これからも前向きに 名大社会長ブログ

ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」

随分とイメージが違った。
もっと理詰めで攻める固い人かと思っていた。
誰かといえば著者のソニー前社長の平井一夫氏。

大変失礼な言い方だが、大企業のトップとは思えない普通の人。
どちらかといえば僕に近い。
いや、いかん、それでは本当に失礼な物言いになってしまうが、読後の感想はそんなところ。

カリスマ経営者でも、本流を走ってきた人でも、強烈なリーダーシップを発揮する人でもない。
健全な危機意識を持ち、物事の優先順位を明確にし、
やるべきことをブレずに取り組んできた方。
大赤字に陥ってきた企業を任されたのだから相当なプレッシャーもあったと思うが、
それもあまり感じない。
自然体に粛々と改革を推進してきた。

著者の表現だけでは名門を復活させたダイナミックさはさほど感じない。
しかし、これは平井氏が自分の成功物語を遠慮がちに謙遜して書いているからだろう。
自分の手柄ではなく、周りの手柄だと・・・。
それも人柄の表れ?

きっと出井氏やストリンガー氏であれば、大袈裟に自分の実績をアピールしていたと思う。
いや、それも大変失礼な話か。
あくまでもイメージです。
作ったマスコミが悪いのです(笑)。

僕のブログだけでもソニー関連のネタは結構書いている。
代表的なのは「またか!ソニーショック」「切り捨てSONYを読む」
かなりネガティブな内容。

僕は営業時代、美濃加茂市にあったソニーイーエムシーエスに大変お世話になっていた。
20年前までは地域の代表的かつ憧れの企業。
そこが工場閉鎖となり、本体もリストラの嵐が吹き荒れた。
4~5年ほど前までは暗いニュースしか流れていなかった。

平井氏も就任当初は大きな赤字を抱え、
大胆なリストラを実行しないと会社を潰しかねない状況まで陥っていた。
そこからの立て直し。
壮絶な苦労はあったと思うし、恨まれることも多いはず。

主観的にと客観的にと会社を見るのは異なる。
外部は無責任に客観的な捉え方しかしない。
いくら主観的な正当性を語ったところで理解してもらえない。
そんなことを繰り返してきたはず。

平井氏はそんな状況の中で客観的に会社を分析しながら主観的に物事を進める。
それも熱くも冷たくもなく。
もちろん熱さは感じるが、そこにはドラマにありがちな熱血的なリーダーシップではない。
そんな持ち味だったからこそ、再生させることができたのではないだろうか。
ノスタルジーと決別し、メイン事業を売却するのも客観性に優れていたから。

やはりトップへの人事は変なしがらみはない方がいい。
そんな点も僕に近かったりして。
従業員16万人の会社と一緒にするな!
はい、すいませんでした・・・。

これだけ人材が揃う会社で本流にトップに相応しい人物はいなかったのか。
傍流の平井氏以外の人物はどうだったのだろうか。
これが不思議だし、最後まで分からなかった。

事実は小説より奇なり。
ちょっと例えはよくないか(笑)。
経済小説も面白いが、この類の方がより面白い。
体験に勝るものはない。

十分、楽しませてもらいました。

映画「由宇子の天秤」

観終わった後、「う~む」と唸ってしまった。
先日の「マスカレード・ナイト」と違い、かなり考えさせられた。
重い苦しさが体を覆った。

映画は「マスカレード・ナイト」のように娯楽性が高く楽しく終えられるのが理想。
一方で真逆の終わり方する映画もなくてはならない。
僕はどちらか選べと言われれば、後者を選んでしまうのかもしれない。
二者択一であれば「由宇子の天秤」を好きな作品で選ぶ。
自分ではまっとうな人間と思っているが、結構ひねくれているのかもしれない。

本作の問いは”正しさ”とは何か。
一般的に正義とか正しさには正解がある。
これが正しくて、これが間違っている。
子供でも分かる話。

それは上辺の解であって、実のところ”正しさ”なんて自分が勝手に思っていることに過ぎない。
立場や環境が変われば、その正しさは180度変わる。
それが現実であり、社会で生き続けるということ。
最終的には主観で判断するしかない。

