今年も残すところあと2日。
「今年は年男だ!!」と年初は言っていたが、いつもの間にかそんなことも忘れてしまい、
毎日、ドタバタと過ごしているうちに年末を迎えてしまった。
挙句にギリギリになってインフルエンザを患ってしまった。

体調不良ではあるが、個人の目標に対しての反省の弁は明日、述べさせていただく。
ほとんど何もできていないので・・・(苦笑)。

今月の日経新聞の「私の履歴書」は萩本欽一氏。

2014-12-29 07.21.39

芸能人の方が書かれる場合、軽く流すことは多いが、今回は興味深く面白く読ませてもらった。
欽ちゃんといえばちょうど僕が中学、高校の頃、あちこちのTV局で人気を博していた。
僕も「欽ドン!良い子悪い子普通の子」や「欽ちゃんのどこまでやるの?」を好んで見ていた。
「欽どこ」のゲストが大好物をどんな順番で食べるかのクイズは羨ましくて仕方なかった(笑)。

彼のバラエティ番組のピークの時代。
今回の「私の履歴書」はそんな多忙な時代も描かれていたが、
僕としては少年期の育った環境や売れない下積み生活が印象に残った。
裕福な家庭から一気に借金取りに追いまくられる時期を過ごし、
母親を満足させるためにお笑いの世界を目指す。

お笑いでも目が出ず、諦めかけていた時に偶然、運が開ける。
これが欽ちゃんの人間性を表している面でもあり、
人生、諦めなければ何とかなるということを彼の生き様から教えてもらった。

奥さんとの出会いのエピソードもグッとくる。
そんな欽ちゃんだからこそ、長い間、お茶の間で人気を維持しているのだろう。
なんか偉そうな言い方ですいません・・・。

結局、人は一人では何もできない。やれることに限界がある。
しかし、懸命に努力をしていれば、誰かが認めてくれて、花が咲く時がくる。
全ての人が平等というわけではない。
でも、偶然の出来事を自分のものにするかはその本人次第だ。

欽ちゃんの「私の履歴書」を読み、
クルンボルツの「プランド・ハプンスタンス・セオリー」を思い出した。
「偶然の出来事」を変えるには、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心が必要。
十分、その要素が含まれていたように思う。
なんだがカリスマキャリアカウンセラーみたいになってきたぞ(笑)。

明日の最終回も楽しみにしている。