先週開催された富士ゼロックスさんのエグゼクティブセミナー。
第2回は株式会社経営共創基盤の木村尚敬氏による「グローバル製造業 進化への挑戦」。
そのまんまなブログタイトル(笑)。

kimu16121

この経営者向けセミナーは年5回開催され、毎回講師が豪華。
第1回目はブログにも取り上げた佐々木常夫氏。
僕以外に1名社員が参加することができるので、中堅幹部を交代で参加させている。
今回はニムラが出席。
彼にとっては少々難しかったようだが、学ぶべき点は多かったようだ。
少しでも実務に生かしてもらいたい。

それは僕も同様。講演を聞くだけでは何もならない。
いかに自分に落とし込み仕事に生かすかが重要。
言うのは簡単だか、実行するのは難しい。
いつも反省しきりである・・・。

今回は日本の製造業がこれから何を強くし、
どんな方向性に進んでいくのかを中心に話をされた。
製造業向けの講演あったが、僕らのようなサービス業でも十分為になる内容であった。
IoTやAIというワードを耳にしない日はない。
どの業界もこの環境変化の影響を受けるのだろうが、最も大きいのは製造業のようだ。

木村氏いわく、日本の製造業の多くは中途半端な事業の見直しが遅れているという。
不採算事業については撤退の判断がしやすいのだが、
黒字と赤字を繰り返す事業においてメスを入れるタイミングが明らかに遅いといわれる。
結論先送りしやすく議論の中心に乗らないためズルズルと進んでしまう。
カネボウのケースももっと早く手を打っておけば最悪の事態も免れたようだ。

そこにこそ強いリーダーシップによる構造改革が必要のこと。
海外の製造業と比較し日本の製造業の営業利益率の低さはそんな点にも表れているようだ。
それを自分たちの事業に照らし合わせてみても同様。
すべての業界に言えることであろう。

一番重要なのは経営トップの意思決定力になるのだが、
本講演ではミドルクラスに求められることも強調されていた。
同質的組織がもたらす落とし穴をどう解消するかがこれからのミドルには求められる。

「正しいタイミングとKYのパラドックス」
というキーワードが僕には響いた。
これだけ読んでも???ですよね。
勝手にイメージしてください(笑)。

そして、もう一つ、木村氏の響いた言葉。
「時間の7割を部下のために使うこと。部下はもっと自分に関わって欲しいと思っている」。
いかん、いかん、全然できていない。
と反省すると同時に、来年から実行したいことに確信が持てた。
どんなことかはいずれ発表するが、きっと大切なことになっていくのだろう。
大した話じゃないけどね(笑)。

最後に話されたこと。
リーダーを目指す人に必要なのは、
経営観×体現力×コミットメント。

僕も含めてだが、名大社のリーダークラスには感じてもらいたい。
詳しくはニムラに聞いてね(笑)。