本作はそれを観る者に突き刺してくる。
正義をかざすものが本当に正義なのか。
ただの偽善者じゃないのか。
立場を都合よく利用しているだけじゃないか。
そんなふうに思わせる。

毎日報道される世界的なニュースも目の前で起きる些細な出来事も、
大した差はなく自分勝手な正しさで動いていく。
悲しいかな、それに影響を受け、僕らはその視点で解を導き出す。

なんとも暗い話になってしまったが、映画はそれを主張しているように思える。
いやいや、なかなかの物語りじゃないですか・・・。

本作が世間でどれだけ注目されているかは分からない。
しかし、僕は何度となくミリオン座で予告編を観て、自分の中の必見映画となった。
間違いではなかった。

それは僕の中での正しさ。
もちろん瀧内公美という映画では輝く女優を見たいという思いもあった。
僕は彼女の屈託ない笑顔が好きだ。
但し、本作では作り笑顔くらいしか見られない。
過去の作品は大胆な絡みが話題となり、一昨年の「火口のふたり」では主演女優賞も獲得。
本作はそんなシーンも一切ない。

ドキュメンタリーディレクターとして正面からぶつかり、葛藤していくばかり。
それがまたいい。
身内にも関係者にも取材対象にもカメラやスマホで撮り続け真実を掴もうとする。
それが自分を苦しめることになっても・・・。

そして、映像は肝心な場面を映さない。
正面から表情を押さえるべきシーンも側からの撮影。
それがリアルさを醸し出したり。
ラストシーンは驚くね。

由宇子(瀧内公美)の父親は光石研。
これってどこかでと思ったが、「彼女の人生は間違いじゃない」でも父と娘を演じていた。

これは偶然?
これも天秤にかけてるの?
なんては思わないが(笑)、よく出来ている。

毎年、日本映画は秋に優秀作が上映される。
それは”正しい”ようだ。
自分の中の正しさだけだけど。

挑戦し続ける姿に感動

今週火曜日28日は西川塾二期生会の特別例会。
僕が所属する経営塾でイベントごととしては2年ぶりの開催。
コロナの影響でこの1年はほぼ活動休止。

最近になって再開し、その記念すべきイベントが今回の特別例会。

蜜を避けるため定員は40名に絞った。
名古屋クラウンホテルに塾生の他に若手経営者が集まり開催。

西川塾のトップである石黒事務局長の挨拶。

パネルで顔がよく分からないのがちょうどいい(笑)。

メインとなる第一部講演は共同ピーアール株式会社の谷鉄也社長。
西川塾のOBで僕もかれこれ15年ほどのお付き合い。
懇意にする経営者でこれだけ活躍しているのは谷さんが間違いなくトップ。
そんな方が身近に存在するだけでいい刺激にもなるし、より自分の不甲斐なさを感じる。

この講演では谷さん自身の生き様から西川塾での学び、
そして非上場企業が上場企業を買収するというスケールの大きい話まで多岐に亘った。
コンフィデンシャルな内容も含まれるのでブログで披露はできないが、
まるでドラマ「ハゲタカ」のような世界。
プロキシーファイトという言葉はよく耳にするが、それを実際に経験された話は初めて。

胸がキリキリする場を乗り越え経営権を取得し、現在に至る。
2018年、2019年には過去最高益を収め、このコロナ禍でも6月に本社を移転。
先日、僕も挨拶に伺ったが、隈研吾事務所デザインの超カッコいいオフィス。
ここでも大きな実績を上げているが、今も積極的にM&Aを仕掛けている。

谷さんは名古屋の最大手広告会社 株式会社新東通信の二代目。
父親はこの地区では知らない人がいないカリスマ創業者谷喜久郎氏。
とても迫力ある方で、未だに僕は挨拶の際に緊張する。

