今年度名大社は、鈴鹿市の緊急雇用サポート事業を受託し、今月それが無事終わろうとしています。
こういう仕事はいつもの仕事とは異なる刺激があっていろんな学びがあるのですが、
今回はいつにも増して勉強になることが多かったです。
事業の一環として鈴鹿市での求人に特化した求人サイト作成して、現在鈴鹿市勤務の企業70社以上の求人を掲載しています。
まずこのコロナ禍で心配していましたが、採用意欲の高いコロナ禍でも元気な企業が鈴鹿市には多数あり、
予定よりも多くの情報を短期間で掲載することができました。
Web掲載するのは初めてという会社も多くあり、また何を掲載して良いのかわからない企業へのフォローの仕方なども含め、このコロナ禍では、普段の仕事とは違い直接訪問ができなかった為に、今回は多くの企業でオンライン取材を行い(病院や介護施設などは特にオンラインは有効)おかげで企業取材は、だいたいオンラインでいける手応えを感じました。
また、最近は企業側が素材も文章もちゃんと自社で表現できる企業が増えた印象です。
「Web上で出ていないとその企業は社会では無いことになる」は言い過ぎかもしれませんが、
言い換えればWeb上で存在感があれば、それこそ社会へ訴えかけることができるのが現在の状況です。
小さな地方の企業の中でもSNSなどでPRすることに長けた人がいて、
そこではちゃんと企業が応援していてオウンドメディア化している会社もあるんだなぁといろいろ勉強になりました。
が、一方でWeb上に何も痕跡がない企業も多く、ほんとうに存在するのか?不安になる企業もあります。
実際、BtoBの製造業は、Webでの存在感がなくても問題がない企業がまだたくさんあります。
ビジネスモデルとしては関係がなくてもリクルーティング時にはやっぱり不利ですし、
そこはまだまだやるべきことがたくさんあるなぁと感じました。
あと企業開拓などでは、鈴鹿市の行政の方々との民間企業との絆の広さと深さのようなものを感じました。
地方では、やっぱり行政の役割の重要性は今までも今後も変わらないですね。
そして名大社はいままで採用したい企業のための採用支援に重きをおいてきましたが、
今回初めて緊急雇用支援ということがメインでした。
いわば、企業支援重視から、求職者を支援するということに重きをおいた仕事でした。
やってみて大きな違いは、雇用支援は求職者の多種多様性です。
企業も千差万別ですが、求職者の多様さは企業の比ではないと思います。
それこそ16歳から60歳程度の幅広い求職者に、
学生、外国人、無職、在職、未経験者、経験者、ブランクがある人、ない人など様々な理由が加わります。
求める雇用形態だけでも幅広く、正社員、契約社員、パートアルバイト、派遣、独立支援方雇用など
幅広い働き方があります。
またあらかじめ分かっていましたが、鈴鹿のお土地柄で外国の方が多数イベントに来場されました。
あんまり就職イベントで外国の方がこんなに集まるのは初体験でしたので新鮮でしたが、
やっぱりなかなかビザや言葉の問題もあって支援が難しいところがあります。
企業への職域開発も大変重要だと思いました。
求職者の傾向性はいろいろありますが、それぞれの人たちの環境も特性も条件も様々で個別性がとても強い。
この個別性は、ある程度IT化、仕組み化するにしても、最後はマンパワーでの地道な個別支援が基本になるだろうと思います。今回は初めてオンライン就職相談をzoomで行い、外国の方々の相談も含め様々な求職者の方の声を聞くことができました。これからも、名大社は地方の企業支援&雇用支援をする仕事に取り組んで行くつもりです。
以上、高井でした。