新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
一年のスタートは今年もランニングからスタート。初日の出を拝みながら、その方向に向かって走っていく。
ツーンと肌を刺す冷たい空気が心地いい。35分の軽いランニングだが気持ち良いスタートが切れた。
月もくっきりと見えている。
今年一年、どんな年になるだろうか。
自分たちがやれることを懸命にやり、良くしていくだけのこと。景気が良かろうが悪かろうが、政治が良かろうが悪かろうが、自分たちは自分たちの責任として、颯爽と生き抜いていこう!
共に励んでいきましょう!
2013年1月1日
謹賀新年2013
2012年12月31日
今年も年末に一年を振り返る
今年も残すところあと本日のみ。会社の目標の振り返りは最終日の社員総会で総括した。
評価すべき点は大いに称え、反省すべき点は再度見直さなければならない。それは会社内に留めるとして、本日は自分自身の振り返りをしたい。
毎年恒例だが超個人的なことなので、どうでもいいと思う方も多いだろうけど・・・(笑)。
僕は以下の5点を今年の目標として掲げた。
人によってはレベルが低いと思われるかもしれないが、自分なりに振り返ってみた。
1.名大社のトップとしてふさわしい人物になる。
(知名度のおかげで必要以上に優秀だと思われることが多く、負担に感じることもあったが、肩書きに見合う人物にならなければならない。)
⇒とてつもなく漠然とした目標。会社のメンバーには具体的に目標を立てろと指示をしておきながら、自らは抽象的。この目標の達成度については、自分ではわからないし、評価できない。トップに相応しいかどうかは他人が評価すべきこと。
以前と比べ会社がかなり変わったとよく言われるが、それはいい意味でも悪い意味でもあるはず。褒め言葉だとしても安易に喜ぶのではなく、指摘されていると受け止めなければならない。
負担に感じることはかなり減ったが、肩書に見合う人物になったとは到底思えない。きっとゴールはないだろう。常に意識し続けることが重要だし、他人の評価が100点になることもあり得ない。結果的に未達成。
2.名大社のブランド力を向上させる。
(主役は社員全員だが、自らも露出を高め広告塔として動いていく。)
⇒いろんな場に出掛けたことにより、多くの縁を頂いた。母校の60周年記念事業で講演をさせてもらったり、地元の新聞やビジネス誌にも取り上げて頂いた。
ほんの少しはブランド向上に繋がったのかもしれないが、会社の信頼が大きく増したわけでも仕事が断然しやすくなったわけでもない。最初の目標と同様で、これにも終わりがない。まだまだである。
3.年間48冊の読破
⇒唯一の目標達成。それも29日に48冊目を読み終えるというギリギリでの達成。
「志を育てる」(田久保善彦)から始まって「聞く力」(阿川佐和子)まで、月平均4冊と非常に分かりやすい目標設定は何とかクリア。どこまで頭の中に残っているかは、とりあえずこの場では問わず(笑)。
4.マラソンの記録更新
⇒こちらは惨敗。今年参加したのはハーフ5回。10km1回。昨年までの最高タイムは1時間51分であったが、今年の最高タイムは名古屋シティマラソンの1時間55分と記録更新どころか大きく前年割れ。挙句に2時間を超えるタイムが2回もあった。初めて臨んだフルマラソンもハプニングに巻き込まれ断念するなど、マラソンに関してはいいところなし。来年リベンジである。
5.ゴルフのスコア100切り
⇒こちらは先日のブログの通り。情けない結果で未達成。
とまあ、ほとんど未達成でこの一年を終えることになる。年頭から会社で偉そうなことを言い辛くはなるが、役割と認識し区別して臨みたい。自分勝手だな・・・(苦笑)。
家族においても満足を提供できたとは言い難いだろう。
娘が受験生ということもあるが、この一年旅行や遠出が一切なかった。休日も別行動が多かった。子供たちの親離れは健全ではあるが、もう少し家族サービスもすべきだったと反省もしている。来年は落ち着くだろうから、せめて一泊二日の旅行くらいは行きたい。
あきらかに能力不足、努力不足の一年であったが、納得できる面も少なからずあったのも正直な感想。こうして無事に一年を過ごせ、家族も会社のメンバーも笑顔で締めくくることができた。それは何事にも変え難い事。
一年間、ありがとうございました。
明日からもよろしくお願いします!
