本日、ついに我がグランパスが優勝を決めた。
Jリーグがスタートして、18年目でようやく手にしたタイトルである。ドラゴンズの優勝もうれしかったが、その数倍うれしいのがグランパスの優勝だ。
ベンゲル時代には、かなりの期待感があったが、その後、チームのゴタゴタや戦術の不明確さもあり、チームも低迷し優勝争いに全く絡めない時期がかなり続いた。
それを解消し、再び期待感をもたらしてくれたのが、ピクシーである。ピクシーの引退試合で涙を流した9年後、今度はうれし涙を流す事になったのだ。
(実際、僕は息子の野球の試合でゲームの試合を一部しか観る事ができなかったが、仲の良い友人は本当に涙を流していたようだ。)
そして、同時に一体感のある諦めないチームに大きく変わった。闘莉王や金崎の補強が上手くいったこともある。オシムやベンゲルの影響を受け、先端のサッカーを学ぶピクシーの戦術もあるだろうが、やはり精神的に与える影響が強いのは間違いない。
そう思うと強いリーダーの存在が、チームの意識を変え、その意識がアクションを変える。アクションが変わり勝利を呼び込む事で、更にチームの意識が向上する。まさにグッドサイクルがグランパスに回っているのだ。
いやあ、本当に良かった。今夜は祝杯を挙げるとしたい。乾杯!!
しかし、本日はそんなうれしい日であると同時に悔しい一日でもあった。それは、明日のブログに書く事とする。
まずは、おめでとう!名古屋グランパスエイト。
2010年11月20日
優勝!名古屋グランパスエイト
2010年11月18日
経営革新塾に学ぶ。
10月下旬から5週連続で、名古屋商工会議所が主催する「経営革新塾」に参加した。
経営革新計画書の作成を目的とした講座で、そのために必要な事業計画書や決算書、経営戦略・マーケティングの作成方法、読み解き方を学ぶことを基本においている。
時間的な余裕があったこと(そうでもないかな)とリーズナブルな価格が理由で、深く考えずに申し込みをした。
経営者対象としながらも、実際は個人事業主もしくは管理職を中心にした受講内容であると感じた。かなり基礎的な内容であったため、その「経営革新塾」というタイトルのイメージから異なってしまったが、自分自身の振り返りの学習としてはいい学びであった。
本日は、最後の講座でテーマは「人財活用術」。
経営者として求められる人間性を通して、どうやって社員を育成していくかが主な内容であった。この講座自体をあるコンサルティング会社が請け負っている事もあり、「社員育成には外部ブレーンを活用する」なんていうやや自社PRの面もあったが、それを差し引いても、かなり納得させられる事が多かった。そして、ラストは事業継承でまとめられたが、最後の最後にインパクトが残った話があった。
経営者がリタイアするまでに個人金融資産を最低1億は貯めないとその先の生活は難しいということ。僕にとってリタイアは全く見えない未来の話であるが、そんな事を準備するのも経営者として行う重要な事項かと新鮮だったと共に、考えもつかない中味であった。
個人のことを考える前に目の前の課題に取り組んでいくのが最優先であるが、同時にそのことも行う経営者が企業も個人も成功させるのかもしれない。そう思うと当然の事ながら、未熟である。しかし、意味合いにおいてはまだまだ未熟で十分だろう。
5回の講座を通して、自分自身の反省と課題は、税務・財務の知識や使えるスキルを身に付けること。どうしても細かい数字には逃げ腰になってしまうが、そんな事はいってられない。
個人的な課題を再発見できただけでも、今回は価値のある講座であった。
2010年11月16日
就職内定塾 体験セミナー
本日、就職内定塾の体験セミナーを開催した。懇意にするL&Dコミュニケーションズの堀内代表とのコラボレーションでの企画である。
今年の春先に二人で飲む機会があり、現状の学生について語り合っている時に、「今の学生をもっと何とかしないかん!」「しっかりとした考えを持って行動させなきゃいかん!」といった事が、そもそもの発端。そこでの熱い議論が、結果として「就職内定塾」というカタチで誕生した。
そのため、この内定塾は就職活動におけるテクニックを教えるのではなく、「人間力形成」を目的としている。
