sebun1702

先日観た映画に続き単純明快な作品。
「七人の侍」を基にしたとか、「荒野の七人」のリメイクであるとか、
(ちなみに荒野の七人は観ていないけど)
予告編を観ただけでどんな展開でどんな風に終了するか大体予想できる。

そして、その予想は裏切られることなく、そのままのストーリー。
そんな映画だったら観なきゃいいじゃないかと思ってしまうが、そうでもない。
単純に面白い。単純に痛快である。
人が死にすぎるのはちょっと酷だが、単純に楽しめる。
133分の長さは感じない。

しかし、今さら、なんで西部劇?とも思う。
なんでリメイクする?、なんでイ・ビョンホン?とも思う。
あんな時代に東洋人が紛れ込む可能性があるの?と疑問だらけだが、
そこは痛快さで乗り越えていけばいい。
CG技術が全盛の時代にそれに頼らず制作されているのがいい。
(多分・・・)

これは今の映画業界に対してのアンチテーゼなのか、懐古主義なのか、
もっと深い理由があるのかもしれないが、
そんなことを考えること自体間違っているのかもしれない(笑)。

痛快さばかり目立ってしまうが、映像も美しい。
荒野を馬に乗って走るシーンあたりは見とれてしまう。
これは映像美に拘る黒沢作品に近いのかも。
理想的な夕日を描くために何日も待っていたりして・・・。
自然を描くということは自然と共にするということ。
そんな映画の感じ方もあるのだろう。

それにしても、この映画のタイトルはいかがなものか。
僕の頭が悪いだけかもしれないが、映画のタイトルが全然覚えられない。
「山田さん、最近観た映画って何?」
「え~っと、マグ、マグ、え~っと、マグなんちゃらセブンだよ。」

このマグニフィセントという単語が覚えられない。
「崇高な」とか「豪華な」という意味らしいが、こんな言葉聞いたことがない。
習ってもいない。
(多分・・・)

こんな原題こそ、「新・荒野の七人」とか「超豪華な七人」とか、
「七人の英雄」とか「メチャクチャ強いぜ、西部の七人」にすればいいのに・・・。
これじゃあ、ヒットしないかな(笑)。