株式会社パリカ <パリカ>
パリカは、名古屋にある繊維商社です。ファッションの都【パリ】と、
会社を運営するには【アメリカ】の合理主義を目指そうという意味を込め、パリとアメリカをかけてパリカです。
ヤングからキャリアのレディスアパレルに向けて、オリジナルの服生地を企画し、販売しています。
特にウールの企画には強みがあります。
会社の持っている空気感と自分の求めている空気感が合うかどうか、
それが雰囲気を見極めるカギです。
ー御社のどのポイントに惹かれたのですか?
パリカの会社説明会に参加した時、元気のある社員がこじんまりと集まり活気のある雰囲気を作り出している、そんな印象を受けました。
例えるならば、学園祭直前の忙しさと楽しさが同居しているような雰囲気。まさにパリカは自分が理想としている雰囲気のある会社でした。
私は、どちらかというと仕事や業界に絞らず、会社の雰囲気を重視して就職活動を行っていましたし、パリカから内定をもらった時はありがたいと感じました。
しかし、パリカの他にもう1社内定をもらっており、どうにも決めかねていた私は、
「自分に合う企業をさらに見極めるためにも、就職活動を続けよう」そう思い、2社とも内定を辞退しようと考えていました。
いざパリカに辞退の意思を伝えにいくと、当時パリカの採用担当をしていた専務は、自分が納得できるまで就職活動を続けてみてから最終的な判断を出してくれたらいいと言ってくれたのです。
その後、就職活動を続けたのですが、パリカを越える企業には出会えませんでした。
今となって考えてみると、“縁”があったのではないかと思います。
ー会社の中で自分はどんな存在なのですか?
私は総務の仕事をしています。
総務という仕事について学生さんから、どんな仕事をしているのか質問を受けることもありますが、総務の仕事は幅が広いことが特徴です。
言うなれば、営業以外の仕事を全般的に引き受けています。
私は先輩から総務の仕事を引き継ぎ、現在では1人で総務の仕事を担当しています。
1人で担当するようになって、抱える仕事の多さに辛いと感じていた時期もありました。
そのような大変な時期を乗り越えたあたりから、自分は会社にとってどのような存在になっていくべきか考えるようになりましたね。
考えた末にたどり着いた結論は、会社の潤滑油のような存在になることでした。
例えば、営業社員が営業に集中できるような体制づくり。
統一されていなかった社内の文書を整備し、一定のルールを作り、処理をしやすくしたり、
色々な社員の話を聞いて、備品の改善をしたりしています。
営業が、営業に注力できるように、潤滑油としての役割を意識して取り組んだ施策の1つです。
ー大変な時期もあった中で仕事を続けて来られた理由とは?
実は私、飽き性なのです(笑)。
就活をしていた時から、作業的にこなしていく仕事は自分には向いていないと思っていました。
その点、総務の仕事は幅が広いため性に合っていたのだと思います。
また、意外に思われるかもしれませんが、自分1人で総務の仕事を引き受けていることも仕事を続けられた大きな要因だと思います。
もちろん頼れる先輩も同僚もいないわけですから、責任は大きく、プレッシャーはあります。
ですが、その分自分の裁量で仕事を動かすことができますし、何より社内に競争相手がいないというのは自分にとって魅力的でした。
ー会社の雰囲気を見極めるためのポイントはありますか?
会社の持っている空気感と自分の求めている空気感が合うかどうか、それが雰囲気を見極めるカギです。
私の経験上、実際に肌で感じる空気感は当たっていることが多いと思います。
例えば、会社説明会などに参加する際、人事が来るまでの時間にその会社の社員の挨拶の仕方や仕事をしている様子など細かい部分に着目してみてください。
このような部分にこそ会社の実際の雰囲気が現れているのではないかと思います。