2012年12月30日
ちょっと違和感を感じた「私の履歴書」
今月の日経新聞の「私の履歴書」は森喜朗元首相。12月に衆議院選挙が行われ自民党の圧勝もあり、とてもタイムリーだ。党のいいPR材料にもなるだろう。
しかし、この連載については、どうもしっくりこない感じで読んでいた。
僕はブログで政治ネタは書いたことがない。今後も今のところ書くつもりはない。自分がそれを書くのに相応しい知識と考え方を持っていないのが大きな理由だが、仮に書いたとして、その内容がイコール会社の考え方と誤解を与えてしまうことに危惧を感じる点もある。(そんな影響力はないので、気にする必要もないのだけれど・・・)。
従って、今回のブログも政党支持や批判を言いたいわけではない。あくまでもその姿勢について疑問を感じたにすぎない。
この森元首相の連載は、ある意味痛快で、本音がストレートに書かれていると思う。新聞やTVを通じて取り上げられることのない政局の裏側を表現されているのもいい。
しかしである。一ヶ月の連載を通して、政治家の仕事とは一体何だろうかと疑問に思ってしまった。書かれている内容のほとんどが、党内での権力争いや派閥内での人事に関わることばかりで、肝心な日本の方向性や海外との交渉事などの事柄はあまり見られなかった。
それを書いていけないという規制があるかどうか知らないが(そんなのはないと思うけど)、あまりにもあるべき姿を描く場面が少ないのは寂しかった。
もしかしたら、今朝と明日の最終回で集約されるのかもしれないが・・・。
森元首相の豪快な性格が伝わってくる良さもあったが、政治家に対しての不信感を抱いてしまったのは残念。
いい裏切りを残りの回で期待したい。
2012年12月28日
あ~、目標達成できず・・・。
随分とレベルの低い話なので、バカにされることも覚悟して、ブログに書くことにしたい(苦笑)。
今年、果たすべきいくつかの目標の中に、とてもとても小さくどうでもいいような事だが(えらく言い訳がましい)ゴルフのスコアの目標があった。年内には100を切るという目標が・・・。
これまでそれほどラウンドすることもなく、練習をすることもなかったが、いろんなお付き合いの中でゴルフの重要性と面白さがわかってきたので、そんな目標を立てたのだ。
決して高くない目標であるし、周りは80台、90台で回る方ばかりなので、せめてそれくらいの数字を出さないと情けないと思っていた。
自ら率先してラウンドするのは少なく、お誘いいただいて回るケースがほとんど。せいぜい月1回あるかないかのペースだった。それでも暇を見つけては練習場に行き、ドライバーやアイアンも買い換えた。
6月にクライアントのコンペに参加した時は、前半は57だったが、後半は48のトータル105。ハーフで初の40台をたたき出したこともあり、自分でも100切りは時間の問題と思っていた。
ところがである。
その後が全く伸びない。100台ならまだしも110台がほとんど。酷い時は120を叩くこともあった。全然上手くならない。成長しない。
ブログに書くこと自体、恥さらしで、社員も白い目で見ているかもしれない・・・。それよりも「あそこの社長大丈夫か!」なんてお客さんにも思われてしまうだろう。隠しても仕方ないので暴露してますが・・・。
そして、昨日が今年最後のゴルフ。すなわち最後のチャンス。
会社のメンバーと経営者仲間と一緒にラウンド。1ホール目のロングホール。なんといきなりパー。あり得ない幸先いいスタート。その後もボギー、ダブルボギーとそれほど悪くない。ショートホールでもパー。これはもしかしたらと期待した途端、7ホール目でOB連発の11。その後もダブルパーが続く悲しい状態。
ハーフを終わってみれば58と100切りは遥か彼方へと消えていった。後半も結果的には同じような出来でスコアはいつもと同じ110台。トホホ・・・。
何ら成長することなく、目標達成には遠く及ばず、一年を終了することとなった。センスがないのか、努力不足なのか、道具が悪いのか、原因はいろいろと考えられるが、結果は結果。目標未達成のまま、今年を終了することになった。う~ん、お粗末。
でも、何とかなるような気がしてならないし、来年、もう一度チャレンジしたいと思う。もし来年ダメだったら、ブログには書かないけど・・・(笑)。
2012年12月27日
映画「椿三十郎」
僕は黒澤映画が好きだ。一番好きな作品は「用心棒」。そして「椿三十郎」である。映画の演出で、あれだけ風を上手く取り込んでいるのはこれらの作品くらいだろう。本当に凄い!
