先週は気持ちも常夏でした。
しかし、実際の名古屋はまだまだ寒い日が続きます。
時々、急に暖かくなる日もありますが、寒い時期はまだ続きます。
やはり温かいものを求めて歩きましょう。
会社から広小路通を栄方面に向かいます。
チェーン店が並んでいますが、そこに挟まれるように構えるラーメン店があります。
「麵屋 光月」さんに行ってきました。
最近、多いし鶏白湯ラーメンのお店です。
まぜそばやつけ麺も魅力的ですが、ここは定番で勝負しましょう。
「すいませ~ん、濃厚鶏白湯の醤油で、いや、やっぱ塩で。味玉付きでお願いします!」
若干、優柔不断ですが、ここは定番です。
どうやら健康を気にしているようです。
塩の方がさっぱりして良さそうな気がしただけです。
濃厚鶏白湯 塩 味玉付き 902円
定番に相応しい配置。
それぞれの具材が自分のポジションを確保している感じに好感度が上がります。
地味なメンマでさえ存在感があります。
焼豚は海苔に隠れていましたが・・・。
スープは濃厚な味わいですが、やはりここは塩を頼んで正解。
意外とサッパリと頂けます。
途中で柚子胡椒を投入し、味に変化を加えます。
なんだか得した気持ちになります。
「おー、いいじゃないか、いいじゃないか・・・」
井之頭五郎さんのように呟きます。
気づいた時には平らげてしまいました。
このままブログを終えるのは中途半端な気もします。
写真もシンプルすぎます。
この1月も沢山のラーメンを頂きました。
せっかくなのでアップだけしておきましょう。
お好みをお聞かせください。
定番のラーメン
黒とんこつラーメン
伊勢味噌肉ネギラーメン
牛バララーメン
牛骨味噌ラーメン
魚介とんこつらーめん
和歌山ラーメン
違ったスープのラーメンであれば、毎日食べても飽きません。
こう並べてみると店主やオーナーさんは日々研鑽され、独自の味を求められてるでしょうね。
頭が下がります。
今年もラーメンを頂く日が多くなりそうです。
ごちそうさまでした。
先週はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の若手研修が行われた。
17日(火)はオンライン。
20日(金)・21日(土)は東京の株式会社パフでリアル。
全国から入社2年未満の若手が30名集まり、
ワーク主体で議論を重ねながら熱い時間を過ごしてもらった。
ブログではリアル研修を紹介しておこう。
名大社からは昨年10月に入社したエンドウが参加。
講師は例年お願いしている研修工房の曽山さん。
同業とはいえお互い知らない者同士が集まり、スタート段階は固さもあるが、
曽山さんの親しみやすい進行であっという間に場は和む。
若手メンバーはすぐに打ち解け、自己開示を積極的に行う。
こういった場では一方的に聴くのではなく、互いに意見や考えを述べることで学び合う姿勢が大切。
経験の浅いメンバーだが、他社の状況や他者の価値観を知ることで刺激を受けることは多い。
僕はFネット会長として参加し、最初に挨拶するくらい。
基本的に役割はないので、ボーっとしているだけ。
これでも一応は一番偉い立場にあるので、じっくり覗き込むと若手にプレッシャーを与えてしまう。
だからボーっとしているだけで何もしない。
それでも真剣なやりとりはこちらにも伝わってくる。
お互いが本音で語り合うことで、気づきも生まれ、また関係性もよくなる。
こうして各社の若手がお互いに吸収し合い、成長してくれると嬉しい。
こんな感じでお弁当も用意し、まる2日間、学んでもらった。
20日はFネットの例会を隣の会議室でハイブリット開催。
今回から兵庫県にあるダイネンヒューマンplusさんが新たに加わった。
地域で活躍する会社が加わることは僕らにとっても刺激になる。
ここでも互いに盛り上げていきたい。
例会では情報共有として経営環境や課題について語り合っていくのだが、
最近行っているのが自社プレゼン。
相互に自社や自身のことを語っていく。
これがすこぶる面白い。
お互い懇意にしているトップが集まっているのだが、意外と学生時代や若手の頃の話は知らない。
起業や事業承継する背景もこの場で窺うことができる。