そんな方を父に持つ谷さんは色んな評価をされ多くの苦労をしてきた。
だが、それを跳ねのけるパワーは凄い。
一般的な二代目とは違うし、カリスマ創業者とは異なる能力を十分に発揮されている。
マーケッターとしてもさすが。
参加者の学びは大きかった。

第二部はトークセッション&ワーク、質疑応答。

なぜか僕が谷さんとトークセッションすることになった。
穿った見方をすればこれは事務局の嫌がらせ。
これまでの塾運営に厳しい意見を言っていたので、その仕返しを食らう形になった。
ここでは真面目な会話だけでなく、銀座の夜やモテなかった高校時代の話など幅広く聞かせてもらった。

参加者が満足したかは分からない。
仮に不満足だとしても責任は取らない(笑)。
ワーク後の質疑応答も絶えることなく予定の時間を遥かにオーバーして終了。
そこも責任は取らないよ(笑)。

個人的にはとても満足度の高い特別例会。
参加された方も同じ感想を持つはず。

谷社長、ありがとうございました。
次回はもっと掘り下げて聞きますね。

そうそう、28日はもうひとつ報告すべきことが・・・。
午前中は僕の謝罪会見。

いや、違う。
株式会社パフの株主総会が東京・九段下で開催された。
吉川体制になり一期が終了。
株主からの厳しい意見や質問もなく無事に株主総会も終えることができた。
あれだけ実績を出せば誰も文句はいえない。

僕も解任されることなく社外取締役は再任。
監査役に赤坂さんが就任し新たな体制で進めることになった。
28日には東京でも名古屋でも充実した時間。

下半期スタートは素晴らしいブログになったね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その196

緊急事態宣言解除まであと2日となりました。
まん延防止等重点措置に移行するかと思いましたが、完全に解除です。
よかったですね・・・。
これで安心することなく、対策を講じ夜も過ごしたいですね。

先週、紹介した「風来坊伏見駅店」さんを出るとこんな看板。
ようやく努力が実りました・・・。

値段も安く美味しく、かつお酒の種類も多いお店。
日土地ビルでは風来坊さんやテング酒場さんよりも古くから君臨しています。
地下1階の奥にある「越亭 弥彦」さんに行ってきました。

いかにも通が好みそうな店構えです。
夜もリーズナブルですが、ランチもサラリーマンに優しいお値段。
人気食べ物ブロガーも喜ぶ値段設定になっています。

日替わりランチをはじめ数多くのランチが楽しめます。
ここは直感で注文すべきでしょう。
目に入ってきた定食を迷うことなく注文します。
しばらくすると運ばれてきました。

あじフライ(2枚)定食 700円

あえて2枚と書く必要があるようです。
こちらにはあじフライ&鶏もも竜田揚げ定食もあるのです。
当然こちらは1枚になります。

2枚のあじフライもできれば食べ方を変えた方がいいですね。
1枚はウースターソース、もう1枚はタルタルソース。
これが正統派のあじフライの食べ方でしょう。
グーンと満足度は上がります。

一人余韻に浸っているとどんどん注文が入ってきます。
耳を澄ますと多くのお客さんが頼んでいるのは同じ。

「は~い、牛ハラミステーキ丼が入りました!」

そんな声が次から次へとと聞こえてくるのです。
気になって仕方ありません。
何日か眠れぬ夜を過ごした後、再び出掛けることにしました。

ここはキッパリ元気よく注文します。
「牛ハラミステーキ丼、ドンドン!」
一番人気の品が運ばれてきました。

牛ハラミステーキ丼 700円

このクオリティでこの価格は素晴らしいとしかいえません。
あっという間に平らげてしまいました。
爪楊枝でシャカシャカやりながらドリンクメニューを眺めます。

地元の日本酒も並んでいます。
今は希少価値となった而今を750円で飲ませてくれます。
作とは20円違い。

これは積極的に攻めなければなりません。
こちらのお店も夜にお邪魔できるといいですね。

ごちそうさまでした。
20円の差はなんでしょうね・・・。

ドラマ「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」

先日、「アキラとあきら」を観て、すっかりWOWWOW硬派ドラマにハマってしまった。
その第2弾がこれ。
ずっと前から気になっていたし、原作も読みたいと思っていた。

