この類の書籍を読むなんて珍しい。
20代、30代の頃は「20代から始める・・・」
「30代にやっておくべき・・・・」というような本を結構読んでいた。
それがある程度の年齢が訪れるとそういった興味がなくなり、
ここ最近は読んでいない。
むしろそんな書籍を小バカにしていたと思う。
「ふん、オレはそんな低次元なことに左右されないのさ。」
なんて心の中で呟いていた。
それがである。
つい本書の手に取り購入してしまった。
それは50歳という半世紀生きた記念だからか、ふとした気の迷いなのかは分からない。
とにかく手に取ってしまった。
なんとなく言い訳してるようで、ヤな感じ(笑)。
結論から言おう。
節目節目には読んでおいた方がいい。
今の自分が適正年齢なのかどうか、ひとつの判断基準となる。
この50歳は世間的にみて正しい50歳なのかどうか。
50歳にしては若いとか、50歳にしては教養がないとか、50歳にしては愚かすぎるとか・・・。
そこを見極める意味でも大事だったり・・・。
単なるこじつけかな。
著者の和田氏は自らの経験の下、その有効性を語る。
長生きするにはウォーキングを含めた健康面に気を遣うよりも勉強した方がいいという。
前頭葉を活発にしたほうが老化防止になるというのだ。
別に長生きには興味はないが、ボケたくはない。
密かな「モテたい」願望も勉強によって何とかなるらしい。
勉強する場所でネットワークを広げ仲間を増やすことで魅力的な人と出会う可能性も高まる。
今までもそんな行動ばかりしてきたような気もするが、
(いや、そんなことはない・・・笑)
それで自分が高まれば一石二鳥じゃないか。
他にもスキーマからの脱却だったり、EQの維持だったり、
勉強で得られる優位性が多数紹介されてきた。
多少余裕ができる50歳だからこそ、やるべきのようだ。
僕のような真面目で固い仕事人間は勉強したことを仕事に生かしたいと思ってしまう。
それもどうやら捨てた方がいい。
そして、50歳からの勉強は2つの意味もあるという。
ひとつは今、自分が生きている世界以外でも生きられるようにするため。
もうひとつは、その別の道そのものを探すため。
先々を考えたら、僕もそんな時期なのかもしれない。
大した可能性はないと思うが、「別の道もあるさ」という開き直りのために学ぶことでもいい。
そんなことを感じた。
今まで全く見向きをしなかったこんな書籍を読むのもその一つかもしれない(笑)。
自分の興味のあること、好きなことを勉強したほうが断然いいらしいが、
この年齢だからこそ勉強はもっとしていくべきだろう。
できるかな・・・(笑)