今回は黒澤作品ではなく、2007年に上映されたリメイク。ようやくDVDで観る機会を得た。監督は今年逝去された森田芳光氏。80年代に自主映画を撮っていた僕らの世代にはかなり影響力のある監督である。
しかし、この作品。
公開された当時は何故リメイク?何故森田芳光?と思ったものだ。映画を観終わった今でも、その疑問はほとんど解消されていないが、それなりに楽しめる作品にはなっていた。
脚本は一切手を加えられていないので、前作を忠実に反映。それも凄い冒険。従って、黒澤作品とオーバーラップさせながら、映画は進行していく。
でも何かが違う・・・。カラーとモノクロの大きな違いがあるが、同じような殺陣でも迫力の違いは歴然。主役の三船敏郎の圧倒的な存在感はどんな役者を当てても代え難いのだろう。
良かったと言えば、松山ケンイチ。前作は長嶋一茂をどうしてもイメージしてしまう加山雄三がその役をそつなくこなしていたが、本作の松山ケンイチはその頼りなさげな武士を上手く演じていた。低視聴率だった大河ドラマ「平清盛」は全く見ていないのでわからないが、ちょっと頼りない役柄の方が適しているのではないだろうか。
そして、映画として一番の違いは「血」である。前作とは異なり、本作品は一切血が出てこない。バッサバッサと人を斬ろうと血は流さない。あとは椿の色かな・・・。
名作と言われる作品のリメイクほど難しい製作はないだろう。一定レベルであったとしても、必ず酷評される。
公開から5年経った今、映画を観て感想を書く僕自身もいかがなものかとは思うが、何故か急に森田作品を観たくなってしまった。理由はよく分からないけど・・・。
2012年12月26日
仕事納め
本日を持って2012年の名大社の業務は終了。明日から1月3日まで年末年始休暇に入る。
「休みに入るの早いね~、いいね~。」という声を多くの方から頂いた。年間カレンダーではこうせざるを得ない事情はあったが、僕からしてみれば年明けが6日まで休みの方がいいね~である。
思い切って6日までの休みにしようかとも考えたが、そうすると11連休という社員に優しすぎる企業になってしまい名大社らしさがなくなる(笑)。
また、そこまで休むと社会復帰できないメンバーも出る可能性もあるため、4日を仕事始めとした。
それでも8日間の休暇があるので、一年の疲れを取ってもらい、楽しみながら新たなる年に向けた準備をしてもらいたい。
最終的な今年の振り返りは大晦日にするので、本日のところは簡単に。毎年言っている気がしてならないが、今年もあっという間の一年だった。つい先日年初の挨拶をしたばかりだったのに、もう仕事納め。
早すぎるくらい早い。カッコ悪くいえば、僕はボーッとしていたら、一年が経ってしまったような感じ。ウソでもないけど・・・。
それでも会社としてはいくつかの新しい取り組みを行い、新たな制度も取り入れたりとチャレンジも心掛けてきた。既存のサービスも順調に推移したので、会社全体としては慌ただしく緊張感の途切れることのない一年であった。
そんな中でも一人も欠けることなく過ごす事ができたのは、僕としても喜ばしく嬉しい。会社としての一体感もより増したような気もするし・・・。
(僕が勝手に思っているだけだったりして・・・)
本日は夕方から社員総会。
ここでは一年を振り返り、改めて全員で今年行ってきた事を共有する。自分たちができたこと、そしてできなかったことを最後の最後まで頭の中で繰り返さなければならない。
その後は、優秀社員表彰。飲みに行く人はご馳走してもらってくださいね(笑)。最後は全員で掃除して、締めくくる。
こうして無事に送れたことに感謝しながら本日を過ごしたい。
(本日、何も起こらなければいいけど・・・)
ありがとうございました!
