今、TVドラマで唯一観ているのが大河ドラマ「おんな城主 直虎」。
それなりに楽しませてもらっているが、
歴史ドラマというよりはメロドラマを観ている感じ。
また、時代が進むスピードがゆっくり。
どうでもいいと言っては失礼だが、
あまり本筋には関係ないストーリーが多く盛り込まれているような気がする。
歴史に詳しくないので叱られるかもしれないが、それが僕の素直な感想。
しかし、欠かさず観ているので魅力を感じているということ。
そこは誤解しないでもらいたい(笑)。
一年通してドラマを流すのは相当難しいことなんですね・・・。
そんな中で僕が惹かれるのは尾上松也氏演じる今川氏真。
あのダメさ加減が最高にいい。
このドラマで助演男優賞を与えるなら間違いなく彼だろう。
あの横柄なドラ息子的要素、頻繁に見せる頼りなさ、
そして芸事やお酒に逃げる弱さ。
すこぶる上手に描いていると思う。
彼の演技を見ているだけで今川家の衰退や家臣の離反が手に取るように理解できる。
直虎の今後よりも氏真の今後の方が気になって仕方がない。
それが僕のドラマに楽しみ方になっているのかもしれない。
これからの展開を知らないので、氏真がどこまで登場し続けるかは分からないが、
できればどんどん落ちていく姿を見せてもらいたい。
それはまるで凋落していくファミリービジネスをみているかのよう。
偉大な先代を継ぐ放蕩息子。
これは現代にも通じる話。
苦労知らずの後継者は環境の変化に戦略を打つこともできず流されていく。
歴史は角度を変え、多くのことを教えてくれる。
そんなことをこのドラマから感じてしまった。
きっと氏真はしばらくしたら自害でもするのだろうと勝手に想像していたが、
調べてみるとそうではない。
意外としぶとく最後の最後まで生き延びる。
ドラマからにじみ出るひ弱さとは随分違うみたい。
大河ドラマでどこまで追いかけていくかは知らないけど・・・。
やはり歴史は知っておかないといけませんね。
まあ、あと5か月を楽しんでいければいい。
個人的にいえば山口紗弥加さんがいいですね。
あんな女性がそばにいてくれたら、どれだけ癒されるだろう。
な~んて・・・(笑)