昨日は縁があり東海Eビジネス研究会の勉強会に参加させて頂いた。
ゲストは名古屋市長の河村たかし氏。全国的にも有名な市長である。僕も業界団体の新年会であったり、地域のお祭りであったりとお目にかかるケースはこれまで何度もあったが、間近で接するの初めて。
通常業務を終えての講演という事もあり、中々オープンにできない内容でもあったが、逆にそれが河村市長らしい。周囲を気にすることなく(本当はされているのかもしれないが・・・)、本音ベースでズバズバとストレートに話される姿に聴く側は惹き込まれる面もあるのだろう。
昨日の講演もあちこちと話題が飛びながらも、自分の信念だけはぶれない姿が印象に残った。
講演終了後は懇親会。僕はこの場で挨拶をさせてもらった。
具体的な事業内容はともかく名大社の存在を知って頂けていたのは、地元ならではということだろうか。ありがたい。
懇親会もカタチばかりでなく、長い時間多くの方と酒を酌み交わされていたのは驚きであった。
東海Eビジネス研究会とは楽天などでオンラインショップを展開する経営者の集まりで、定期的に勉強会を開催している組織。
直接、名大社との事業とは関係ないが、この懇親会の場で多くの方と情報交換させて頂いた。楽天の創業時からオンラインショップを展開されている経営者の方もみえ、その当時から現在に至る時代の変遷は話はとても興味深いもの。
今やネットショッピングは当たり前の時代だが、10年前はまだ光回線もADSLもそれほどは普及していなかった。どこまで画像をアップするかでも相当悩んだ時代である。
そんな展開をされている会社がこの東海地区にも多く存在している。極端に言えば、自社製品へのこだわりと自分のアイデアだけで勝負されている。それが新鮮であると同時に知識不足を痛感した。この東海地区の事業特性を理解しているつもりでも、知らない世界が山ほどあるのだ。
まだまだ勉強不足。
それも含め、昨日の勉強会及び懇親会は刺激的で貴重な機会であった。
有意義な夜に感謝!
2012年5月10日
河村市長の講演などなど
2012年5月8日
珍しく企業展にて講演
今週末の13日(日)に13卒向け企業展を開催する。
ここ最近は、通常の合同説明会の他、いくつかのテーマで学生の参考になる講演も実施している。
今回も懇意にするL&Dコミュニケーションズの堀内裕一朗氏と就活内定プロデューサーの田中ヒロユキ氏に依頼。4月のイベントで好評だったので、その時の続編とも言えるような内容で両氏には話をして頂く。
楽しみな講演だ。
それとは別に今回は僕自身も講演を行うこととなった。
タイトルは「自分に合った中小企業の探し方」。これまで学生向けの講演は大学や学生支援団体に招かれた時くらいで、自分が講演を行うことはなかった。自社のイベントではパネルディスカッションのファシリテーター役等のあくまでも黒子役を務める程度だった。
今回の企業展は単日開催ということもあり、イベント開催中に僕の仕事はほとんどない。というよりもお客様への挨拶しかない。
当日の業務がないのが理由ではないが、GWを過ぎ、学生の就職環境も一区切りついた時期にもなるので、これからの時期に大切になることを伝えておきたかった。
一般的に今年の就活生は業界研究や企業研究が足りないと言われる。環境面の変化が一つの理由でもあるが、その結果、思うように行動できていない学生も多いようだ。
この5月が遅い時期でも焦る時期でもないが、不安に思う学生が増えているとも感じるので、不安を取り除くながら、これからの活動でのポイントを伝えるつもり。
それでも自社イベントで自分が出ていくのは、僕の中でいやらしさがつきまとうのも事実。妙な気分でもあるし・・・。
今回の企業展の詳細はこちら
<日時>2012年5月13日(日)
11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 7階展示場
名古屋駅徒歩2分
ちなみに堀内氏は
10:15~11:00 内定を勝ち取るための二次面接、最終面接対策
そして、田中氏は
13:00~13:45 シューカツを成功させる3つの法則を掘り下げる
ぜひ、参加してもらいたい!