そのプログラムを堀内氏が夏あたりから、具体的に企画を練り、今回の開催に至った。
本日は、その体験セミナーの実施。申込み段階では、セミナールームが満席となる予約であったが、思いのほかドタキャンも多く、少人数でのコンパクトな開催となった。
今回は基礎の基礎ということもあり、自己分析の導き方からプラス思考の発想法、エントリーシートの要点という流れで、1時間半の時間を費やした。堀内氏の学生を巻き込む熱い進行と時々のワークにより、その時間が経過するのはとても早かった。
参加した学生も、1回の授業と変わらない時間ではあるが、かなり短く感じたのでないだろうか。最後に感想も提出してもらったが、「これまでにない体験でいい勉強になった」「友達にも勧めたい」など、うれしいコメントが多かった。
僕自身は直接関わるのではなく、オブザーバー的な役割でしかなかったが、この僅かな時間でも学生に「気づき」を与える事ができたのであれば、その甲斐はあったのだと思う。
我々が認識する社会人としての心構えを含め常識的な思考・行動プロセスが、学生においては未知の物であるのが現実であろう。
その隙間やズレを埋める事が「人間力形成」に結びつく面もあるはずだ。
今回の体験セミナーでは、運営側の課題もあり、終了後、堀内氏と共に反省会を行い、次回へ向けての修正点を語り合った。
最初の一歩は、小さいものかもしれない。しかし、その小さいものを着実に育てる事で得られる価値も大きくなるはずだ。
この場を通して、少しでも成長に貢献していきたいものだ。
2010年11月14日
いびがわマラソンRUN!
本日はいびがわマラソン。昨年に引き続き、2年連続の参加である。
今年は公共の交通機関、すなわち電車での移動。近鉄~JR~養老鉄道~シャトルバスを乗り継いで、2時間弱の小旅行である。
養老鉄道の乗客の95%はランナー。この朝のラッシュ状態は、きっと一年に1回ではないだろうか。
到着時には、既に開会式が始まっており、西田ひかるさんの挨拶(昔の元気アイドルからいい大人の女性に・・・)からQちゃん(高橋尚子さん)の挨拶に移るところであった。
↑Qちゃん。きっと分からないだろうなあ~。
今年の参加者は1万名の過去最高。会場はごった返し、熱気ムンムンの状態。暑くもなく寒くもなく、日差しも強くなく、マラソン日和。10時にフルマラソンがスタートし、僕が参加するハーフは10時半のスタートだ。
いびがわマラソンは、僕の短いマラソン人生の中でも一番の大会である。ランネットの全国100選大会でもベスト5くらいに選ばれるほど、評価は高い。
何と言っても、地域ぐるみの取組みが素晴らしい。勝手な予測だが、揖斐川町の小学生から高校生までのほとんどが半強制を含め、ボランティアや声援で参加しているだろう。
沿道では、子供たちや地域の方々が「ガンバレ~!ガンバレ~!」の声掛けから、ブラスバンド、和太鼓とあちこちで演奏も行われる。苦しくなる登り坂あたりでは、老人バンドがZARDの「負けないで」をライブさながら演奏し歌っている。
その辺りを通る度に、涙が出そうなほどうれしくなり、力も湧いてくる。
そして、Qちゃんの存在。すっかりいびがわマラソンの顔となったが、そのサービス精神には脱帽だ。
この日もスタートラインでの声援から始まり、8キロあたりでのハイタッチ。
15キロほどのところを走っていたら、後ろから女性の声が「頑張りますよ~。一緒に走りますよ~」と聞こえてくる。
なんとQちゃんが後ろから他のランナーを引き連れ迫ってくる。ハーフのランナーに刺激を与え、一緒に走っているのだ。瞬間的に集団に入り、背中を追いながら、しばらく併走するも300メートルくらい走った地点で、引き離され、集団から脱落。
しかし、しかし、いやあ、感動的な時間だった。
最後には、フラフラになりながらゴールを迎える手前で、再びハイタッチ。
昨年まではハーフのランナーのみハイタッチをしていたようだが、今年はフルのランナーからの要望もあり、そちらでもハイタッチをしていたという。
いやいや、本当に脱帽。愛される理由がよく理解できた。
肝心なタイムはグロスで1時間55分50秒。昨年の1時間56分23秒から、33秒の短縮。う~ん・・・。
