昨年の公開時に見逃した作品。
友人映画評論家のヤブさんは高評価をしていた。
最近、Amazonプライムにアップされたので、早々に鑑賞。
またもやAmazonプライム地獄に堕ちていった(笑)。

そして、この映画の登場人物もことごとく堕ちていく。
まあ、それがたまらなくいいのだろう。

どこからみても福山雅治はカッコいい。
脱いだ姿も引き締まっていてなかなかいい。
主演作も多いが、本作がハマリ役ではないか。
弁護士も固い父親も龍馬もいいが、こんなスケベでだらしなく、
それでも真の通った役柄が彼には合うのではないか。
役作りはほどほどで自然体で臨んでいるように思えた。

他の役者も素晴らしい。
少し前に「私の男」を観たが、
(これはブログには書かない・・・笑)
二階堂ふみの恐ろしいくらいの演技に驚いた。
その時のインパクトはないにせよ、この作品でも映画を引っ張る。
将来、どんな大女優になるのだろうか。

そして、リリーフランキー。
その壊れた存在感は半端ない。
この才能はなんだ。
なにかつけて天才だ。
先週観た「探偵はBARにいる 3」も良かった。

吉田羊さんも相変わらずステキ。
ここだけ“さん”付け(笑)。
こんな強い女性に絡まれてみたい・・・。

と出演者の評価ばかりしているが、肝心の作品はどうか。
野次馬的に楽しめるし、楽しむべき映画。
やっている行為は結構酷い。
仕事とはいえ、恨まれることは多い。
それをプロの仕事として行う。

それはそれでプロ根性を見せてくれる。
だから、酷いシーンでも好感をもって受け入れることができる。
そうじゃないと懸命に打ち込む彼らは浮かばれない。
そこまで難しく考えなくても単純に楽しめばいい。
実際あんなふうにスクープは撮られるのだろう。

面白いナンパな作品であったが、最後に一つ。
あのラブシーンは必要なのかな・・・。
サービスシーンかもしれないが、個人的にはなくてもよかった。