単純に楽しめる映画。
何も考えずに観ることをおススメする。
以上。

とブログを終わりたいが、そうはいかない。
ただそれでもいいんじゃないかと思えるのが本作。

ストーリーは単純明快。
そして、現実的にかなりあり得ない展開。
それでも映画の中に引っ張り込まれ感情移入してしまう。

まずガッキーがかわいい。
まあ、これは当たり前のこと。
あんなかわいい子を弄ぶこと自体考えられないが、映画はそれが前提。
弄ぶ男を日本の全男性は許せないので、おのずとペアとなる瑛太も応援してしまう。
男は至って単純で浅はか。
それをすべて見透かされているように・・・。

映画の構成は予想を裏切らない。
きっとこうなるだろうと思うように映画は展開する。
観客を驚かそうとする映画が多い中、ある意味、分かりやす過ぎる。
しかし、それが却って心地いい。
と僕は思う。

そんな映画だから、第一線級の役者さんがズッコケた役を楽しんでいるのだろうか。
母親役の真木よう子然り、中国人役の蒼井優然り。
堂々とぶっ飛んでいる。
そんな役者さんが脇を固めているので、中心的な存在の「フラワー卓球クラブ」の面々が生きる。
それぞれ抱える悩みを卓球を通して解消していく。

上手くCGを駆使しているとは思うが、かなり卓球も練習したことを感じさせる。
経験者として言わせてもらえば、素振りだけで素人か玄人かは判断は可能。
その中できっちりとしたフォーム(完ぺきとは言えないけど)で戦い続けるのは努力の証だろう。

しかし、強いて言えば迫力はいま一つ。
映画「ピンポン」と比べると見劣りするのは事実。
あそこまでの別次元の迫力があれば本作はもっと盛り上がったのかもしれない。
欲張りすぎかな・・・。

たまにはこんなお気楽な映画もいい。
多分、評価としては高くはならないだろうが、それで十分。

公式サイトを観るまでは中村アンがどこに出ていたかが分からなかったのは残念。
結構、好きなんで・・・(笑)。

一体、何を目的としているのかな。
僕は・・・。