今週火曜はクラブ愛知の朝会。
クラブ愛知というのは母校出身の経営者や士業、議員らが集まった同窓会組織。
2ヶ月に一度、朝食勉強会が市内のホテルで行われる。
僕はこの会に入り5年強。
入会時は最年少だったが、いつの間にか中堅クラスになってしまった。
ほとんど役には立っていないが、副会長という立場にもなってしまった。
最近はやたら副●●が多い。
数年後どうなるのだろうか・・・。
ちょっと心配である(笑)。
毎回、各方面で活躍するOBを講師として招く。
実は僕も4年半前にやったことがあるのだ。
えへん!。
その時のブログはこちら。
今よりマジメに喋ってる感じ(笑)。
今回の講師はジャスダックに上場しているktk株式会社の土岐勝司社長。
一年前に外部から招へいされ、社長に就任された。
ktkさんは地元では優良企業で、創業者は大学の大先輩。
創業者は後任に会社を任されたわけだが、ここ数年はあまりいい業績を残せなかったようだ。
そこで、いくつかの企業再生で実績のあった土岐社長を招いた。
同窓であるのも無縁ではないだろう。
誰でも知っている企業の再生の実績はあるのに、僕はこれまで土岐社長のことを存じ上げなかった。
無知だな。
こんな方が大学の先輩なんて、母校もまんざらじゃないですね(笑)。
いやあ、凄い!
経歴もさることながら、この一年間の取り組みも凄まじいもの。
詳細を伝えることはできないが、その仕事に向かう姿勢には感銘を受けた。
土岐社長は外資ファンドのような小難しいテクニックで企業を再生するのではなく、
基本を徹底し、当たり前のことを当たり前にとことんやる。
土岐社長に言わせれば、成熟産業の業界でも成長させるのは可能。
正しい戦略を最速で実行すれば実現はできる。
講演はその実例を見せながら、リアルに証明されていた。
ITを徹底的に活用し、見える化も推進。
難しいシステムを使用するのではない。
例えば、毎日、社長日記をアップに社員さんに公開しているもそう。
また、FaceToFaceのコミュニケーションも大切にされ、
全国に散らばる社員さんも含め、年120回、飲みに行かれている。
僕も会社のメンバーとは行っている方だと思うが、年120回は行っていない。
ほぼ2日に1回の割合。
それも全国組織なので、体力も尋常じゃない。
いやいや、凄い。
ただの呑兵衛的に話している自分が情けない(苦笑)。
飲むことぐらいは対抗できそうな気もするが・・・。
しかし、本質はそこではない。
戦略を個人に落とし込む力やPRDCAを回し続ける力はハンパない。
Rはレビューのことね・・・。
結果、大幅赤字の会社を一年で大幅黒字の会社に回復させた。
一般的には黒字化には1~2年はかかるというのに・・・。
もっと沢山のことを伝えたいが、今回はここまで。
自社にすぐに役立つそうな面もいくつもあったので、すぐに実行させてもらおう。
最後に愚問と知りつつ、手を挙げて聞いてみた。
「どうしてそこまで自分に厳しくできるのですか?それはどこからきますか?」と。
「自分に対してコンプレックスがある。もっと成長できるのではないかとコンプレックスを抱えている。
そして、こんな自分でも世の中の役に立つことができる。」
どこまでも謙虚である。
朝7時から、いい学びをいただきました。
ありがとうございました。