スポーツと歴史をこよなく愛し、
最近はglobeの歌を久しぶりに聞き倒し
頭の中が90年代の
キャリアコンサルタントの臼井です。
どこまでも限りなく降り積もる雪と
私の想い
少しでも伝えたくて、届けたくて
今年も長いブログの始まりです。
しゅっぱーつ!!
最初のネタはやはりスポーツ!
怪物松坂大輔がまさかの中日ドラゴンズ入団!
存在感が全国的には皆無になりつつある中日ドラゴンズの
露出が一気に増えて、早くも松坂効果を体感しています!
【朝日新聞社より】
しかしこの移籍は
松坂大輔への批判の声が大きくなっています。
恩知らず!
自分勝手!
などなど。
もう一人1月に入って電撃移籍をした
Jリーグ横浜Fマリノスから川崎フロンターレに移籍した日本代表候補の
齋藤学
【フットボールチャンネルより】
この2人の決断が
前所属先を裏切ったとファンに思われてしまっているのだ。
理由を推測すると、
松坂大輔は
・ソフトバンクとの契約が3年12億という契約ながら、故障続きで1軍登板は3年で
わずか1試合1イニング5失点の結果しか残していない。
・ソフトバンクとしては1チームがプロ契約できる枠は決まっており
その枠を投げられるかどうかわからわからない松坂に使うのは難しく
一度契約を解除し、コーチとして契約し、リハビリに専念してもらう案を
提案も、断って退団をしたと言われている
ソフトバンクが自由契約にしたわけなく、
松坂からソフトバンクの提案を断り、辞めると言ったことが大きな批判になっている。
断る権利があるのか!という事ではないでしょうか。
齋藤学は
・昨年退団した横浜のレジェンド中村俊輔がつけていた背番号10をつけたばかりだった。
・キャプテンに就任していた。
・にもかかわらず、ケガもありチームに貢献できないシーズンだった。
・海外移籍をしやすくするために一年契約にしていたので今回の移籍で移籍金が発生せず
チームに何も残さなかった。
・しかも移籍先が海外ではなく、同じ県内、いわゆる隣のチームである川崎へ移籍したこと。
これだけ見るとファンが怒るのも理解できる。
責任を全うしていないのはないのかと。
しかし彼らには彼らの主張や想いがあるだろう
松坂大輔は
一度コーチになる事は、現役選手でなくなることになる。
気持ちが切れ現役でありつづけなくリスクを回避したかったのだろう。
齋藤学は
若手優先の起用をするチーム方針の中で、
出場機会を失う事で、選手としての市場価値が下がり
ワールドカップ出場、海外移籍などの夢がかなわなくなる
リスクを回避すべく
かつ優勝を狙える高いレベルの中でやれる
川崎フロンターレへ移籍を決断したのだろう。
彼らは自分のキャリアを最優先しての決断だと思う。
残ろうと思えばおそらくチームに残る事はできただろう。
でも大事なのはチームに残る事、残れることではなく
必要とされるところで戦える。
控えではなくレギュラーのチャンスがある。
戦力として見られ、期待される環境ある。
成長できる環境がある。
自分を中心に考えた決断だと思います。
自分のキャリアと向き合って納得できるまでやりたいと考えた決断では
ないかと思う。
しかし一方で去られる側であるチームとしては
投資もして、期待していたのに、結果が出なかった以上
それ相応の評価しかできない。
自分の想いと違うからとか
評価されていないとか
チーム側の想いや、恩をまったく考慮していないで
出ていくのは自分勝手だと憤るのも理解できる。
特に日本では批判の対象となる。
一方で筋を通すことで、自分の思うキャリアではなくとも
居場所を得られる可能性も
あるのも日本のいいところだと思う。
でもそういう日本的な居心地よりも
自分のプロとしての想いを優先した決断だったと
思う。
企業と、社員の関係はここまでドライではないし
比較は難しい部分はある。
しかしサラリーマンと言えども
一時の居心地の良さに安住することで
成長機会を失い、成長を止めてしまうリスク
会社への依存だけが強くなるリスク
定年後の喪失感に襲われるリスク
自立し、自分で考え、決断する機会を
失う事で、受け身になり。キャリアが停滞
してしまうリスクを抱えてしまう。
自信ややりがいを喪失して定年を向かることで
依存していた居場所を失う事は
心身ともに失うものが大きくなるリスクを抱えている。
自分のキャリアを
考えないとリスクを抱える時代になっていると思う。
人生100年生活。
長い人生が続きます。
移籍、転職は当然リスクを伴う
キャリアを優先する際の方法として
移籍、転職だけが選択肢というわけでないでしょう。
しかし選択肢の一つというのは間違いないと思います。
そんなキャリアの悩みへ
転職という選択肢を提案させて頂くのが
僕の今の仕事です。
一度僕とそんな話をしませんか。