僕の講演は16:30からなので、ほとんどの学生は疲れてしまっているかもしれないが、今後の就職活動のヒントにはなると思う。
2012年5月6日
健全な生活
本日でGW休暇の9連休も終了する。
意外と9日間も早いものである。特筆すべきことは何一つなかったため、休暇中のブログも書籍や映画の感想ばかりになってしまった。
のんびりと過ごした休暇であったが、基本的には普段の生活と何ら変わらない。起床時間も就寝時間もいつも通り。
(正直に言えば、一日のみ酷い二日酔いで起きれない日はあったが・・・。学生時代の先輩や同期との飲み会で、25年前と同じノリの飲み方をしてしまったのだ。反省・・・)
9日間のうち5日間はランニングもし、いい汗をかいた。アルコールは一日だけ休肝日を設けた。
昨年までであれば一度くらいは会社に顔を出したが、今年はそれもなかった。というより、あえてしなかった。貧乏性のため会社のことは気になって仕方ないが、時にはしっかりと切り分けることも重要。いつでも飛び出せる覚悟は出来ているが、何もない時は静かにしているのも役割として必要だろう。
その分、他の事に時間を費やし、回りまわって最終的に会社に役立つ方向に持っていければ良い。そんな大層な行為はしていないが、この休暇はそんな時間の使い方だった。
そのような生活の中でも変えていけないのが、生活のリズムである。普段と同じように寝起きし、食事をすることが重要。健康的な毎日を過ごそうと思えば、休むであろうとなかろうと、普段通りがいいのだ。
昨日まではさすがにのんびりし過ぎたので、本日はリハビリを兼ねて、明日以降の準備もしなければならない。幸か不幸か本日は僕を除き家族全員外出してしまうので、一人の時間も多い。いくつかの課題をクリアするのは最適な日となるだろう。
そして、夕方からはビールとワインでも飲んで、GW休暇の最後を締めくくろう。
2012年5月5日
会社人生は「評判」で決まる
会社人生は「評判」で決まる (日経プレミアシリーズ) (2012/02/16) 相原 孝夫 |
上司にゴマを擦って評価を高めるか、要領よく仕事を進めて評判を上げるという調子のいい内容ではない。
あくまでも人として、いや企業人として仕事をどう捉えていくか真剣に向き合った作品と言える。
「評判」という言葉は定性的であって、数値化するのは難しい。しかし、人が人を判断する上で、あまり数字をもって判断を下すことはない。大体は感覚的な面が強く、極端に言えば自分が好きか嫌いか、一緒に仕事したいかそうでないかで決めていくケースが多いように思う。
凄く曖昧な見方だが、これは大筋正解で結局のところ、それが「評判」なのである。
この本書を読んで、これまで気にしなかった点を気づかされたことが多い。こんな言い方は後付けのような気もするが、僕が大切にするのもまさにそういったところ。
評判を上げようとして行動しているつもりはない。だが、結果的に見れば、人に対してどう見られるかや客観的な視点として自分の行動が正しいかどうかで判断しているのだ。
本書にも書かれているように「評判が評価をつくる」のであり、それは「萌芽→強化→拡散」のプロセスを辿るのだ。
身近に面白い例もある。今春、息子がクラスの学級委員に選ばれた。6人の候補者の中から選出されたわけだが、特に優秀と言うわけではない。しかし、3年生から学級委員をやっている実績が安心感や期待感を生み、選ばれたのだ。
表現は異なるかもしれないが、これも「評判」によって得られた結果である。もちろん大きな失態をやらかせばそれも評判に繋がる。小学校時代から、いかにも日本的なのだ。
これは延々と続き、我々のビジネスの世界でも同様と考えられるから面白い。本腹落ちもした。
本書では評判のいい人の代表例として3つ掲げている。
1.他者への十分な配慮ができる人
2.実行力のある人
3.本質的な役割の果たせる人
特別難しいことは書かれていない。しかし、これを瞬間だけでなく、永続的に行えるかは別問題。先述の学級委員の例ではないが、継続性が必要なのだ。
評判のいい人、簡単そうで難しい。
2012年5月3日