成功話も魅力的だが、ここでは失敗経験、挫折経験の披露が響く。
今回もここでしか聞けない話もあり充実した時間だった。
やはりお互い本音で語り合うことが重要。
例会終了後は若手研修のメンバーとパスのセミナールームで懇親会。
ここでは若手と経営者が交わり、交流を深めた。
最後は会長挨拶と共に名古屋ナモ締め。
(ここでも、やるか・・・)
9割方、戸惑っていたが、一応、無事に終了。
経営者も若手も本音で語り合うことが大切。
改めてそれを学んだ今回の研修と例会だった。
最後に後から送られてきた集合写真をアップしておこう。
Fネット相談役と勝手に名乗っているパフの釘崎会長からの写真(笑)。
みんな、いい表情ですね。
お疲れ様でした。
舞台は豊田市か・・・。
映画が始まって10~15分のところで役所広司が演じる陶器職人 誠治の車が映し出される。
その車は豊田ナンバー。
この時に映画の舞台が豊田市であることが分かった。
警察もパトカーも豊田なので明白になっていくが、
なぜ豊田かは理解できる人とそうでない人と分かれる。
本作は様々な人種や文化、生き方を描いた人間ドラマ。
先日の「とべない風船」も人間ドラマだし、なぜか続くね。
人種は在日ブラジル人が中心に描かれる。
そのブラジル人が住む団地は想像するに保見団地。
実際、多くの方が住んでいる。
僕は行ったことはないが、映画に近い雰囲気だろう。
本作では半グレの日本人とブラジル人の諍いが繰り広げられるが、
今から十何年か前にはそんな諍いがあったようだ。
僕らはどうしても日本人を擁護するが、それも一方的な見方。
彼らの置かれた境遇を理解せず、自分たちの都合で勝手な解釈を行う。
減少傾向に向かっても根深い問題は終わることはない。
ここではいくつかの「家族」が描かれる。
映画が持つ重要なテーマ。
十分に理解でき、考えさせられる。
ただ何もできない。
傍観者に過ぎない。
作品はそこを抉ろうとしているのか・・・。
半グレのリーダーはMIYAVI演じる榎本。
地元の不動産からレジャー産業、風俗まで手掛ける企業の御曹司という。
僕なんかは豊田のどこの会社だろうなんて、どうでもいい事を勘ぐったりする。
実際、近い会社は存在するのかな(笑)。
それにしてもMIYAVIは「ヘルドックス」のイメージのまま。
う~む、こっち方面に進んじゃうの?
映画の紹介では豪華俳優陣が惚れ込んだ物語と書かれている。
確かにそう。
感動作であるのは間違いない。
しかし、描き方がきれいすぎると感じた。
息子役の吉沢亮の立ち振る舞いは立派過ぎる。
僕はむしろ「とべない風船」の弱さに共感を覚える。
それは観る人を次第。
そんな意味でも年明けの日本映画は話題作が続く。
見比べながら「家族」の在り方を考えるのもいいかもね。
日本企業の中で同族企業の代表格といえばサントリー。
これまでもいくつかの書籍を読んできた。
創業者鳥井信治郎を学ぶなら「琥珀の夢」。
二代目社長佐治敬三を学ぶなら「佐治敬三と開高健 最強のふたり」。
この2冊を読むだけでサントリーという同族企業の魅力が理解でき好きになる。
そして、今回の本書。
正式なタイトルは「世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念」。
四代目社長佐治信忠氏の経営論が中心だが、サントリーという会社が更に魅力的に映る。
僕はただの酒好きで、プレモルも山崎も角ハイボールもレモンサワーも好きだ。
今は機会は減ったが元々バーボン好き。
ジムビームも好きだし、バーボンではメーカーズマークが一番美味しいと思っている。
スコッチもラフロイグやマッカランも好きなんだ。
これらも全てサントリーの商品。
愛好家じゃないか・・・。
いやいや、お酒の紹介をしようとしているのではない。
ここではファミリービジネスアドバイザーの端くれとして、
本書で紹介される同族企業の重要性を伝えようと思っているのだ。
といってもこのブログで全て紹介するのは無理。
読んで内容を確認してもらいたい。
創業以来、大切にする考えが今の今まで生き続けていることに素直に感動。
