先週、土曜日(18日)はFBAA5周年記念企画として特別講演会が開催された。
FBAAとは日本ファミリービジネスアドバイザー協会の事で、
毎年20名前後のファミリビジネスアドバイザーを輩出している。
前日17日は5期生の資格認定授与式も行われた。
各分野で活躍する方が新たなアドバイザーとして誕生し、同族経営を支えていく。
僕は第2期生で資格歴は長いが、それはたまたま早く受講しただけのこと。
一時期は名古屋で唯一のファミリービジネスアドバイザーと威張っていたが、
今となっては恥ずかしい限り。
どんどん優秀な方が誕生し、取り残されていく感じ(笑)。
専門領域のない僕は今やなんちゃってファミリーアドバイザー。
キャリアカウンセラーの資格も同じようなものかもしれない。
肩書とエラそうな態度でそのポジションを保っている(苦笑)。
それはさておき、18日の特別講演会。
東京竹橋の一橋講堂に満席の500名の方が出席された。
僕はボランティアとして運営スタッフも兼ねて参加。
当日は受付のお手伝い。
普段、当たり前のようにイベントを開催しているので、これくらいはお茶の子さいさい。
といっても、会社の方は何もしてないけど・・・。
特別講演は13:00~18:00間での長丁場。
内容もてんこ盛りで気を抜く暇はない。
世界的権威の3名(lvan Lansberg氏、Kelin E. Gersick氏、Connie Gersick氏)の講演がメイン。
その他には老舗旅館の20代目女将らのパネルディスカッションも行われ、
事例を含めあらゆる角度からファミリービジネスの現状や未来が語られた。
前日同様、同時通訳付きで英語が理解できない方にも対応。
しかし、言葉のニュアンスの違いもあるだろうし、
リアルに感じるためには英語が理解できるのが理想。
こんな場に立ち会うと英語能力が欲しいと思ってしまう。
権威の講演は斬新とはいえない。
ベーシックな内容。
だが、ファミリービジネスに必要な点、これから求められる点が満載。
僕自身もまだまだ理解できていない点もあるので満載のはず。
1度の講演だけでは理解できないので、資料を基に何度も読み直し腹落ちさせたい。
ファミリービジネスにおける課題は日本も海外も変わりない。
世代間ギャップも後継者選定のプロセスも基本は同じ。
欧米の企業が特別であるとか、日本企業が特殊であるということはない。
それが理解できただけでも十分な価値。
ここで多くを語ることはできないが、改めてファミリービジネスの重要性を知ることになった。
もっと僕自身も知識を深め、アドバイスする能力も高めねばならない。
来月の「名古屋ファミリービジネス研究会」ではこの状況を簡単に披露しよう。
久々にどっぷり浸かった2日間。
たまにはこんな時間の使い方もいい。