なかなかキッカケが掴めずここまできたが、レコメンドで表示され、一気に観てしまった。
NHKであればこんな社会派ドラマは制作するだろうが、基本的には仕事好きしか観ないようなドラマ。
それにまんまと乗っかって感動してしまう自分は仕事人間ということか。

ご存知のように本作は破綻した山一證券の闇をえぐった社会派ドラマ。
社名はそのままだが登場人物は架空。
フィクションではあるが実話を基に制作されている。
多少、大袈裟な演出はあるかもしれないが、
実際にこんな隠ぺいが企業内で繰り返されていた事実を知ると絶望的になる。

しかし、そこには悪があるわけではなく、あくまでも自分たちの正義が成り立つから質が悪い。
僕が当時の会長、社長だったらどう行動するだろうか。
同じような行動をするだろうか。

冷静に客観的な立場であればNOといえるが、いざ、当事者となると貫けられるだろうか。
景気が回復し株価が上昇すればすべてがうやむやになりなんら問題は起きない。
そんな認識は当然浮かび上がる。

時代のせいだと・・・。
そんなことを言ってしまえば全て時代のせいにすればいい。
今、状況が良くないのはコロナのせい。
それで許されるのであればどれだけ楽なことか。

コロナでもバブル崩壊でもリーマンショックでも責任は自分で取るしかない。
だが、一度、美味しい思いをしてしまうと抜け出せなくなるんだろうね。
妙なエリート意識も邪魔するだろうし・・・。

ドラマのテーマはそこではないが、この6話を一気に観ながらそんなことを感じた。
江口洋介扮する梶井本部長以下、業務監理本部のメンバーはすこぶるカッコいい。
実際は周りに翻弄されながら、迷ったり嘆いたりするが、
最後まで諦めず貫く姿には素直に感動する。

仕事人の誇りを感じる。
事実も違いはないだろう。
こうした人がいる限り、本来の意味の正義は守られる。
それが正直な姿。
僕がもし業務監理本部に所属をしていたなら同じ行動をしたと思う。

だが、それは1997年当時だからできたのもかもしれない。
これも要らぬ詮索だが、今のこの環境下で同じ行動が許されるだろうか。
深夜も休日も関係なく働き続ける。

その正義は”働き方改革”の名のもとにブラックにすり替わり、
バッシングの要因になってしまうのではと勘ぐってしまう。
より効率的な業務は可能かと思うが、世間の反発も起きないわけではない。
これも余計なことだが、そんなことを感じてしまったり。

90年代だから描くことができたドラマ。
梶井本部長もその時代に熱い人だったから、結果としてヒーローにもなれたのかと・・・。
ただこの姿勢は失ってはいけない。
時代が変われども、貫く姿勢は変わらない。

10年後、その時の20代がこのドラマに感動するかどうかは不明だが、
個人的にはいつまでも感動してもらいたいと思う。
最後まで自らを信じて正義を貫いていきたいね。
誤った正義じゃなくて・・・。

映画「マスカレード・ナイト」

前作を観たのが2年半前。
当時のブログで素直に楽しめる娯楽作品と書いている。
今回もそれは同様。
何も考えることなく、考えながら観ることができる。

固くも柔らかくもなく、社会的メッセージがあるわけでもない。
時にはそんな楽しみ方ができる映画は必要。
僕の上映時の並びの席には家族連れがいたし。
それも大人の家族。
そんなふうに観れる映画は少ないと思う。

なにかと豪華キャストが話題になるが、作品とはほぼ関係のない出演者も多い。
明石家さんまや田中みな実なんてストーリーとの結びつきはゼロだが、これもサービス精神。
ちょっとした話題にもなる。
本作はそれでOK。

それに本作には僕の好きな女優さんも多数出演している。
主演の長澤まさみは当然のこと、麻生久美子、中村アン、他にも魅力的な女優さんが多い。
中村アンは伏線があるとはいえ、映画自体には関係ない。
でも僕はあのセクシーな背中にクラクラで、それだけで映画に満足。
最初の10分で打ちのめされる観客はそうはいない(笑)。