1年の成果がこれかと少しガッカリもしたが、マラソンが甘くないスポーツである証として、前向きに受け止めておく。
ペース配分と後半のスタミナ切れが課題である。
一緒に走った先輩は、どう性能が発揮されているかさっぱりわからないCW-Xのキャップから、2300円もする魔法のソックスのフル装備で参戦。これが理由ではないが、9キロ時点であっさり抜かされ、結局はいつものように惨敗。実力差を実感したのだ。
マラソン終了後は、生ビールと牛串、うどん。このひと時がまたたまらない。
このいびがわマラソンは、いろんな店が並び、それにも地域性がありとても魅力的だ。
こうして、長くて短い一日は終了。辛く苦しくも、素晴らしい気持ちの良い一日であった。
ただ、今の実力ではフルマラソンはしばらく先かな。
2010年11月13日
転職フェア リニューアル
昨日、本日は、中途採用向けの合同説明会「転職フェア」を開催した。2011年卒の学生も対象としているので、若年層の方を含め多くの方に参加頂いた。
ここ1年半ほど、不況の影響を受け、転職フェアは新卒向けの合同説明会「企業展」との同時開催であったが、今回は久々の単独開催。それも昨年同時期の2倍以上の企業を集めることができた。
50社を超える企業参加で、最近のこの手のイベントではかなりの規模ではあるが、ピーク時と比較すれば、半分も満たない。現状の厳しさを物語っている。東海地区の雇用環境を分かりやすく伝えるメディアがこの転職フェアともいえる。(言い訳っぽいかな。)
今回は、これまでの転職フェアから大きく中味を変更した。まずは、適職発見セミナーの開催。転職する際、必要となる事項を分かりやすく伝えた。そして、まだまだ厳選採用の背景を踏まえ、新たにキャリア・適職診断コーナーを設けた。
ここでは、来場者本人のこれまでの仕事経験を振り返り、スキル判断を行ったうえで、参加企業の紹介、マッチングを行うというもの。専門のキャリアアドバイザーの方に協力を頂いて、一人あたり30分程度のキャリア診断とアドバイスを実施した。
昨日は、予想以上に面談希望者が多かったことから、急きょ、二日目は僕自身も担当し、営業職を中心に診断・マッチング業務を行った。一人30分という時間はあっという間。本人のこれまでのキャリアや職業観を聞いているうちにかなりの時間が経過する。
その限られた時間から、本当にマッチする仕事を探し出すのは難しい作業だ。仕事の向き合い方に対し真面目な方も多かったが、それ以上に考えが甘い若年層も多かった。本人も自身の甘さを受け止める一方で、それを自分の中で許してしまう状態がある。
気持ちが分からないわけではない。しかし、それを認めて転職を勧めたとしても、同様の理由で次の転職を考えることが容易に想像できてしまう。在職中の方であれば、そんな時は、あえてもう1年継続することを押した。
仮に今辞めて次が見つかったとしても、本当にそれが本人のためになるのかは疑問だ。
主催者側として、正しい判断かどうか問われる面もあるかもしれないが、それは自分自身の責任においてもその必要性はあると感じたのだ。
しかし、このキャリア・適職診断ブースの有効性は、この2日間の面談内容やクライアントの評価を伺って、十分に値するものであるとも確信した。
この取組みが、次の事業ドメインにどう役立つかは今後の営業戦略でより明確にしていかねばならないが、大きなステップになったことも間違いがない。
久々に求職者の方と直に接触したことで、働く側の希望や悩み、辛さを感じることができたのは、いい経験となった。
僕が面談した方も含め、転職フェアに参加頂いた方には、希望ある明日を迎えてもらいたい。
2010年11月11日
東洋経済「就職新氷河期」特集から・・・。
今週の東洋経済の特集は、「就職新氷河期~親も知らない就活の真実」であった。なんだか学生の厳しい状況を煽っている気がしてならないが、発売日に購入し、内容を一読した。
詳しいデータからかなり激しい辛辣な記事まで書かれている。明るい材料がないので、これだけ読むと就職活動に夢も希望もないように思えてしまう。学生の読者は、まだまだ少数派だろうが、これを手にする親御さんは多いだろう。
この特集を読んで、どんなことを感じるのだろうか?
