ある飲み会の席で仲のいい友人が聞いてきました。
「山ちゃんの会社の近くの昇神っていうラーメン屋行ったことある?」
「ちょくちょく行くよ。」と答えると、「あそこの味噌ラーメンは絶品だよね」と言ってきます。
「あ~、そうだよね・・・」と相槌を打つものの、
実は味噌ラーメンは食べたことがありませんでした。
担々麺ばかりで、他の種類はほとんど食べたことがありません。
以前に紹介した丸の内レッドくらいです。
「これはいかん、丸の内にオフィスを構える者として、そんな視野が狭いことは許されん!」
と自分自身に憤りを感じ、支離滅裂なことを一人で呟いてしまいました。
早速、昇神に行ってきました。
「お~、これこれ。」と自販機の極・赤味噌ラーメンのボタンを押します。
店員さんが「サービスのライスはつけますか?」と親切に聞いてくるものの、
「いいです!」ときっぱりと断ります。
味噌ラーメンとご飯は相性がいいとは分かっていますが、あえてここは一本勝負をするのです。
なんの勝負かと聞かれると答えに窮しますが、とにかく一本勝負なのです。
極・赤味噌ラーメン ¥850
値段はちょっと高めです。
しかし、それを正当化させるような象徴として分厚いチャーシューが入っています。
バターも真ん中に乗せられています。煮たまごだって入っています。
「これは昼から贅沢だなあ~」と薄ら笑いを浮かべながら、スープをすすります。
まずはバターを溶かさず、純粋にスープを楽しみます。
「お~、なるほど!」と味わいます。そして、バターを溶かしかき混ぜながら、スープを飲みます。
「なるほど。こうくるか・・・。」とどこかで聞いたことのあるようなセリフをはいてみます。
「いいぞ、いいぞ」と麺をすすり、煮たまごを食べ、最後の方にチャーシューを食べます。
好きなものは後にとっておくタイプなのです(笑)。
スープは濃厚でグッと腹にきますが、ついつい飲んでしまいます。
普段、ラーメンを食べる時、スープは大抵残しますが、こちらではほとんど飲み干してしまいました。
モヤシが一本残っているのは太るのをガマンしようとする意志の表れではないでしょうか・・・。
ごちそうさまでした。
次はどんな味噌に出会えるか楽しみです。