2012年12月24日
名古屋のパワーを感じた夜
昨日はグロービス名古屋校の忘年会。
もう2年以上も何も受講していないにも関わらず、参加させてもらえるのは何とも懐が深い(笑)。
今回は10回目という節目の年でもあり、新旧合わせた総勢180名の受講生が参加。場所はディスコPLATINUM NAGOYA。歴代幹事が紹介され、第一回目の幹事である磯貝さんの乾杯で幕が開けた。
一気にボルテージが上がり、会場は熱い空気に包まれていく。
僕が知っている方は50名前後くらいだろうか。この忘年会でしか会わない方もみえ、懐かしかったり・・・。受講生が演じるちょっとムリのあるAKBも流れる映像も素晴らしかった。
二次会は山ちゃん。
ここでも100名近い方が集めって、親交を深め合う。業界も年齢差も関係なく、仕事や趣味、受講科目の話で盛り上がる。この場でいえば、僕はかなり年寄りの部類にあたるが、気持ちは若返っていく。何より熱いパワーを感じることができる。
その後もワインバーに行き、かなり酔っ払い、最後は〆のラーメン。
忘年会のフルコースを楽しんでしまったわけだ(笑)。
年明けからは会社の若手をグロービスに通わせることもあり、少なからず関わっていくことにはなるだろう。これも大変ありがたい話。
幹事の方はじめ、参加されたみなさん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました!
2012年12月22日
12月最後の金曜日
昨日も慌ただしく一日を過ごさせてもらった。午前中は名古屋を代表する経営者の面接を面接を受けた。なぜ面接を受けたかはそのうちに・・・。
30分くらいの予定だったが、その時間を遥かにオーバー。話が盛り上がったかどうかは定かではないが、面接は一応クリア。有り難いことにホテルのエレベーターまで見送って頂いた。来年以降、また課題が増えるが、これもいい機会として捉え、学びの場を作っていきたい。
午後は東京へ移動し、新卒者向けのイベントに参加。参加と言っても一見学者に過ぎず、ただイベントを傍観していただけ。しかし、大いに勉強になり、かつ自分自身が楽しめるイベントであった。
パフさんのシェア活LIVEと名付けられたイベントはBtoBという共通点があるだけの異業種の4社がそれぞれの企業の魅力について語るもの。それもただ一方的に自社の魅力を語るのではなく、学生視点に合わせ学生の疑問に答えながら進行していく。第一部はパネルディスカッション、第二部はコミュニケーションタイムとまずは興味を持たせ、その後、その興味に対し深掘りしていく流れ。
僕自身はパネルディスカッションだけでもかなり勉強になった。知っているようで知らない業界のこぼれ話を分かりやすく伝えてもらったからだ。
そして、何より出席されている人事担当者の学生に対する愛情が素晴らしい。一人の大人として、人生の先輩としての温かいメッセージがこちらまで伝わってきた。これもパフさんのイベントの特徴だろう。
盗まないと・・・(笑)
イベント終了後は、ふるさと就職応援ネットワークの忘年会。渋谷で飲むのって、初めてじゃないだろうか。半端ない人の多さだった。
メンバーが素晴らしいとどれだけでも飲める気がする(笑)。ここでも貴重な時間を過ごさせて頂いた。二次会のシュミレーションゴルフも面白かった。
男ばかりの記念のショット。
(キーカンパニー下薗社長の写真を勝手に拝借)
やっぱり渋谷は人でいっぱい。タクシーが全く捕まらない状態がしばらく続いた。12月最後の金曜日のせいもあるだろう。正確にはもう1回、金曜日は残っているが、仕事をする金曜日としては最後。
お疲れさまでした!