本作はホテル・コルテシア東京の大晦日を描く。
基本的には一日の出来事。
それもホテルの中の密室劇。

僕らは登場人物に翻弄されながら緊張状態で映画の中に入っていくが、
この状況を作り出すのは相当難しいはず。
決まった箱だけの展開は制限も多く演出の限界もある。

しかし、そこを逆手に取っているように思える。
ホテルの表側と裏側、フロントと客室、同じ服装のホテルマンと警察。
互いの正義をぶつけ合い、入り混じる関係性が展開を拒み加速化させる。
何をいってるか分かんないよね(笑)。

僕は最後まで分からなかったが、最初から犯人が分かった観客はいるのだろうか?
途中でもいいけど。
騙されたわけではないが、あんな結末とはね・・・。
あの豹変さもステキだけど。

まあ、これも観てのお楽しみですね。
果たしてこのシリーズは続くのか?
それを予感させる分かり方だし。

続くとしたら長澤まさみは大変。
「コンフィデンシャルマンJP」もあるし。
彼女は歳を取れないね。
あの美しさをいつまでも保ってもらいたいし。

数年後の次回作を期待しながら。

「隈研吾展」へ

先日、少し空いた時間を利用して東京国立近代美術館へ。

皇居RUNをする際、目の前を通っているが、人生55年で初めて出向いた。
もっと芸術に関心を持たねばならない。
6月18日から9月26日までは「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」が開催。
このブログで知った方、もうすぐ終わるよ。急げ!

東京オリンピックに合わせての展覧会なので話題性も高い。
隈研吾氏といえば国立競技場の建築で有名だが、
これまでも数々の建築物の設計に携われ日本を代表する建築家。

雲の上の存在のようだが、そうでもない。
身近なところでいえば、先日お邪魔した共同ピーアール株式会社のエントランスホールも
両口屋是清東山店も設計されている。
誤解を招くようなことをいってはいけない。
たまたま懇意にさせてもらう経営者が関わっているだけで、僕には何ら関係はない。

やはり雲の上の存在。
失礼しました。
それでも勝手に親近感が湧くのは許してもらいたい(笑)。

コロナ禍でもあり当日は入場制限。
常設の美術館は自由に回れるが、展覧会は整理券で入場時間が限定されていた。
まずは美術館から。
いきなり「眺めのよい部屋」の看板に導かれ休憩室へ。

眺めがいいといっても皇居周辺とランナーが見れるだけ。
館内は写真が撮れる場所とそうでない場所がある。
お約束事は守る。

時代ごとに分けられた特別展示の重要文化財指定作品が並ぶ。

教科書でしか見たことがない横山大観や東山魁夷の作品も展示。
近代アートもね。
正直、僕はレベルに達していないが、こういった芸術も分からないなりに触れる。
それを繰り返す。
そうすることで理解は進む。
と思いたい。

そして、隈研吾展。
かなりの行列。

こちらも撮影可と不可に分かれている。
ネコの5原則って何だ!という方はHPのご確認を。

建築系の学生なのか、芸術系の学生なのか、模型を観察しながら懸命にメモっていた。
学びがあるんだろうね。
さすがに実物はないけど。

許可が下りている展示物を簡単に紹介。

役所や駅、大学、スターバックス等、直接目に触れることができる施設も多い。
高輪ゲートウェイ駅なんて、すぐ行けてしまう。
それが日常になると有難味もなくなるのかもね。

しかし、見ているだけで居心地の良さを感じる。
富岡市役所なんて役所の固さを全く感じさせないし。
こういったことを大胆に行えると地域社会も変わるんだろうね。

どこかのタイミングでいろんな施設にもお邪魔したい。
それも朝と夕方の光の射す違いを確認しながら。
その建築物が人を癒す場となる。
公共性が高ければ、もっとみんなハッピーになるかもね。

素人が感じるのはそれくらい。
そこに真剣に向き合う人がいるということと・・・。

国内には見るべき場所は限りなくある。
ちょいちょいそんな時間を創れるといいいね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その195