それは言葉に表れる「利益三分主義」や「やってみなはれ」の実践がどの分野にも浸透していること。
創業家ではない新浪氏への社長打診やビーム社の買収、その他の事業においても一貫している。
そして何よりも創業家と社員さんとの信頼関係。
離職率の少なさがそれを物語っているが、
社員さんの子供の入学時に社長名でランドセルを送るなんて、知らなかった。
これだけの規模でもそれを続けられるのは非上場の同族企業ならではの行為だろう。
本書は佐治信忠氏を中心に書かれているが、後継者候補の鳥井信宏氏もインタビューに答えている。
こちらもジーンとくる。
信宏氏は僕と同じ1966年生まれ。
早生まれなので学年は一つ上だが、同じ年に生まれてもこんなに差が出るものか・・・。
まあ、当然といえば当然ですね。
同じだと困るよ(笑)。
同族企業として先々を考えれば難しい問題もあるが、今後も楽しみなのは間違いない。
山崎18年のロックを飲みながら見守りたい。
最近、飲める機会はないけどね。
伏見に戻ってきました。
今年も精力的に活動しますので、どうぞよろしくお願いします。
まだまだ寒い日が続きます。
体はどうしても温かいものを求めます。
味噌煮込みうどん、台湾ラーメン・・・。
名古屋には冬でも汗をかくことができる食べ物が沢山あります。
年明け1回目の伏見シリーズはその流れで攻めることはできます。
しかし、それでは芸がありません。
もっと新しい方法で汗をかかせなければいけないのです。
気持ちは常夏。
常に半袖でいられる環境です。
それはタイ。
訪れたことはありませんがタイ。
タイ料理がこの寒い季節にはいいでしょう。
会社から南に向かった数分の場所にいある
「カジュアル タイ料理 カオサンカァ」さんに行ってきました。
少しこ洒落た雰囲気。
若い女性客が多いのが特徴です。
オジサン一人でお邪魔するのは緊張しますが、そこは仕事。
伏見の美味しさを追求するには遠慮は禁物なんです。
こちらは3種類のランチが定番。
本日の日替り、本日のガパオ、グリーンカレーランチから選びます。
日替りはトムヤム唐揚げでした。
瞬間的にそれを選ぼうとしましたが伏見シリーズで唐揚げが続きました。
ワンパターンを悟られても困ります。
同じ鶏である本日のガパオを選びました。
本日のガパオ(チキン) 950円
まずはスープが登場。
しばらくしてガパオライスが出されます。
ご飯はなんと星型。
そして目玉焼きはハート型です。
このあたりが若い女性にウケるのでしょうか。
オジサンには少々恥ずかしいですが、そこは気にせず頂きます。
とても食べやすい。
カウンターからキッチンを覗くと調理をしているのは日本の若い女性。
いや、そんなに若くはないかもしれませんが女性が作られています。
タイ料理を日本人向けに味付けをしていると思われます。
グワシグワシと頂きますが、全くクセもなく、それでも辛味もあり美味しく頂きました。
ほんのりと汗をかけるのもいいですね。
この調味料をどこ使うかいつも迷いますが、何も使わず食べ終えてしまいました。
次回は夜にお邪魔し、タイビールを飲みながら堪能したいですね。
誰か付き合ってくれる若い女性はいないかな・・・。
ごちそうさまでした。
いきなり呼び捨てにして、すみません。
お許しください。
沢木とは作家の沢木耕太郎氏のこと。
先日、家人と食事をしながらNHKの19時のニュースを観ていた。
番組終了後、テレビを消そうと思った時、いきなり現れたのが沢木氏。
「クローズアップ現代」に登場。
思わず「お~っ」と唸ってしまった。
そもそもテレビに出演するのが珍しい。
インタビュアーではなくインタビューされる側はもっと珍しい。
ちょうど食事も終わったタイミングだったので、前のめりで見入ってしまった。
僕は20代後半に「深夜特急」に出会ってから、沢木氏の虜。
著書は8割方は読んでいる。
大して読書家でない僕がこれだけ読んでるのは沢木氏だけ。
著書が好きなのは当然だが、そこに反映される彼の生き方や考え方も好き。
好きとよりも憧れる。
あんなふうに生きたいと思わせてくれる作家。
それを改めて感じたのが今回の番組。
現在75歳。
見た目はとても若々しい。