親としての関わり方をつかず離れずで、いい関係を結べればいいのだろうが、関与しすぎると本人にとって不幸な選択を導いてしまうことも否めない。客観的に冷静な判断が求められるだろう。
個人的には、こんな厳しい就職活動だからこそ、学べることや成長できることなど、もう少し前向きな記事が多くてもいいのではと考える。やはり、厳しい就職活動であっても、夢も希望も持って欲しいからだ。
今回の内容のほとんどは、今の自分でも知りえる中味であったが、そんな中で、少なからずショックを受けた記事があった。
大学中退者8万人の記事である。
全入時代に入り、大学進学の割合が50%を超える背景には、多くの中退者を生み出す現実があるようだ。
実に8人に1人が卒業せずに中退する。そして、その中退者の6割はフリーターか無職。定職に就かない、就けない割合が圧倒的なのだ。
勉強不足もあり、この事実を知らなかったことは反省すべきだが、この数字の高さに驚いた。ただ、冷静に考えれば、あり得る話でもあるかもしれない。
大学に入学することが目的化しているのも原因の一つではあるだろうが、事態はもっと複雑なのかもしれない。
中退の割合が12.1%。就職率が60.8%。就職したものの3年以内で辞める者は31.1%。
この数字から判明するのは、入学者が100名いた場合、大学を卒業し3年以上継続勤務するのは、36.8名のみ。大学入学者の4割以下しか、一つの会社に3年以上勤めていないということになる。
ここまで低い数字とは全く思わなかった。景気が悪いから、いいからという外部環境の問題だけでなく、人が働く、まじめに働く、気持ちよく働く、そのことについて、もっと真剣に考えなければならない。
今回の特集を読んで、もっと大局的に物事を考える必要性を感じた。
2010年11月10日
今日は雨の金沢
珍しく本日は金沢へ出張。これまで金沢は旅行で訪れたことはあるが、仕事では初めて。特急しらさぎにも初めての乗車である。しらさぎだけの移動だと名古屋から3時間もかかることも初めて知った。
初めてづくしの出張ビジネスマンだ。
この日の目的は、営業的な話ではなく、北陸中心に展開するパートナー会社への表敬訪問と事業ドメインの拡大に向けて、教えを乞いに出向いたのである。
新幹線を米原で乗り換え、しらさぎで金沢へ。片道2時間30分、往復で5時間の旅である。約束の13時前に金沢駅に到着するが、快晴な名古屋とは異なり、金沢は肌寒くしっとりと雨。
駅から徒歩数分のオフィスまでが随分と遠く感じられた。そのパートナー会社は金沢駅西口から近い場所にあるのだが、駅前とはいえ人通りがえらく少ない。というよりもほとんどない。
東口がメインストリートになるのだろうが、北陸を代表する駅前もこんなに寂しいものかと体を震わせながら感じた。
そのパートナー会社では、以前からお世話になる社長と事業責任者とで情報交換をさせて頂いた。初めてお会いした事業責任者は愛知県出身で名古屋の同業他社に勤務されていたこともあり、名大社のことも良く理解して頂いており、話も盛り上がり、大変ありがたかった。
結局、3時間も長居してしまった。
(有益な情報をありがとうございます!)
