東京の日本橋にやってきました。
人事系のイベントに参加するためにやってきたのですが、
日本橋に来るのは人生で2~3度目です。
右も左もわかりません。
歴史の長い老舗企業が多いことは聞いていますが、
どんな美味しいお店があるのかは知る由もありません。
しかし、ここは人気食べ物ブロガーとしての意地もあります。
自分の嗅覚を頼りに歩き回ります。
「穴子丼か、なかなかいいな。でも、ちょっとそんな気分じゃないな・・・」
「生パスタか、う~ん、今日はちょっと違うかな・・・」
自分の気持ちとの向き合うのが難しいです。
井之頭さんのように右往左往しながら歩き続けます。
そんな時、いきなり視界に入ってきました。
「バリ男」
一体、何の店かと思い、店の前に来ると二郎系ラーメンのお店。
お店を覗いてみると2~3人、並んでいます。
これくらいの列なら待てそうですし、味の期待もできそうです。
13時を過ぎて、この並びは本物だと人気ブロガーは直観的に察するのです。
自販機に並び、2分ほど考えた上に味玉ラーメンのボタンを押します。
自販機からは黒い札が出てきて、そそくさに手を上げ店員さんに見せます。
何かの勝負をしているかのようです。
どんな勝負かは自分では分かりません。
しばらく待って奥の席に座りました。
目の前にはこんな張り紙がしてあります。
イケメンにも超イケメンにもなりたいし、
それを飛び越えバリ男にもなりたい気持ちです。
もし、この後の予定がなければ完全なバリ男です。
今頃は新宿で働いていたかもしれません。
しかし、その後の予定を考えるとイケメンにもなれません。
少し悲しい気持ちになります。
味玉ラーメン 880円
ここまで辿り着くのにかなり時間が掛ったように思われます。
これも食べ物ブログの特徴です。
肝心な話までは長い道のりなのです。
そして、このボリューム。
ちょっとやそっとじゃ減りません。
バリ男という店名に向き合うため、ガツガツと食べ続けます。
濃厚なスープと太麺が体に刺激を与えます。
しかし、東京に来たブロガーはもっと刺激を求めます。
テーブルの隅に置いてある<特製唐花>をスプーン1杯投入します。
丼が赤く染まります。
それと同時に汗が溢れ出します。
「お~、これこれ、こんなを求めていたんだ・・・」
心の中で呟きます。
大盛もライスも必要ありません。
これだけで十分満腹になります。
隣のオジサンはニンニクを2杯投入していましたが、超イケメンには見えませんでした。
その姿をみてちょっと安心しました。
東京は広いです。
まだまだやるべきことは多そうです。
ごちそうさまでした。