定の方向性を導き出す。
もちろん相手の了解を取りながら、まとめに入っていくわけだが、
結果的に「最終面接対策なんてするな。」という結論に至った。
これはあらかじめ僕が用意した答えではなく、
あくまでもディスカッションの流れから出たこと。
しかし、これは僕にとっても素晴らしい結論を導き出したと思う。
一次も二次も最終も関係ない。緊張もすればいい。
それでいいんだ。
自分たちでテーマを決めておきながら、
それを否定するなんておかしな話だがそれが学生に少しでも伝わればいい。
詳細を何も語っていないので、どんな内容かはわからない。
適当に想像してもらいたい。
いやいや、いい話でしたよ(笑)。
混沌とする就職戦線だが、お互い真っすぐいこうじゃないか。
その方が一緒に働いて楽しいはずなのだ。
もうファシリテーターはやらしてもらえないかもしれないけど・・・(笑)。