時間的な余裕があれば、金沢の街をブラブラしながら観光を楽しむこともできるのだが、ほとんどトンボ帰りという悲しい状況。しかし、全く何もないのも寂しすぎるので、早めの夕食だけ短時間で済まし帰ることにした。
駅構内の海鮮のお店で食べた「海鮮てんこ盛り丼」。
まぐろ、ねぎとろ、はまち、イカ、たこなどがど~んと入った丼(そうでもないかな)を一気に頂いた。
店内は、同じようなビジネスマンが当たり前のようにビールを注文しており、思わず飲みたい衝動にかられたが、本日は水曜日であるため、心を鬼にしてビールを飲むのを諦めた。有言実行なのである。
冷やかし程度にお土産屋さんを見て、17:48分発の特急しらさぎに乗車し、名古屋へ戻った。あっという間の一日だった。
電車の中でも隣の席を見れば、缶ビールをプシュ~。なんともうらやましい。
ビールを飲む姿をうらめしく横目に見ながら、本日の事項をPCにまとめるのであった。
そうそう、金沢駅って、結構お洒落な駅なんだ。
暗くてよく見えないかもしれないが・・・。
2010年11月9日
TVの前から動けなかった日
日本シリーズを終えて、今日で2日。
名古屋地区の方なら、先週末はTVに釘づけだったと思う。2日連続の延長戦で、延べ10時間の野球観戦者が、僕の周りにも多い。
特に土曜日は、日にちが変わるか変わらないかまで繰り広げられたのだから、疲れた方も多いだろう。スタジアム観戦者や選手、チーム関係者は比較にならないと思うが・・・。
結果的に、ドラゴンズファンにとっては残念な結末で終了したが、僕自身は、それほど悔しさも感じず、むしろ爽やかな気分であった。(疲労感はあったけれど・・・)
やはりシーズン中に観るゲームとこの1球で全てが変わってしまうというゲームでは、観る側の緊張感も全然違う。WBCの決勝戦にも似た緊張感を体感した。こんな試合をドラゴンズで感じたのは初めてではないだろうか。
パリーグ3位のチームが日本一なんておかしいとか、史上最大の下剋上だとか、あまりいい表現とは言い難いこともあったが、そんなことは差し引いたとしても、追いつき追い越せの試合はスポーツの醍醐味であり、素晴らしい試合だった。
明確な理由は定かではないが、ロッテというチームに好感を持ってしまったのも、この日本シリーズを通してから。ロッテファンの声援も、野球らしくなく、サッカーのサポーターのようで新鮮だった。
終電もなくなり、ホテルも満室で、ファミレスで一晩を過ごしたファンも多かったとは聞くが、ファン同士が球場の外でいざこざが起きるようなことはなかっただろう。お互いの健闘ぶりを称えあったのではないかと勝手に想像してしまう。
野球よりもサッカー派の僕であるが、今回の日本シリーズで野球の面白さも改めて伝わったのではないかと客観的に考えるのだ。
名大社的には、東海TVのスポット枠で転職フェアのCMを流すことができた。もし、早々にドラゴンズが負けていたら、この機会のオンエアもなく、視聴率も大きく変わっただろうから、有り難いのは間違いない。
久々に長時間TVを観た週末だった。
2010年11月7日
走ることについて語るとき、僕自身を語ること 1
村上春樹にエッセイのタイトルではない。ほとんどパクリだが・・・。
今からほぼ3年前から、マラソンを始めた。
厳密に言えば、3年半くらいになるが、最初の8ヶ月は週1日、せいぜい2キロの距離を走っていただけなので、恐れ多くてマラソンとはいえない。
目的は単純にメタボ対策と体力維持。ストイックに走る事なんて、考えていなかった。それが、いつの間にか、週2~3回、土日は10キロを走るのが当たり前になってきた。数年前の自分であれば、全く予想できないことだ。
きっかけは、当時、通っていたビジネススクールの仲間との懇親会の場。
