グループディスカッション(以下GD)は5人〜8人くらいまででグループを作り、
与えられた議題に対して議論し、制限時間以内に結論を出す選考のスタイルです。
企業の評価ポイント、注意するポイント、主な一連の流れ等、GD突破に欠かせないポイントを見ていきましょう。
社会人になると、チームで仕事をすることも増えていきます。チームの人の意見に耳を傾けながらも、自分の意見を発信していくことが求められます。GDでは、そういった集団の中でのコミュニケーション能力を見極めるために実施されます。
したがって、チームの中で仕事をする上で必要になる協調性や柔軟な発想力、リーダーシップなどが問われています。具体的には以下のようなポイントが評価されます。
- 自分の意見をはっきり簡潔にわかりやすく伝えられるか
- 人の意見を聞くことができているか
- 周囲への心遣いができているか
- ビジネスの場に適した言葉遣いや表現ができているか
- 議論が横道にそれた場合に、軌道修正できるか
- 的を射たアイデアを出すことができているか
面接官は1~2人、受験者は5~8人、試験時間は30分~1時間程度が一般的。
- メンバーの自己紹介
- 役割分担と時間配分の決定
- 議題の確認をし、議論の方向性を決める
- メンバーが意見を出しあい、議論を深めていく
- みんなの意見を1つの結論としてまとめていく
- 代表者がグループとしての意見を発表!
GDでは、はじめに必要な役割を分担するのが一般的です
役割を担当する場合は、しっかりと役目を果たしつつ、自分の意見も言えるようにしよう!
メンバーの中で、司会やタイムキーパー、書記といった役割を担う場合は、役目を果たすことに専念するのではなく、自分の意見を述べることもおろそかにしないようにしましょう!
- 司会
- GD全体を通して進行を勤めます。メンバーの1人1人が発言できるように促し、意見を1つの方向性へとまとめられるように、サポートしていく役割です。また、司会はグループの代表として最終的な発表を担うことも多いため、結論を論理立ててわかりやすく説明するスキルも必要となります。
- タイムキーパー
- GDの制限時間を管理し、必要に応じて残り時間のアナウンスを行うのがタイムキーパーの役割です。時間を常に意識しなければなりませんが、自分の意見を出すことも忘れてはいけません。
- 書記
- 議論の中で出たメンバーの意見を記録し、整理していく役割です。結論をまとめていくために、客観的な目線でアドバイスするなど、場合に応じて議論の進行を補助します。
GDの目的は、議論を戦わせることではない!
GDで企業は学生さんに対して、メンバー1人1人が相手の意図をくみとり、最終的にグループとしての意見集約を達成できるかを期待しています。しかし、学生さんの中には、GDとは相手を論破する場だと勘違いしている人もいます。 もしメンバーの中で、反対意見ばかり出すメンバーがいたとしても、意見を戦わせるのではなく、グループ全員でベストな結論を出していこうという精神で、平和的に議論を進めていきましょう。グループの空気を読む能力も企業から評価されるポイントです。
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