映画「マネーボール」
マネーボール [DVD] (2012/03/21) ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル 他 |
戦略の立て方、戦術の組み方はビジネスに通ずる面もあるだろう。弱小の組織が大きな組織に打ち勝つためにすべき手段が盛り込まれている。
全然違う表現だが、ドラッカーの「強みを生かせ」ということだ。
日本に当てはめれば、野村監督がヤクルトや楽天で展開した野球に近いのかもしれない。データを重視しながら、選手のモチベーションを上げ、金満球団に挑んでいく。その姿は似て異なるが・・・。
そうなるとこの「マネー・ゲーム」のような映画を日本で創ってもよさそうだが、そんな簡単ではないだろう。
まずあんな大リーグ選手と変わらないような俳優を使い、リアルに演じさせるのは到底無理。そんなシーンは白々しく映ってしまう。
そして、本当の試合を感じさせるようなスタジアムを描くのも難しいだろう。
(あの映画は全て演出なのかな。さすがだな・・・)
現代のVFX技術を駆使すれば何とかなりそうだが、それはそれで250キロのスピードボールが投げれそうな完全フィクションの世界。企画段階では面白くても、実現可能性が低いのが日本の野球映画になるのかもしれない。
本作とは全く関係のない事ばかり書いているが、僕はこういった人間ドラマとスポーツのリアリティが融合した映画は好きだ。主人公への感情移入もしやすい。人との駆け引きも面白い。
ブラッドピット扮するGMの男気も好感が持てるが、この映画はハッピーエンドで終わったかと言えばそうではない。最終的に主人公は成功を成し得ていないのだ。結果的に引き抜きを試みたレッドソックスは数年後、優勝しているし、他球団もこのスタイルを模倣したという。
それでもビッグマネーが飛び交う大リーグに一石を投した事には大きな価値があると思うし、そうせざる得なかったとしても、その挑戦は素晴らしい。僕も思い切った戦略を打ち立てられる人物になりたいものだ。
結局は映画の感想とは全然違う方向に進んでしまったが、気持ちのいい映画であったのは間違いない。
2012年5月2日
社長の発信力ランキング
今週の日経ビジネスの特集は何とも恐ろしいタイトル。
マスメディアはどんな事でもランキングを付け情報発信してしまう。そのリサーチ力とデータ分析力には感服するが、内容を読んで恐怖心を覚えるのも事実。
前後して4月29日の日経新聞には「経営者の発言 指南します」という記事が掲載されていた。博報堂が経営者の年頭所感や株主総会での発言内容を指南するサービスを開始したという内容。
そんなビジネスが成立するのかと唖然もしたが、この特集を読み進めるうちにその必要性を感じたりもした。
トップのメッセージ一つで企業イメージが奈落の底に落ちることもある。どんなメッセージをどんな顔して発信するかはかなり重要だ。
僕のような小さな存在であれば、発信するメッセージは全て自分で考えるのが当たり前であり、今回の特集も新聞記事も他人事に過ぎないが、それは影響力が小さいから言えるからに過ぎない。
それでも、もっといい表現はできないものかと悩むわけだから、世間一般の認知された企業のトップの苦労は比較にならないだろう。
発信力ランキングは誰もが予測するだろうが、1位がソフトバンクの孫氏、2位がファーストリテイリングの柳井氏。両氏のマスコミへの露出度や著書を見れば、当然と言えば当然。
柳井氏は昨日ブログで取り上げた「成功は一日で捨て去れ」でもストレートにメッセージを発信している。しかし、この両氏、発信の仕方や考え方は大きく異なる。
ソーシャルメディアをフル活用する孫氏とは違い、柳井氏は明確な理由があって一切使わない。それだけでも2人のメッセージに対する大きなこだわりを感じることができる。
一方で世間に対してもメディアに対しても全くメッセージを発しないトップも存在する。それにも明確な理由があるが、現在の1億総メディア化した社会では通用しなくなりつつあるのも現実のようだ。
