「日経トップリーダー プラチナフォーラム2016」の第二弾。
3つ目は全盲の弁護士 大胡田誠氏の講演。
読みづらい苗字だが、おおごだと呼ぶ。
僕は今回初めて知ったのだが、
大胡田氏のドキュメンタリーや彼をモデルにしたドラマも制作されている。
テーマは「あきらめない心の作り方」。
大胡田氏が失明し、コンプレックスから脱出し、弁護士を目指し猛勉強。
その苦労の結果、司法試験に合格し、現在は同じく全盲の奥さんと2人のお子さんを育てている。
その半生について話を伺った。
何度も涙が出そうになった。
彼の苦労を思えば僕の半生や苦労なんて、屁みたいなもの。
何不自由なく育ってきたわけだし、育ててもらった。
改めて親に感謝しなきゃいけないし、
自分の子供にもこういった方が社会で活躍する現実を知ってもらいたい。
いくら弁護士資格を取っても、仕事にハンディはついて回る。
しかし、そのハンディをハンディと思わせない仕事ぶりは敬服するばかり。
依頼者との信頼関係が目の見えない弁護士にとっては一番大切であり、
その関係性を築くために相手を徹底的に信頼する。
当たり前に思えるようなことを僕自身も軽んじてしまう。
そんなことは自分が気づかないだけで度々あるはず。
人として大切なことを教えてもらった。
そして、最も印象に残った言葉。
「『もう無理だ』と思った時が夢に一番近づいたとき。」
それはそれだけ努力を重ねている証。
努力の量に比例しているという。
キミはもう無理だと思えるほど、頑張っているか?
そう問われているような気がした。
反省・・・。
できない理由もできる理由も必ず見つかるんですね。
これまでの経営者の講演とは一線を画したが、感動的だった。
そして、最後は日立製作所元社長 川村隆氏。
あの「ラストマン」の著者で、少し前に日経の「私の履歴書」も書かれていた。
ブログを書いてて気づいたが名古屋市長と同じ名前なんですね(笑)。
これまでの経歴を拝見するかぎり、厳格で固い方とイメージしていたが、
実際は温厚で結構ユーモアも持ち合わせている方であった。
日立のV字回復の話はデカすぎて想像がつかない。
戦後ワーストの7873億の赤字と言われてもピンとこない。
2億の赤字と言われた方が、ズッシと体が重くなる(笑)。
しかし、それは僕のような小さな人間の思うことで、
国内外合わせ30万人を超える従業員を抱えていたら、そのプレッシャーは半端ない。
トップリーダーのあるべき姿を語ってもらったが、ここは割愛(笑)。
他のトップリーダーと比べ特別なことがあるわけではない。
しかし、エネルギッシュでありながら、冷静沈着さが求められる。
大きい組織であれ、小さい組織であれ、求められるリーダーは大差ない。
しかし、大きい組織の方が抵抗勢力の数が多く苦労しそうだと講演を聞きながら感じてしまった。
こちらも勉強になった。
今日もとりとめなくまとめただけのブログ・・・。
たまには一日中トップの講演を拝聴するのもいいこと。
少しでも吸収できるところは吸収し、真似もしていけばいい。
いい機会をありがとうございました。