緊急事態宣言となり夜の営業時間が短くなりました。
9月末まで休業のお店も多いですね。
少しでもお客さんを増やすためにランチ営業を始めたお店もあります。

こちらがランチをやっているなんて、友人のインスタグラムを見るまでは知りませんでした。
地下鉄伏見駅に向かいます。

地下鉄には月に1回乗るかどうか、そんな状況になってしまいました。
伏見駅に隣接するのが日土地ビル。
地下にある「風来坊伏見駅店」に行ってきました。

名古屋メシの代表として手羽先が挙げられます。
そこで人気を二分するのが、やまちゃんと風来坊。
酒場ではやまちゃん派か風来坊派か激論するシーンがよく見られました。
そんな激論を再見できる時期は近いのでしょうか。

ちなみに人気食べ物ブロガーは両方好きですが、風来坊派でもあります。
しかし、やまちゃんの社長の前ではいとも簡単に鞍替えします。
名古屋で商売をするからには当然の行為でしょう。

こちらのお店は遠方からお客さんが来られる時、よく利用していました。
風来坊の手羽先は喜んでもらえるのです。
手羽先にはやっぱりビール。
待ち遠しいですね。

それは後しばらくの我慢として今回はランチ。

ランチに手羽先はありません。
ご飯のおかずには不向きなようです。
どうしても手羽先のイメージが先行するお店。
どのランチにするかは迷いどころです。
ここは正統派で攻めましょう。

刺身唐揚定食 800円

まぐろ、サーモン、はまちと大ぶりの唐揚げ、煮物、漬物という正統派。
当たり前のようでこのようなランチも久しぶりのような・・・。
何か特徴があるわけではありませんが、普通に美味しく頂きました。
今回、注文しませんでしたが、親子丼はお値打ちで美味しそうでした。

店内スタッフはやたら元気に接客してくれます。
気持ちいい対応です。
しかし、なんだか力が有り余っているような気がしてなりません。

誰しもが美味しく手羽先を食べ、
ビールをグビグビ飲むのを待ち望んでいるのでしょう。
あと9日間のガマンと思っていたいですね。

ごちそうさまでした。

効果的な事業承継ができたらいいね

先週木曜日は「第5回 名古屋ファミリービジネス研究会day3」。
今回より検温器も設置。

つい先日スタートしたつもりだったが、これで折り返し。
ちなみにday1はブランディングで、day2はファミリーの関係性
2回とも満足度が高い研究会を提供できた。

これは自画自賛ではなく、参加頂くみなさんの意見を集約したもの。
アンケート結果もそうだが、その後の取り組みも重要。
研究会の最初の30分は僕のくだらないネタを披露しながら、
前回の振り返りを行い、参加者にその後の経過を発表してもらう。

day2の学びをすぐに実践に移された会社や経営者、家族があり、その成果を共有。
みなさん、一堂に感動。
詳細はいえないが、その行動力や発言につい嬉しくなってしまう。
改めて自画自賛。

それは今回の研究会も同様。
day3は事務局メンバーでもあるグロースリンク税理士法人代表の鶴田幸久氏。

今や名古屋で一番成長している税理士事務所といっても過言ではない。
つい先日も経営統合により大阪事務所を増設された。
そのあたり詳しい話も面白いが、ブログでは内緒。
ゴメンね。

前2回の研究会はヒト、モノの内容だったが、今回はカネ。
誰も綺麗ごとで済むわけではなく、経営者の年齢や経験に関係なく相続対策はついて回る。
それはする側もされる側も重要。
まだまだ先だと思っていたり、露骨にお金の話は家族間でも憚れる面はあるが、
避けては通れないし、いざという時のためにも知識は付けておかねばならない。

僕のような財産のない者でも対策した方がいいし、ましてや由緒正しき参加者は万全な対策が必要。
そのあたりを鶴田さんは様々な事例を交えながら分かりやすく説明。
税関係に疎い僕でも十分理解することができたし、危機感も芽生えてきた。
明日倒れないとも限らないしね。

