僕はこれまで政治にはほとんど関心がなかった。
厳密にいえば今もあまりない。
しかし、そんな呑気なことを言ってられない立場だし、
最近はいろんな場で政治家の方とご一緒するケースも多い。
今週も勉強会があったし・・・。
岐阜に戻って挨拶をさせてもらう機会があると、
なんて政治家はエラそうなんだと思ってしまう。
名古屋で接するとなんて低姿勢でフレンドリーなんだと思ってしまう。
誤解ないように言っておきます。
ほんのたまたまです。
岐阜を否定し、名古屋を肯定しているわけではありません。
たまたま見た光景に過ぎません(苦笑)。
しかし、少なからず政治家にそんな印象を持っている方も多いだろう。
特に世間一般でいえば、政治家と接する機会なんてほとんどないはず。
マスコミを通じてその行動や発言を知るくらい。
国会議員、それも内閣となれば一層のこと。
過去の僕であれば、本書に手を伸ばすことはなかった。
あくまでも新聞、TVで得られる情報で十分と思っていただろう。
しかし、それではやはり知識としては足りないし、
どんな考え方でどんな生活を過ごしているかもある程度は知っておかねばならない。
本書では安倍首相を中心に麻生副総理らと著者の付き合いが赤裸々につづられている。
ちょっと大袈裟?。
素直な感想はTV局のジャーナリストがプライベートを含め、
政治家とこんな深い付き合いをするのかということ。
もっと仕事と割り切り客観的な立場で情報を入手していると思っていたが、
どっぷり浸かっている。
その分、ここに書かれていることは真実だろうが、
私情も交じってるのではと反対に疑いたくなる。
しかし、本書はそれでいいのだろう。
沢木耕太郎氏が取材対象者と並走するのと一緒で
私的なノンフィクションがあってもいいのだと思う。
感じ取るのは読者次第。
これを読むと確実に安倍寄りになってしまうと思うが・・・。
それも計算しているのかな?(笑)。
僕らが思っている以上に政治家は忙しく、また頭を悩ませている。
くだらないことばかり考え、エラそうな態度ばかりの政治家もいるとは思うが、
日本のあるべき姿を真剣に考えている。
それを感じることができただけでも良かった。
あとの感想は特にないということで・・・。
むむむ・・・。