本日は少しだけ仕事をして、久々に家族全員で食事。ちょっと早いクリスマス。子供たちの成績も上がったようだし、ちゃんとサンタ役もしなければならないな・・・。
2012年12月21日
名大社 忘年会2012
昨日は会社の忘年会。
昨年同様、会社近くのビアホールCAVERNさんを貸し切って開催。本来は日頃お世話になっているクライアントと一緒に行えるのが理想だが、それでは収拾がつかなくなるので、媒体関係含めブレーンを招いて開催したのだ。
いっぱい写真を撮ってアップするつもりだったが、いろんな方と話をしているうちにすっかり忘れてしまった。そのため盛り上がりの臨場感は伝わりません・・・(笑)。
幹事は入社1年目、2年目の若手社員に任せ、進行。プレッシャーをかけたせいもあるだろうが、入念な準備をして、会場内を盛り上げてくれた。お決まりの名大社Tシャツを身に纏い・・・。お疲れさまでした。
会社のメンバーや会社に協力いただける方と一緒にこういった時間を過ごせるのは、実に幸せなこと。あと3日間の仕事はあるものの、いい一年を過ごさせて頂いた。感謝、感謝です。
おかげさまですっかりいい気持ちで酔っ払うことができた。ちょっとお酒も残っているので、ブログもあっさりと終了します・・・(笑)。
本日は面接。面接をするのではなく、なんと面接を受ける。
会社を辞めるわけではないので、ご心配なく・・・。名古屋を代表する経営者に僕をジャッジしてもらうのだ。大丈夫かな・・・。
その後は、東京に移動し、釘崎社長率いるパフさんのイベントを見学した後、またまた忘年会。
昨日と同じく、本日も素晴らしい一日になりそうだ。
2012年12月20日
「採用基準」を読む
採用基準 (2012/11/09) 伊賀 泰代 |
今、最も話題となっている一冊。
ビジネス書籍の売行きの発表を見るとかなり好調のようだ。僕の場合、商売柄要素も強いので、本書を読むことは必須条件でもあるが、一般的にもマッキンゼーの採用基準はかなり気になるところなのだろう。
僕の知り合いにはマッキンゼーに勤務している社員もOBも誰一人いない。行動範囲が狭いと言われればそれまでだが、名古屋で働いていて遭遇するのはレアなケースだと思わなくはない。そのせいか、優秀たるコンサルタントぶりが勝手にイメージされる。
本書に書かれているように高学歴で論理的思考力が抜群で、フレームワークを駆使し、問題解決もチョチョイのチョイというようなイメージが・・・(笑)。
しかし、実際に求められる人物はそうではないようだ。必要最低限の要素で地頭力、分析能力や語学力は付いて回るが、それが最重要ではない。
一番大切なのはリーダーシップだという。本書を読み進めて行けばわかるのだが、著者が最も表現したいのはマッキンゼーや著者の考えるリーダーシップ論。採用基準はオマケに過ぎないと感じてしまう。
世の中にリーダーシップに関する書籍は溢れかえっており、その類のタイトルではインパクトは小さい。いくらマッキンゼーが求むリーダーシップ像と大々的に謳っても影響度はそれほど高くはないだろう。
これは勝手な見方で推測にすぎないが、本書のタイトルとしては「採用基準」とした方が、世間的にインパクトが強く販売にも繋がると・・・。そんな風に思ってしまった。本書を読み終えた人には、きっと僕と同じような思いの方も多いんじゃないかな。
著者の考えでは、真のリーダーシップがあれば、日本もグローバル化の中で十分戦っていけるという。
日本ではTPPに関しても「参加したら、国際交渉でアメリカに押し切られ、日本は不利益を被る」という理由で反対する人がいて驚かされます。なぜそうではなく、「国際交渉の場で、きちんと自国の利益を確保できる人材を育成することが急務である」という発想にならないのでしょうか。
この一文だけでも、リーダーシップがもたらす効果を物語っている。
そして、今後、必要になるのは中央集権的な意思決定システムではなく、分散型の意思決定システム。
この考えには僕も賛成で、リーダーシップはトップ一人に求められるのではなく、メンバー全員に求められるということ。これはリーダーである僕が逃げているわけではなく(能力はないですけど・・・)、よりよい仕事の進め方において日々の中で強く感じることでもある。
それにしても、このタイトルは抜群だ(笑)。