本書の帯には、「全国民に問う、衝撃の結末。」
「大衆社会の本質を衝いた寓話的『警世の書』」
なんて過激なことが書かれている。
事実そう。本書を読むとそう感じざるを得ない。
「平和とは何か。愚かなのは誰か。」
なんてことも書かれている。
確かに僕は愚か者だが、ここに書かれている次元ではない。
比べ物にならない小さな存在に過ぎない。
しかし、そんな小さな存在が大きな群れとなし動き始めたら、相当な愚かにはなる。
世の中そんなもんだ。
本書は人生の大先輩が
「山田さん、これは絶対読んでおいたほうがいいよ。」と薦めてくれた。
この類のベストセラーにはあまり興味を示さないので、
きっと薦められなかったら読むことはなかっただろう。
話題になっていることも知っていたが、手に取ることはなかったと思う。
結果、読んでみて良かった。
とてつもない恐ろしさが体を包んできたが、そう感じた。
三戒が何を示すのか、スチームボートがどこの存在なのかは容易に想像できる。
容易に想像できる分、恐ろしさは増す。
これは著者である百田氏の戦略にいとも簡単に乗るカタチだが仕方ない。
素直に受け止めるしかないだろう。
僕は政治的なことをブログに書くつもりはない。
会社に支持する政党があるわけでもない。
政治家と仲良くなって、なんらかのメリットを会社に享受できるのであれば別だが、
そんなものはない。また、期待もしていない。
あくまでもフラット。
しかし、個人としては考えなければならない。
どうしていくべきが正しい判断かを・・・。
今日は偶然にも参議院選挙投票日。
愛知県も何人もの方が立候補している。
中にはお会いした方もみえるが、そこもフラットに考えたい。
さて、どんな一日になるだろう。
あれっ、書評とはズレてしまったかな・・・(笑)。