「みんなと一緒にマラソン大会に出よう!」という誘いであった。
今となっては、5キロなんて大した距離ではないが、その当時はこの決断も相当なもので、バカバカしいくらい悩んだが、せっかくだと思い、まずは5キロのコースで参戦する事とした。
それまでは、なんせ2キロをフウフウ言いながら、走るのが精一杯なのだから、その2.5倍の距離は、とてつもなく遠い距離に感じられていたのだ。
初の5キロは、24分を切るタイムでゴールし、仲間からも褒められた事もあり、自分でも自信になった。
40歳を過ぎても、まだまだ走れるという実感と、いかにも「自分との闘いだ!!」という精神性が、その環境時の自分に火をつけたのかもしれない。
その後は、10キロ、ハーフマラソンと距離を少しずつ伸ばし、現在に至り、来年あたりは、フルマラソンにも挑戦しようとも考えている。
しかし、マラソンは決して面白いスポーツではない。
サッカーや野球のようにゲーム性があるわけでもなく、ただひたすらに走るだけ。僕のレベルでは、戦術もない。
誰かと勝った!負けた!という勝負ではなく、勝負の相手はあくまでも自分。せいぜいタイムが伸びた、落ちたで、一喜一憂する程度だ。
そんなつまらないマラソンでも、走らない日が続くと不安になる。
そして、無性に走りたくなる。
不安になる理由は、止めたら最後、自分自身が堕落してしまうと感じるから。少しずつでも階段を上がりたいと体と心が求めているからだ。他人から見れば、単なるマゾだろう。
だが、続ける事に大きな意味が隠されていると思う。それは、マラソン以外にも言える事ではあるが・・・。
趣味の領域にまで至っているとは言い難いが、今、このマラソンが自分のメンタリティを保つ重要な要素となっている。
今の精神状態が続く限りは、止める事はないだろう。
そして、来週はいびがわマラソン。
いよいよ本格的なマラソンのシーズンがやってきた。
2010年11月5日
知的財産法入門
知的財産法入門 (岩波新書) (2010/09/18) 小泉 直樹 |
前社長に紹介いただいた書籍である。この手の書籍は誰かの紹介なり、推薦がないと手に取ることがないだろう。現実の僕の視野の範囲では、中々入ってこない。
まだまだ未熟な面が多いということだ。
知的財産法という言葉は聞いたことがあっても、普段の生活の中では馴染みがないのが事実ではないだろうか。しかし、馴染みがないからといって放っておけないのが、この知財法になるのではないだろうか。
知財法の範囲は、特許法、商標法・不正競争防止法、意匠法、著作権法であり、主に企業のテクノロジーやブランド、デザインなどの保護するための法律である。
名大社のような中小企業では、世の中を驚かせるような技術的な製品やサービスを生み出すことは考えにくいが、仮にそんなことが偶然の交通事故にでもあったのならば、すぐにこの知財法を意識せねばならないだろう。
世の中を驚かさなくとも、我々が提供するサービスには、常に著作権が付いて回ることもあり、最低限の知識も身につける必要は重々承知している。
この著書は、基本的な考え方を含め、それについての事例が分かりやすく書かれている。
しかし、定量的な物の見方のように、○×で簡単に判断できる内容ではないため、実際に何らかの事例が起こらないとその適応の範囲も難しいのではないだろうか。
幸いにして、これまで著作権を始め商標権に関するトラブルはないが、だから安心というわけでもなく、Webがどんどん進化すると、過去の事例さえも全く参考にならないということも多くなるだろう。
入門書とはいえ、1度読んだだけでは全てを理解するのは難しい。
この手の分野は眠たくはなってしまうが、色んなタイミングで広げる必要のある著書である。