そして爽やか。
沢木氏をほとんど知らない家人も「こうゆう75歳、すごくいいね。」と言っていた。
「オレも目指そうかな・・・」と呟くと。鼻で笑われた。
絶対無理だと言わんばかり。
そんなことは百も承知。
インタビューの内容はこちらのサイトをみてもらえればいい。
沢木氏の受け答えにインタビュアーの桑子真帆アナウンサーも目がウルウルしていた。
完全に持っていかれた感じ。
この番組を見た知り合いの女性連中も口を揃え「カッコいい~」とほざいていた(笑)。
それもミーハーではなく知的な女性ばかり・・・。
どうやら沢木氏はそんな女性にもモテる。
それが羨ましいのも事実だが、男から見ても彼の佇まいはカッコいい。
この番組では昨年出版された「天路の旅人」を特集。
絶賛拝読中だが565ページの大作だし、他の課題図書もあり半分も進んでいない。
インタビューから沢木氏の生き方に通ずる面も感じ、俄然、その気が湧いてきた。
頑張って読みます。
沢木氏は自由になることも語っていた。
そこは凄い納得。
自由を手に入れたいのであれば、どうすればいいのか・・・。
それを考えながら爽やかに語る。
誰しもが沢木氏と対談したい、インタビューを受けたいと思う姿であろう。
悔しいほどカッコいいと思ってしまった。
番組の最後に沢木氏は若者に対して「気をつけて、だけど恐れずに」という言葉を残した。
僕は若者ではないが、自分自身で自由を広げる動きをしていかねばならない。
偶然、目にした番組にすっかりハマってしまった。
それにしても、カッコよすぎるぞ。
ブログ自体はほとんど中身がないね(汗)。
心温まる作品。
日本はやはりこういった作品で勝負していくべきだろう。
派手さはない。
過度な演出もない。
奇想天外なストーリー展開もない。
瀬戸内海の小さな島で淡々と日常が過ぎていく。
その島に住む人たちは昔ながらに近所付き合いを大切にし、お互い助け合い生きていく。
人生80年とするならば、その平凡な日々にシアワセを感じて一生を終えていく。
何も起きない平凡な生活は変化も乏しく物足りないのかもしれない。
しかし、意図せず変化は起き、時に人を狂わせる。
それも自然災害という自分たちの手では何ともならないこと。
本作は2018年に発生した西日本豪雨による土砂災害を題材に映画化。
実話ではなくフィクション。
フィクションだが、映画同様に被害に合った方や不幸な思いをしている方は存在する。
映画は目を背けることなく真摯に向かう。
それがとても悲しく映る。
大きな世界から見れば小さな事故だが、住民の少ない小さな島では大きな事故。
僕たちが何かに遭遇するとすれば、そちらがより現実的。
そこで未来に希望を失くす人もいる。
やぶれかぶれになる人もいる。
だからこそ助け合い手を差し伸べ生きていく。
決して他人を裏切ることなく前を向く。
やはり日本っぽい。
それが大切な行為だと思わせてくれる。
地味でこじんまりしているが、2023年の公開作品では印象的な1本となるだろう。
かなりおススメ。
主役の東出昌大もよかった。
彼は年々いい役者になっている気がする。
最初は全然だったけど。
そして三浦透子。
決して美人ではないが、
(すみません)
彼女がすこぶるいい。
自然体で親元に帰省した娘を演じている。
昨年末に公開された「そばかす」も評判がいいし、今年、大活躍をするのかな。
「そばかす」もどこかのタイミングで観ないと・・・。
タイトルにもなっているとべない風船。
映画の終盤にようやく意味がわかる。
黄色の風船である意味も分かる。
これには世代的ギャップがあるかも・・・。
とべない風船もいつかは飛んでいく。
やっはり飛んだ方がいいよね。
今年も韓国映画が日本国内を席巻しそう。
それを予感させるような作品。
とにかくてんこ盛り。
昨年観た「新感染 ファイナル・エクスプレス」の要素も
「空気殺人 TOXIC」の要素も取り込み、超娯楽作品に仕上げている。
ウイルス感染がテーマなのも皮肉っぽくていい。
この堂々とした姿が韓国映画の醍醐味ではないか。
とにかく遠慮は無用。
アメリカも日本も敵に回すのは怖くはない。
(あの日本の描き方はどうなの?)