誤解を招く恐れがあるからといえ、何も言わないことが許される時代ではなくなってきている。僕が恐怖と感じたのはその点であり、指南サービスが生まれる背景もあるのだろう。
この特集では「メディアを使い倒せ」と締め括ってはいるが、果たしてどう時代は変化していくだろうか。マスでもソーシャルでも・・・。
どんな状況であっても、僕は自分の責任として自らが考えたメッセージを発したいと思う。いくら稚拙であっても・・・。
そのためにはもっと多くのトップのメッセージを聞いて学ばなければならないが・・・。
2012年5月1日
成功は一日で捨て去れ
成功は一日で捨て去れ (新潮文庫) (2012/03/28) 柳井 正 |
いつか読もうと思っているうちに文庫本が先ごろ発売された。従って文庫本を購入し、本書を読んだわけだ。遅すぎたかもしれない。
しかし、これは逆にラッキー。
2010年から2012年の柳井氏が表明する新年の抱負が追加で掲載されているのだ。
本書に書かれている2004年からの新年の抱負を読むとユニクロの変遷が理解できると共に、時代の移り変わりも手に取るようにイメージできる。
僕も会社を任された2010年より新年に標語を作成し、社員に発信するのだが、柳井氏の表現される思いを込めた内容とボリュームを比較すると恥ずかしくなる。その力強いメッセージに対して、自分の信念の貧弱さが如実に見えてしまう。経営者の格の違いは、こんな点にも大きく反映されるようだ。
裏を返せば、それがいい勉強材料になることに感謝すればいい。参考図書として役に立たせてもらえばいいだけだ。(前向き、前向き・・・)
本書で勉強になったのは、新年の抱負だけではない。
柳井氏の仕事へのこだわり、甘え構造の排除、顧客志向の徹底など、本書から読み取れる面は他にも多い。勝ち続ける経営者だからこそ、その言葉に説得力が生まれている。
全てが実践から発せられた言葉で、机上で進められる戦略は一つもない。己に対してどれだけ厳しく接すればいいのかが、恐ろしくなることも含めて・・・。
「会社経営で危機と利益は同義語」「チラシはお客様へのラブレター」「経営とは創意工夫で矛盾の解決をすること」などなど・・・。感心させられる言葉は多い。
年頭の標語についても同様だ。
2007年 「儲ける」
2011年 「Change or Die」(変革しろ、さもなくば、死だ)
と強烈な言葉が続く。
経営者の心構えと発信すべきメッセージは何が重要かを学んだ一冊であった。
2012年4月29日
今年もやるか!ドラゴンズ!
GW休暇の初日の昨日はナゴヤドームへ。
夏を思わせる暑さの中、息子と一緒に応援に出向く。少年野球ではキャッチャーを務める息子も、昨年バージョンの岩瀬投手のTシャツを身にまとい、気合入りまくり状態。
昨年までの落合体制から、守道体制に移ったわけだが、今のところ、順調と言っていいだろう。
昨日の先発は山内。ここ最近の活躍は先発ローテーションの一角を担い、ドラゴンズ投手陣の層の厚さを感じさせる。素人の僕にはどんなキレがあるのかは分からないが、本日も7回までは4安打無失点の好投を見せていた。
8回に1点を失ったものの、浅尾、岩瀬の必勝リレーで、このゲームをものにした。
6番バッターを任せられる井端の打順には相変わらずの声援があり、メガホンはみなこんな感じだ。
年明けに高木監督の講演を伺う機会があり、今年はファンサービスに力を入れるとの話をされた。その一環とも解釈するが、入場の際にプレゼントされたキャップとフラッグ。
いいファンサービスではないか。チアドラもこのフラッグを振りながら、ドーム内を沸かせていた。
そうは言っても気になるのが観客動員数。GWというのにドームは満員に程遠い。少しさみしい。
一方で、負けてしまったが名古屋グランパスの瑞穂競技場は満杯のようだった。
そして、もう一つ。
ビールを売りに来るお兄ちゃんに威勢がない。以前は体育会系むき出しで、もっと元気が良かったような気がするが、最近はどうも大人しい。こちらも草食系になってしまったのか・・・。
開幕して約一ヶ月。先の長いシーズンであるが、美味いビールを今年も飲ませてもらいたい。
今年もやってくれ!ドラゴンズ!