そして、より大切になるのが事業承継。
それを今回はお金の面から理解を深める。
自社株の評価であったり、納税猶予の特例であったり。
2018年度の税制改正により納税猶予の特例が新設され、その対応も検討していかねばならない。

手間と時間が掛かるので税理士によっては積極的に取り組まないみたいだが、
具体的なイメージを持ちながら計画を立て実行せねばならない。
やはり関心が高いのか、多くの方からいろんな質問が出たり。

会社により課題は異なるので、グループで取り組みの話を聞くだけでも勉強になった。
うちはうちなりの問題を抱えてはいるが、まだシンプルなのかもしれない。
難しい問題はついて回るね。

そんなことも含め、今回の宿題は事業承継計画の作成。
まあまあ、ハードな内容。
完璧な計画まで求めてはいないが、ここで先々を描くことが重要。
僕がエラそうにいうことではないが、次回以降の大きなテーマになってきたり。

それでもみなさんの積極的な態度で手ごたえは感じるし、学びも十分であったと認識。
アンケートの満足度も全員が5段階評価の5だったし・・・。

鶴田さん、お疲れ様でした。
あと、2回、みんなで盛り上げていきましょう。

奥三河を堪能する

この三連休は何の予定もない。
家にじっとしているのも悪くはないが、
台風14号も過ぎ去り、外に出たい気持ちは抑えられない。

緊急事態宣言中のため遠出は難しい。
それでは愛知県内でどこかないかと「愛知県 穴場」と探ってみた。
そこに表示された知らないスポット。
昨日、家人と向かうことにした。

向かった先は新城市。
近くで遠い。
10年ほど前に同行でOSGさんにお邪魔したくらいじゃないか・・・。

そこを越え、湯谷温泉の近くにあるのが「阿寺の七滝」。
全く知らなかった。
「日本の滝100選」にも選ばれ、天然記念物に指定されている。

狭い山道を抜けたどり着くと駐車場にはこんなBOXが。

人の良心に任せ無人。
そこから数百メートル歩き、滝に向かう。
昨日は本来、晴マークだったが、その周辺はパラパラと雨模様。

それでも自然を十分楽しむことができた。

これが「阿寺の七滝」。

マイナスイオンを浴びながら、しばらく何も考えずボーっと眺める。
とりあえず家族サービス、いや、休日の外出目的は完了。

それで帰るのはもったいない。
近くで昼食を取ることに。
湯谷温泉にある「田舎茶屋まつや」さんで、名物の五平餅、こんにゃくの田楽、そばを頂いた。

無人駅に立ち寄るが誰もおらず。

電車は2時間に1本しか走っていない。
余裕があれば電車でこの付近の旅館に泊まってもいいかもね。

次に向かったのが設楽町にある「関谷醸造 本社蔵」。

愛知県ではもっとも有名な酒蔵。
少し前に頂いた井上電設さんの60周年記念もこちらのお酒。
想像以上に本社蔵は小さかった。
イメージばかり膨らんでいた。
ここでしか買えない純米吟醸とスパークリングを購入。
明日以降の楽しみとしたい。

途中に寄った道の駅は期待とは違っていた(笑)。
そして、最後は豊川稲荷。

ここだけの話だが初めての参拝。
近くて遠いんだよね。
商売繫盛と事業繫栄を祈願する。
コロナが収まることも・・・。

一年を通して一番静かな時期なのかもね。
これからはちょくちょくお参りさせて頂きます。

こうして東三河、奥三河を一日で駆け巡った。
もっと寄る場所はある思うが、昨日はここまで。
愛知県にも知らない土地がまだまだ存在する。
落ち着いたらもっと行動していきたいね。

東三河は随分遠い気もしたが、自宅近くのICから豊川ICまでは1時間も掛からない。
遠くて近いのだ。
一日中、運転するのは疲れるけど。
充実した休日の過ごし方だった。

さて、今日は何をするか。
読書でもしながらのんびりさせてもらおう。
久々に10kmRUNもするけどね。