では、自国ファーストか。
それも違う。
自国すら敵に回すことも恐れない。
政府であろうと国民であろうと非難する。
映画で描かれる姿は国民性を代弁しているとも思える。
その潔さはシンプルに唸る。
ハリウッド作品に正面からぶつかり、真剣に勝とうとしているのではないか。
そのために犠牲をいとわない。
映画の世界が正しければどんな国とも戦う。
それが迫力ある映像や演出に繋がり、観る者を感動させる。
その一貫性は素直に尊敬すべきだと思う。
僕が気づくのが遅かったのだろうか。
最近まで日本映画の方が格上と思っていた僕が愚か。
この迫力を作り出すのは簡単じゃない。
途中ダレることもなく、141分の長さを感じることもなかった。
このてんこ盛り状態に賛否はあると思うが、そこは確認してほしい。
昨年から韓国映画の鑑賞数が増えている分、俳優陣も少しずつ分かってきた。
ソン・ガンホやイ・ビョンホンはさすがにいうまでもない。
韓国を代表する俳優が共演とうたっているが、2人が絡むシーンは一切ない。
きっと撮影でも会ってはいない。
このあたりも巧みな演出か。
チーフパーサー役のキム・ソジンはどこかで見た女優さんと思っていたが、
昨年の傑作「モガディシュ 脱出までの14日間」にも登場していた。
全然違う役柄を見事に演じている。
ステキな女優・・・。
ステキついでにいえば国土交通省大臣役のチョン・ドヨンもいい。
ようやくこの手の女優さんを覚えられるようになってきた(笑)。
そうそう、本作を観た日に中部国際空港でも爆破予告で緊急着陸する事件が起きた。
娘がここから旅行に出掛ける予定だったが欠航になってしまった。
何事もなく安心したが、映画を観た後だったので、ゾッとした。
機内も密室だし、何か起きたら逃げようもない・・・。
爆破予告も本作も犯人の動機は理解できない。
でもそれが実態ということか。
本作はスマホやSNSを上手く活用している。
いい使われ方も悪い使われ方も両方。
映画は映画の中だけで終わって欲しい。
そんなことを感じた作品だった。
著者の古屋さんとは2年ほど前にあるセミナーのパネルディスカッションでご一緒したことがあった。
頭の切れる優秀な方というのが第一印象。
その時は高校生のキャリアについてのディスカッションだったが、
様々なデータやご自身の調査からその現状について語られていた。
僕との共通点は同じ岐阜県出身ということ。
それしかないが、勝手に親しみを覚えていた。
きっとこんな若者がこれからの社会を作っていくと思っていた。
最近では中日新聞にもコラムを書かれている。
そうそう、名大社のニシダも毎月、中日新聞でコラムを書いている。
好評で今年も継続するらしい。
二人ともキャリアに対してのコラムだが、一人でも多くの方に読んでもらいたい。
若者の働き方に造詣の深い古屋さんが最近出されたのが本書。
僕自身が何となく感じていた面はあるが、
想像を超えた内容も多く、興味深く読ませてもらった。
今は間違いなく働きやすい時代になっている。
それは僕が若かった頃との比較ではない。
そんな過去はとうに参考にならない。
10年前と比較しても相当働きやすくなっている。
僕より上の世代からすれば、20代前半も20代後半も同じに映るかもしれない。
実際は大きく異なる。
環境が価値観を作るわけではないが、環境が後押しをしている面も少なからずある。
働き方も変わり、考え方も変わり、本書に書かれている状況に繋がる。
古屋さんは2015年に施行された「若者雇用促進法」がひとつのキッカケだという。
それにより2016年卒の学生からは厳しい目で企業の職場環境をチェックし、
それに伴い企業側も改善を行うようになったと。
そうなると定量的な側面が目立ち、互いにそこばかり目が行きがちなる。