2012年4月28日
9連休
本日から名大社では9連休に入る。
出血大サービスの長期休暇ではあるが、昨日まで連続出勤と激務が続いたので、会社のメンバーにはこれまでの疲れを癒しリフレッシュしてもらいたい。それぞれの休日を楽しんで欲しい。
肝心なのは僕の予定である。
悲しいくらい大した予定がない。家族サービスに旅行でもと考えたが、子供たちは部活や少年野球に忙しくそれどころではない。僕の知り合いの経営者には優雅にヨーロッパ旅行されるうらやましい方もみえるが、僕は一泊二日の旅行すらない。
入っている予定といえば、本日のナゴヤドーム、下手くそなゴルフ、仲間との何度かの飲み会くらい。別にゴールデンウィークでなくとも全く問題ない。普段の生活と何ら変わらない。そんな予定ばかりだ。
誰もいない静かなオフィスに顔を出して、一人で考え事でもしようかとも思ったが、それも自宅でできること。昨年までと違って・・・。
それでもやるべきことはある。
ひとつは購入したまま積み重なっているいくつかの本を読むこと。一日中、読書する集中力はないが、この休暇中に何冊かは読んでおきたい。「経営の教科書」や「マネジメント」は読み返す必要もあると思うし。観たい映画も沢山ある。そう思うとオタクチックにやるべきことは多そうだ。
あとはランニングして、たまにスーパー銭湯でサウナに入って、カラダをリフレッシュさせる。理想の経営者の休暇とは程遠いチープな生活になりそうだが、未熟者としては妥当な過ごし方かもしれない。
整理しなければならない仕事もあるし・・・。
充実した休暇を過ごして、GW明けに元気な姿でお会いしましょう!
(僕が充実しているかは別にして・・・)
2012年4月26日
会社説明会2012
今週は名大社の13卒向け会社説明会を開催した。
例年よりも少し遅い開催だったが、セミナールームは予定通り満席。あらかじめドタキャンを予測して予約を募っているので、予定通りがいい事とは思わない。
数は少ないとはいえ、何の連絡もなく欠席する行為が残念でならないからだ。うちの会社に対する興味度はどうでもよく、相手のことを全く考えない態度に対して逆に不安になってしまう。キャンセルする方法も簡単すぎるというのに・・・。規律ある対応をしてもらいたい。
それはさておき、名大社の会社説明会は2年前から若手社員2人に運営を任せている。話す内容も作成するパワーポイントも口出しはしない。厳密に言えば、パワーポイントのデザインにクレームをつけることはあるが。あくまでも個人的な好みで・・・。
3年目を迎えた今年は作成する内容も使う写真やコピーもかなり修練されてきた。やるな!思わせる表現も多くなってきた。
そんな若手が運営する会社説明会だが、僕はその中で10分だけ話をさせてもらう。「何でもいいので話をしてください!」と頼まれるので、その時々に考えている会社のことを話をする。
それでも中味はしっかりとまとめ上げ臨む。しかし、資料も作らなければ何かを見ながら話をするわけではないので、話はあらぬ方向に向かうし、気づけば20分近く話をしているのが現状。
今年は過去2年と全く違う話をしたわけだが、その7割は会社と自分のダメなところを話す。残りの3割でそのフォローをするが、明らかにマイナスイメージが付きまとう内容。
それに輪をかけて、若手は仕事の厳しさを語る。実際の厳しさ以上に厳しい話をする。営業は1ヶ月に400件訪問すると言うが、ちょっと大げさすぎるだろとも思う。夏にはスーツから塩が噴くとも言う。おいおい、そんな姿見たことないぞとも思うが、その場では何も言わない。任せる時は任せなければならない。
説明会後、酒を酌み交わしながら、その話をすると「営業はそれくらい厳しいという覚悟で来て欲しい。」と言うのだ。20代半ばの社員が・・・。どれだけ頼もしいのかと感心してしまった。僕の方が余程甘いな・・・。
僕が圧倒的に会社のダメな話をして、若手が圧倒的に仕事の厳しい話をするにも関わらず、出席者の9割以上が選考を受けたいというから不思議だ。(100%にはなりませんが・・・。当然ですね。)
きっとそんな会社でも共感できる面が少なからずあるのだろう。
今後の説明会で、僕はまた違った話をしてしまうかもしれないが、それもいいだろう。
選考はしばらく先だが、どんな学生と面談できるか今から楽しみである。