あまり見るつもりはなかったが、ついリオオリンピックを見てしまう。
それも何度も何度も同じシーンを見て、感動してしまう。
昨日も友人と食事をしながら、「今回のオリンピックって面白いよね。」という話をしていた。
いや、ほんとに面白い。
睡眠時間を確保したい僕としては、さすがに深夜帯の時間帯は見るのは難しいが、
朝帯、夜帯は時間が許す限り見ていた。
夏休みと重なったこともあり、ついつい長時間にも・・・。
それだけ魅力的で感動するシーンが多かったということ。
普段、冷静を装い、スポーツなんて関心ないよ、
なんていう人も引き込まれてしまった人は多いのでは。
僕が今回、印象に残っているのは男女卓球の団体であり個人。
団体女子の3位決定戦や団体男子の決勝戦はリアルで見ることはできなかったが、
男女とも準決勝は手に汗握りながらずっと見ていた。
4時間、TVの前に釘付けになったのなんていつ以来だろう。
ここ10年くらいはないと思う。
愛ちゃんがフルセットの末、エッジボールで敗れて呆然とする姿はせつないものがあった。
ドイツとの試合は中国と勝負しているのかと錯覚してしまった。
水谷選手のドイツの選手を圧倒する姿にはこれまでにない力強さを感じた。
卓球という地味なスポーツを6年間、やってきた者として、
これだけ面白さを伝えてくれたことは感謝せねばならない。
僕如きが言うことではないですね・・・(笑)。
個人の準決勝で馬龍選手との一戦はとんでもなく凄かった。
とても人間業とは思えないプレーを2人ともしていた。
きっと馬龍選手はサイボーグだ。
あんなスマッシュは絶対返せない。
そう思うのが普通だろう。
吉村選手のサーブは見ていてもさっぱり分からない。
多分というか間違いなく、僕は一本を返すことはできない。
タテ、ヨコ、どう回転しているんだ・・・。
と卓球は面白さと感動を与えてくれた。
水泳でも体操でも柔道でもレスリングでもバトミントンでも、
その他の競技でも多くの感動を与えてくれた。
逆転して勝利する試合も多かった。
僕らはその活躍を見ながら、ただ単純に勇気をもらっていた。
活躍している選手の大半は20代。
社会でいう若手であり、ゆとり世代であり、さとり世代である。
その世代は一般的にストレス耐性やメンタルに弱いと言われる。
果たして本当にそうだろうか。
とてつもないプレッシャーを跳ね除け、堂々と笑顔でプレーをしている。
もちろん育成プランの貢献度は大きいだろうが、それだけではないはず。
僕ら何も考えていないバブル世代や、
低迷期ばかり見ている団塊ジュニアとは明らかに違う能力を持っている。
ストレスにも負けやしない。
それって、日本にとって、とてもいいこと。
日本の未来にとってとても明るいこと。
オリンピック選手だけで判断するわけではないが、
これだけメダルを確保する若者たちは、他の世代よりポテンシャルを持っているのではないか。
その世代に対して頼もしく思えるのは僕だけかな・・・。
これだけ輝く日本人を全世界に披露できたのは久々なことではなかろうか。
いやあ~、ホント素晴らしい。
残すところオリンピックも3日。
今日行われる男子リレーも期待したい。
輝く日本人。
僕らにとって喜びであり、誇りである。