higurasi1412

この映画の上映は昨日で終了した映画館が多いと思う。
従って、このブログを読んで「お~、なんて良さそうな映画なんだ。」
と劇場に足を運んでも上映はしていない。
「この昂った気持ちをどうしてくれるんだ!!」と言われても困る。
クレームは一切受付けしないので、よろしくお願いします(笑)。

そんな僕もギリギリになってようやく観ることができた。
心が洗われる美しい映画だった。
主人公の娘役である堀北真希さんも美しいが、四季折々の風景も美しかった。
普段何気なく感じる季節感を本作では改めて意識させてくれたし、
その季節感が少なからず心の動きへと繋がっているようにも思えた。

「これが日本人の本来の姿」とか
「その精神性を今の日本人は失くしてる」なんて偉そうなことは言うつもりはない。
同じように生きるなんて無理は話。
しかし、感じ取ることはできると思う。

自分にとっての価値をぶれることなく真正面から捉え行動する。
それは誰のためでもない。自分のためでもない。
信じた道を生きることでしかないのだろう。

派手なアクションがあるわけでもない。
CGが駆使されているわけでもない。
過激な演出もない。

静かに時間が流れ、気持ちが前に向いた人たちが自分の果たすべき役割を懸命に生き抜いていく。
それは江戸時代であろうが、平成の時代であろうが、何一つ変わらないのかもしれない。
そんな生き方ができれば理想的だ。

このような作品を観るとつくづく邦画ファンで良かったと思う。
もっと映画を観なければとも思う。
そうしないと自分の中の大切なものを失くしてしまうような気がする。

また、よく分からないブログになってしまった(苦笑)。