肝心な定性面は置いてきぼりをくらったり、社内体制がおぼつかなかったり・・・。
特にスパルタで育ってきた50代なんて、もうそこに合わすのは難しい。
頭で理解している僕でもきっとそうなる。
そんな背景があるのは事実。
しかし、そこがクリアできれば解決できる問題でもない。
若者の多様化は僕らが思っている以上に進んでいる。
僕も学生に教える立場にあるが、
(一応ね)
仮に同じ大学の学生だとしても相当開きはあると感じる。
以前であれば大学ごとでレベル感(学力だけでなく意識や考え方)が近しい面はあったがそうではない。
そこも大きく二極化している。
成長意欲あたりが分かりやすいか。
成長意欲の高い学生は学生時代から多くの経験の中で、自分にとって理想とする働き方を描く。
もっともっと企業で活躍したい、多くを吸収したい。
そんな優秀な連中も多い。
それを許さないのが今の社会。
「ゆるい職場」に繋がる。
古屋氏によれば会社は好きだけど、離職する若者は多いという。
「不満」があって辞めるのではなく「不安」で辞めるのだ。
本書にはこのあたりのことが詳しく書かれており、納得せざるを得なかった。
他にも若者の特性やその中での育成方法も言及しているので、ぜひ、読んでもらいたい。
組織を束ねる経営者、マネージャーもそうだが、
僕らのような人材ビジネスを行う事業者は知っておいた方がいい。
それも理由のひとつになるが、
僕が会長を務める「ふるさと就職応援ネットワーク」の例会で古屋さんに講演頂く。
今からとても楽しみ。
少なくともFネット加盟会社のトップは課題図書だね。
いい勉強になりました。
ありがとうございました。
特別編のタイトルからして、普段とは少し違う横文字。
たまにはおめかしをして出掛けたいものです。
といっても高級レストランは似合いません。
何事もほどほどがいいのです。
その方が読者の好感度も上がりますし、参考にもして頂けます。
ケチ臭いわけではありません。
今回はミッドランドスクエアの裏にある三井ガーデンホテル名古屋プレミア。
18階のThe Living Room with SKY BARに行ってきました。
お願いしたのはもちろん窓側席。
眺めはこんな感じです。
もう少し違う角度だともっといい景色だったかもしれません。
なぜ、こちらを選んだのか?
お邪魔したのはお正月。
お正月に営業しているレストランは少なく選択肢は絞られてきます。
たまにはホテルでの食事もいいでしょう。
まずはスパークリングワインで乾杯。
アミューズ
チーズと栗のブリュレ。
なかなかやるじゃないか。
前菜
カリフラワームースとホタテ、甘海老のタルタル。
なかなかやるじゃないか。
スープ
白菜のポタージュ。
なかなかやるじゃないか。
魚料理
鱈のヴァプール マッシュルームコンソメ 白醤油のアクセント
なかなかやるじゃないか。
ここで白ワインを注文します。
飲みやすい日本産にしました。
肉料理
デュカパン粉を纏った渥美うまみ豚の炭火焼 冬根菜のミジョテ ジュ ド ポー
なかなかやるじゃないか。
そして、デザート
パティシエ特製デザート
なかなかやるじゃないか。
この日は家人の誕生日でした。
久しぶりに娘と息子を交えた家族でのお祝いです。
ここでゴマを擦っておけば平穏な一年になるのは間違いありません。
新年はスタートが肝心なのです。
バケットのお替りも頂きましたが、このようなコースではお腹は満たされません。
まだまだ食欲は尽きないようです。
中華にするか迷いましたが、二次会はホテルから近い焼肉屋さんにしました。
どこも混んでいますね。
3軒ほど電話をしましたが満席でした。
これで子供たちも満腹。
太っ腹な父親をアピールできました。
なかなかやるじゃないか。
そんな言葉しか出ない日もあります。
ごちそうさまでした。